周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ620 

2015/12/03
Thu. 22:53

今週はずっと、先週末の30年ぶりの中学校の同窓会を引きずっている。

特に今年の4月に亡くなった同級生の女の子の事を何べんも思い出している。
30年会っていなかったから、ぼくの中で思い出す彼女の姿は同じ青いジャージ姿の15歳の彼女である。彼女は15歳らしい溌剌さと無邪気さと、どことなく大人の色気も持ち合わせた女の子だった。

彼女に恋してはいなかったが、ぼくは彼女を好もしく思っていた。思い出すとまず浮かぶのは、2年の時の林間学校でやった夜の肝試しで同じチームになり、怖がる彼女がぼくの後ろでずっと体操着の裾を悲鳴を上げながら引っ張り続けいたこと。体操着が伸びてしまうほど引っ張られたが、彼女がグイグイ引っ張る感触は性に目覚めたばかりの少年にとって妙になまめかしく心地良かった。

その彼女がもうこの世に居ない。あんな健康的な笑顔をしていた彼女がこの世に居ないのだ。
ぼくはこの30年彼女に便りを出さなかったしもらいもしなかった。この同窓会に出なかったら、彼女が亡くなったこともずっと知らなかっただろう。

彼女は、今回の同窓会を企画した同級生たちとはずっと連絡を取り合っていて、この同窓会をとっても楽しみにしていたという。
けれど、自分の病の事は一切言わなかったそうだ。亡くなる直前には、30年前の同級生たちと連絡を取り合えたことがうれしかったと言ったらしい。彼女にとって中学時代は、中学時代の友人たちは宝物であった。ずっと逃れよう、忘れようとして来たぼくにはその気持ちは想像するしかない。

それにしても若すぎる。奇しくも部位こそ違うが死んだお袋と同じ病で、同じく自宅で家族に見守られて息を引き取った。けれど、お袋よりもまだ3つも若かった。45歳は早過ぎる。涙ぐみながら彼女の事を教えてくれた幼馴染みの様子から、彼らがずっと仲良く付き合っていたことが分かり、なんだか少しでも良かったなぁと思った。大切にしていたものに裏切られることなく、最後まで30年続いた友情に包まれていたことが何だか救いに思えたのだ。

前夜に吉祥寺のろで歌友いーはまゆきこと呑んでいる時、彼女が「こうして生きていることが奇跡なんだよ!」と言うのを「まぁそうだな」なんて言って聞きながら田苑お湯割りを呑んでいたのだが、翌日にまさかそれを痛感させられるとは。
ある時からぼくは、死んだ人を思い出しその人の事を思うことが何よりの供養だと信ずるようになったので、30年間一度も思い出す事の無かった彼女のことをこうして思い書くことで、ぼくなりの供養としたい。これからはしばしば彼女の事を思うだろう。
ぼくの中で永遠の15歳の彼女を、どこか甘酸っぱい思い出と共に。

君に会えて良かったよ。君を知ってて良かったよ。このまま忘れ去らずにみんなと再会出来て良かったよ。

今宵のBGMは、ザ・ウォーターボーイズの6枚組「フィッシャーマンズBOX」。87年発表の大名盤「フィッシャーマンズ・ブルーズ」の全レコーディング記録CD。ソウルフルなマイク・スコットの声が沁みる。そう言えばマイク・スコットは、あのろくでなし子さんの応援ソング“ロック・ロック・ろくでなし子”を書きユー・チューヴで公開している。良いね、マイク・スコット。良いね、ろくでなし子さん。

BGドリンクはトマトジュースでした。ではまた、ロケンロール!
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