周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ600 

2015/09/21
Mon. 23:31

シルバーウィークとやらの連休、1ヶ月ぶりにゆっくり近所の森を歩く。

この前は夏休み最終日の8月19日に、何となく悪寒を感じつつそれでもみっちり歩いたら、翌々日から発熱して1週間ほど辛かったので、ここしばらくはみっちり歩きを自粛していた。
それでも団地突端の貴重なタマノカンアオイの群生するまほろばの森にはちょくちょく出かけて、秋の近づく森を満喫していた。

連休はありがたい面もあるが、休日の雰囲気に流されて想定外の出費をしてしまうのを常に用心する。出費を抑えるにはすなわち出かけない事が一番で、ベストは歩いて行ける範囲でお金のかからない風景を楽しむことだ。
それでも昨日などは、そろそろ買っておかなければならないギター弦を出費無しに調達しようと、町田のディスクユニオンでまず音楽本を売って、そのお金で弦を出来たら3セットパックを3つ買うという算段をして、重たい主にボブ・ディランに関するハードカバー本を6冊持って行った。首尾よく2500円になって3セットパックが2つは買える収入となったのだが、ついつい中古LPコーナーを覗いたのが運の尽き。欲しかったボブ・ディラン混迷期1986年の不人気作「ノック・アウト・ローデッド」と、ニールヤングがブルーノーツというバンドを率いて作った1988年発表のモダンブルーズの渋い作品「ディス・ノーツ・フォー・ユー」を、どちらもほぼ1000円で瞬く間に見つけてしまい、ぼくは迷わず懐に抱えた。ディランの方は発売当時のCDで持っているのだが、殺人事件に及ぼうとしているかのような痴話ゲンカ?風景を描いた意味不明なジャケットと、一生懸命なのは分かるが無理している面と弛緩した面の両方が出ている内容がどうにもぼくの心を惹き続けていて、あの意味不明なジャケットを大きなLPサイズで眺めつつ、レコードの音で聴きたいとずっと思っていた。

な~に、2枚買ってもまだ500円は弦に回せると言い聞かせ、ふとCDの中古コーナーを見やれば、ジョン・フォガティ―のCCR時代の曲のセルフカバー集がなんと500円で売っている。欲しかったCDだが、正規の値段で買うほどではないと思い、いつかどこかで中古を見つけたらと思っていたら、これまで見つけた中でも最安値の500円である。アタシは結局この3枚を売上金すべて使って買い、肝心のギター弦は自腹を切って3セットを1パックだけ買って帰った。心の中で先日のろで歌った竹内浩三詩“金がきたら”の一節「金は天下のまわりもんじゃ~!」を何べんも歌いながら。

町田から帰ると実に久しぶりにつげ義春氏のマンガ「無能の人 日の戯れ」(新潮文庫)を読む。その中の一篇「散歩の日々」で、一日300円しか持ち歩かない主人公の男が、魔がさして神社で労働者たちのやっていた賭け事に参戦し見事にスッカラカンになり、その夜頼まれた団地の盆踊り大会の夜店で焼きそばを張り切って作って売るものの、団地に寄付されるその売り上げ金からこっそり300円くすねてしまうオチに、やはり今回も涙が出そうになるほどじーんと来た。
そして、この主人公の散歩以外の日課である市民プール通いの何ともひなびた感じに憧れて、ぼくも子どもと夏の市民プール通いを始めたのだった。このみみっちさこそ、ぼくは世の中を変える鍵のような気がする。かつてぼくが20代の頃、つげ義春氏が言った「若者よ、大志を捨てて隠居しよう」という言葉には実際ずいぶん救われたしとっても安心したものだ。
この作品集は調布だけでなく、対岸の稲田堤も良く登場する(かつて住んでいた借家の目の前にある接骨院も出てくる)ので、つげ義春氏の作品の中でも最も好きなのである。

そんな昨日の出費の痛手も、今日一日レコードを聴いてすっかり癒され、森歩きでさらに気持ちは軽くなり満たされた。
今森は虫が降るように鳴いている。

今宵のBGMは、ニールヤング&ブルーノーツの「ディス・ノーツ・フォー・ユー」。これも20代の頃CDで持っていたけれどいつか手放してしまっていた。久々にLPで聴いたら実にカッコイイリズム&ブルーズアルバム。内容は確か、当時のアメリカのMTVを中心とした音楽業界の商業主義を強烈に批判したもので、マイケル・ジャクソンあたりをボロカスに歌っているのじゃなかったかな?ニールヤングのそういうところ好きです。

BG酒はブラックニッカのハイボールでした。ではまた、みみっちくもロケンロール!
スポンサーサイト

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://soulbrothers.blog137.fc2.com/tb.php/924-4978c040
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2017-10