周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ635 

2016/01/20
Wed. 23:03

正月の温かさが嘘のように、ここに来て連日厳しい寒さが続いている。

しもやけの出来ない冬の薄気味悪さをちょっと前に嘆いたが、この急な寒さであっという間に足の指先とかかとにしもやけが出来て、それはそれでやはり辛い。この寒さの下、路上で夜を明かす人を思うとたまらない気持ちになる。凍え死なないでほしいと思う。こんな冬の夜に差し入れのおにぎりを持って夜の新宿の街を回る連絡会のみなさんを思う。

長女は明日から学校の行事で、2泊3日長野にスキーに出かける。もう何週間も前から憂鬱な気持ちになっていて、2日も家に帰れないのが辛くてたまらないと言う。もちろんスキーに興味もなくこれが人生最初で最後のスキーだともう決めてしまっている。
母ちゃんは幼少の頃、共産党主催のスキー教室に何度か行った事があるらしいが、長じてからは全くやっておらず、しかもぼくと一緒になってしまったので、もはやスキー場に行く事もやることもないと思っているみたい。

ぼくが18歳の頃“私をスキーに連れてって”などという実にお気楽バブリーな映画が流行り(主題歌は確かユーミン)、ぼくは「ケッ!」とか思ってツバ吐く気分だったのだが、なぜかそのお気楽映画を観た覚えがある(男子校の帰りに男友達と)。なんで観に行ったのか全く覚えがなく、同時上映作が目当てだったのかもしれないがそれも覚えていない。ただ、映画館のスクリーンで誰だかも忘れた男友達と確かに観に行った記憶だけが在る。主役は調べたら原田知世だったらしいが、それさえも覚えていない。
スキーをやりたいともスキー場に行きたいとも、これまで一ぺんも思ったことも無いので、ぼくの人生の一つの謎である。が、ここまで書いて何となく、その誰だかも忘れた男友達に「付き合ってくれ」と頼まれたような気がして来た。きっとそうに違いない。その逆に、ぼくが当時好きだった菊地桃子や斎藤由貴主演の映画に付き合ってもらったような気もする(アタシにもそんなミーハー時代があった)。

そんな遠い過去をさまよいつつ、晩酌の麦とホップゴールドをグビリとやって「まぁここらへんでは観られない景色でも楽しめば良いさ」と長女に言えば、「そんなのいい!アタシは家に帰って来ることだけを楽しみにするから!」と言いながら、几帳面にビニール袋にマジックで入れるモノを手書きしてからせっせと荷物をつめる。そして、母ちゃんの作った好物の鶏肉の塩麹焼きを食べては「あぁ、これで食べ納めか~」などと大げさに呟く。
それを見ていた次女まで、「アタシは中学生になっても絶対スキーなんか行かないよ!休むから」と宣言する。ぼくも母ちゃんも次女なら本当にやりかねないと思う。長女は自分が他人と違う価値観を持っていることを自覚しつつ、周囲を気にしてある程度合わせるが、次女は嫌なものは嫌とかなりハッキリ示す性質である。一番下の長男は果たしてどうだか…。まだ分からない。

とても痛ましいバス事故が起きた後でもあり、路面状況も心配だが、こちらも2日間長女の居ない我が家を過ごすのがちと寂しくもある。家が狭いゆえに毎日5人顔つき合わせ、肌寄せ合って暮らしているせいか、父も家が恋しくなるのでせいぜい外泊は2泊が精一杯なのだよ、娘よ。

今宵のBGMは夭折のシンガーソングライター、ティム・ハーディンの71年発表の名盤「電線の鳥」。レナード・コーエンのカバーであるタイトル曲始め、全曲とにかく深い諦念漂うそれでいてとってもあったかい音に満ちている。この痛々しさが行くところまで行ってしまい39歳の若さで世を去ったが、哀しみを見事に歌と音に出来た稀有なミュージシャンであることは間違いない。ぼくは大好きだ。

BGドリンクはほうじ茶でした。ではまた、ロケンロール!

追加ライブ告知!
2016年2月14日(日)
国分寺フォークジャンボリー 生活編
出演 五十嵐正史、小林直樹、館野公一、ぼけまる
18:00開場 18:30開演 投げ銭+ドリンクオーダー
国分寺giee 国分寺本町2-3-9三幸ビルB1 TEL042-326-0770
生活のうた歌い達4人のソロライブイベント!
きっと素敵なフォークジャンボリーになるでしょう。ぜひお見逃しなく!
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