周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ644 

2016/02/09
Tue. 23:12

先日のスペースCライブに来てくれた施設の利用者の一人が、朝のミーティングの時にぼくがライブの時に配った新曲「ヘルスよしの」の歌詞を出しながら(スペースCライブでは新曲の歌詞を配るのが定番)、みんなに「これはなかなかおもしろい歌なんだ」と言って、この歌のことをいきなり説明し出して驚いた。

これまでスペースCには、施設の利用者がたくさん観に来てくれたが、こんな風に「この歌が面白かった」と歌詞を示してみんなに公表してくれたのは初めて。
ただ残念ながら、その利用者がせっかく熱く「ヘルスよしの」について語ってくれても、周囲のみんなには「何のこっちゃ?」てな感じであったが(笑)。

昨年の今頃、ぼくは自宅アパートの部屋で10日近くも意識不明で倒れていた利用者を発見し、救命救急に入院させた際に身元引受人となり延命措置の判断を任されたが、唯一の肉親であるその人の父親に了解を得、出来れば一緒に判断してもらいたいと、父親が入院しているT大病院へ何度か通った(幸い利用者は4日目で意識が戻り一命を取りとめ、今はすっかり回復した)。

T大病院のJRの最寄駅が十条だったので、ぼくは重たい気持ちの帰り道に吸い込まれるように十条商店街に入り、商店街をぶらぶら歩いてはその商店街の活気や庶民の生活臭に癒された。
気持ちに余裕が出てからは、1個30円のコロッケをお土産に買って帰るようになってその商店街に寄るのが楽しみになった。

おそらくこの時からぼくは「いつか商店街の歌が書きたい」と思い出したのだろう。しかし、いかんせん十条商店街はソウブラメンバーの梅ちゃんが生まれ育った街の商店街ではあるが(お母様は商店街で働かれている)、何度か通ったぐらいのぼくでは歌を書くまでには至らず、その気持ちだけが残って、それが我が街よみうりランド前通り商店街とヘルスよしのと出会ったことで(十条商店街に比べ相当規模は小さいが)一気に燃え上がって歌になったのだと思う。歌はいつも「書きたい書きたい」と思って頭の端に置いておくと、こんな風に突然出来たりするから面白い。

ヘルスよしのの歌詞の3番は、商店街にあるお店をただ順不同に並べているけれど、実はこの歌詞がこの歌でぼくが一番歌いたいところでもある。小さな商店街でも、実はそこだけで庶民の生活が成り立つ小売店がちゃんと揃っているということ。イオンや大きなスーパーに行かなくても事足りる、しかも専門店が商店街にはあるということ。その豊かさを何より歌いたかった。そしてその小さな灯りを消さずにいてほしいという願いも込めて。

ぼくの働く小さな施設も、そんな商店街の小さなお店のような、福祉のよろずや(品揃えは多くないけれど)で居たいし、我が小さなバンドも明るすぎるライトは浴びることなく歌い続けるバンドでありたい。大型化に背を向け、やたら呼び掛けられる“ネットワーク化”には眉唾してこれからも近づかずにやって行こう。一人に届く歌を書いて行こう。

11日の吉祥寺のろライブ、14日の国分寺giee国分寺フォークジャンボリー、どちらもそんな思いに叶うステキな場所でのライブ。楽しみ楽しみ。

今宵のBGMは、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの「ラスタマン・ヴァイブレーション」。
先日2月6日はボブ・マーリーの誕生日だったと、ピーター・バラカン氏がラジオで言っていた。生きていれば71歳。ギンギンのじいさんになってレゲエしていただろうなぁと思う。でもこうして彼のみずみずしく艶のある声を聴いていると、彼はやっぱり生きていると思える。

BGドリンクはトマトジュースでした。ではまた、ロケンロール!

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