周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ612 

2015/11/06
Fri. 22:58

毎年恒例の職場(主に精神障害者の通所する地域活動支援センター)の一泊旅行から無事帰宅。

1日のアトムフェスタに始まり、3日の活動写真ライブを経てようやく盛りだくさんの1週間が終わった。
施設の1泊旅行は、責任者としてのプレッシャーやストレスを除けば、天気にも恵まれ風光明媚な南房総を、束の間喧騒から離れて廻れた良い旅だったと言えるかもしれない。元千葉県民の千葉県知らず。南房総は海も山も実に穏やかな自然環境で訪れる者を包み、バスの車窓からどこまでも続く海岸線と集落を眺めながら「隠居するなら、いやそこまで行かなくても、ちょっと現実逃避するなら南房総が良いなぁ」等と勝手な妄想を膨らまし続けた。

東京は大田区にある職場からは、アクアラインを使うととっても近い南房総から夕方施設に戻り、留守電とメールをチェックしてみると、毎年とうきょう大会でライブに呼んでいただいているきょうされん(旧共同作業所全国連絡会)のO氏からのメールが転送されており、来年の法律(障害者総合支援法)の見直しに向けて議論が勝手に進む国の社会保障審議会において、ついに介護保険と障害者施策の統合があからさまにぶち上げられたことが書かれており、それに抵抗するべく11日に開かれる議員会館での全国集会への参加が呼びかけられていた。

ぼくがこの国にそもそも民主主義などないと確信するに至ったのは、障害者自立支援法に対する違憲訴訟で国と原告団とで交わした基本合意が、あまりにも無残に破棄された経験が大きく、今では福祉の現場で飯を喰らう多くの人がその違憲訴訟が起こされた闘いの事実さえ知らず、その違憲の法に従い生きているという、圧倒的に民主主義などよりも長いものに巻かれる既成事実のみが優先されるこの国の仕組みに絶望したからである。そう、ぼくはこの国の仕組みに対しては不信の塊であり、とことん絶望している。

現在も厚生労働省のHPで読める、2010年1月7日付で交わされた基本合意文書には、障害者自立支援法で規定された介護保険優先制度は廃止すること、将来的な介護保険との統合は前提としないことがはっきりと、国が原告団に誓った約束として明記されている。にもかかわらず、それを堂々と無視して、しかも社会保障審議会において国側の人間でない側(民主主義の民側?)からそういう発言がいくつも飛び出したと言う。曰く「障害者支援事業所が介護事業所になれることは良い」等。
こんな議論を、国の設置した審議会のテーブルで成り立っていること自体、こんな審議会がいつのまにやら召集されて力を持たされていること自体、どこに民主主義があると言うのだ?ちゃんちゃらおかしい話である。民の側なら良しなどと言うのもさらにちゃんちゃらおかしい。民を自称する奴らには、公僕よりももっとうんと性質の悪い奴らもウヨウヨしている。

昨夜遅くに一人でホテルの大浴場に入りに行くと、同じホテルに宿泊していた別の福祉施設の2人の職員らしき人たちが先客で居た(この時期は施設の宿泊行事シーズンで同業者と出くわすことが多い)。
離れた所で一人湯船に浸かっていると、2人が自分たちの職場での仕事論について意見を交わしているのが聞こえて来た。障害者への支援という自分の仕事のやり方について、変に感情移入的でなく手前のコンプレックスへの代償行為でもなく淡々と適度に熱を帯びて語り合っているその会話が、深夜の大浴場に心地よく響いていた。それは少なくとも銭勘定や数値目標などの話ではなかった。

10日の「基本合意・骨格提言の実現をめざす全国集会」には、何とか仕事のやりくりをつけて参加したいと思う。

今宵のBGMは、ルー・リードの78年発表のライブアルバム「テイク・ノー・プリズナーズ」。10人編成のビッグバンド(ちょうど同じ頃ディランもビックバンドでやっていた)を率いて、クールで熱く怒りや皮肉をぶちまけたようなルー・リード節が実にカッコイイ。日本の民主主義より、やっぱりアタシはロケンロールの真実をこそ信じる。紛れもない人間の本気のパフォーマンス(表現)がそこにはある。

BG酒は麦とホップゴールドでした。ではまた、ロケンロール!

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