周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ601 

2015/09/25
Fri. 23:37

沖縄のくわえさんから届いた、「速報 辺野古のたたかい2015年6月~8月」DVDを観る。

冒頭から激しさを増している海上保安庁(海猿)の暴力に怒りが込み上げる。
海面を泳いでいる新基地建設反対派市民目がけて海保のボートが突っ込んで来て、信じられないことに海に浮かぶ丸腰の生身の人間を轢いたのだ。
救急車がやって来て、海保に対して怒りの抗議を叫ぶ市民たち。1メートルも距離の無い所から人間として当然の怒声を浴びせられる海保の人間たちは、いつものサングラス越しに目の前にそんな真っ当な人間など居ないかのようにシカトを決め続ける。ここで何べんも繰り返されている光景だろう。そして何べん繰り返されようと決して許せない光景。

それでも、それだからこそキャンプシュワヴのゲート前で、辺野古の海上で止むことなく新基地建設反対の声は上がり続ける。送っていただいたDVDで1年を越えた抗議行動の様子を観続けて来たが、ぼくが映像を観た限り抗議行動を続ける市民側の意気は全く下がっておらず、闘争の熱量も観ているこちらを常に熱くさせる。防衛施設局側がどれだけ立ち塞がり市民を引きずり不当逮捕しても、抗議行動の面前にどれだけフェンスを築こうと、彼らは笑顔さえ浮かべて「やれるもんならやってみろ!」と吹き飛ばす。ぼくはその強さとしなやかさに、この抗議行動を続けさせていることへのいたたまれない気持ちと共に人間の在り方としての感動を覚える。沖縄は、きっとずっとこのような強さとしなやかさを持って在り続けて来たのだろうと思う。

ぼくは20歳の時に沖縄を一人旅した時、読谷村チビチリガマの前にあった右翼に壊されてしまった平和の像と、その前に置かれた一斗缶にペンキで書かれた「何度ぶんなぐられても立ち上がるんだ」という言葉を思い出す。ぼくはその光景と言葉に強烈に打たれ、そこに立ち尽くした。生まれて初めて人間としての闘争の現場を見た。それはぼくの原点として消えることのない体験だ。

くわえさんの便りには、8月の1か月間政府側と翁長県知事との集中協議のため中止された基地建設工事期間中も抗議行動は休むことなく続いた事と、ゲート前に集まる人たちでその間辺野古総合大学と称する学習講演会とコンサートが開かれ続けたと書いてある。講演の合間に必ずコンサートがあるのが実に沖縄らしいと思う。生活にとっても近いところに歌と音楽があるのも、ぼくが沖縄に惹かれ自分もまたかく在りたいと思っていることだ。
同封されていた辺野古総合大学のカリキュラムを見ると、うれしいことに我らが師匠知念良吉さんのコンサートも入っている。かの地で知念さんのあのギターと歌声が響く情景が目に浮かぶ。

そんな沖縄からの声を聞きながら、ひるがえって最近つくづく思うのは、東京は全くもって誘致するモノを間違えたということだ。
ぼくは東京オリンピックに猛然と反対する者で、実はオリンピック自体無くてよろしいと考える者だが、あのバカげた誘致騒動とこれまでに使われ、また今後使われるお金を含めてすべてをオリンピックでなく普天間基地の誘致運動に使うべきだったのだ。
とっくにアメリカに安保法制成立を約束していた屈折の愛国(売国)者の安倍晋三ならば、国会上空でオスプレイの利益陸訓練をさせるぐらいの気概とサービス精神を持って欲しかった。どうせやるならそこまでやって、対米隷属ながらいくらかでも沖縄の負担軽減を実現させたならば、ぼくは安倍晋三をちっとは認めるだろう。

今宵のBGMは、ジョン・フォガティ2007年発表のアルバム「リヴァイヴァル」。この人のピキピキ鳴るギターの音の歯切れ良さと、甲高くも切ない声はたまらない。時に良すぎるくらいの人柄がにじみ出ている人肌のロックアルバム。これも秋の夜長に最高最適な音楽です。音楽なしではやっぱり生きられないし暮らせない。

BG酒はブラックニッカハイボールでした。ではまた、ロケンロール!
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この記事に対するコメント

知事が埋め立て承認の取消の意思表明をした後から、県警の弾圧が激しくなっています。1週間で3人の逮捕。しかも勾留期間も延長されてきてます。22日に逮捕された外国男性は、妊娠7ヶ月の奥さんをかばおうとして不当逮捕されました。言葉の解らない本人にすれば、何が起きているのか解らないままの拘束だったはずです。女性は座り込みにも参加せず、撮影をしようとしているところを、混乱に巻き込まれて機動隊に引っ張られているところでした。ゲート前のテントが右翼に襲撃された時、警察は当初市民の方を制止し彼等を野放しにしていました。これが命を軽視するこの国の本性でしょう。
それでも私は淡々とこの島の今を生き、これからもこの地で生きて行くため声を挙げ、ここに立ち続けるんでしょう…。

くわえ #- | URL | 2015/09/27 18:00 * edit *

「それでも私は…」の言葉にくわえさんの根っこを見る気がします。
いつも声を、根のある言葉をありがとうございます。
こんな文章を書いた直後に、知念良吉さんの東京ライブの情報が入って来ました。師匠に会いに行きたいと思います。

五十嵐正史 #- | URL | 2015/09/30 00:17 * edit *

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