周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

記念すべきママチャリカルキ10作目にして、ぼくが観てきた限りの最高傑作「麗しララバイ」。なにせ、台本を読んだ時点でアタシは泣いてしまったのだから。

まさに王道のチャリカルキワールドが全開であった。昭和のヒーローショーを軸に物語は展開して行き、登場人物は仲が良いのか悪いのか良く分からないそれぞれに問題を抱えた4兄妹たち。亡くなった母(麗(うらら)さん)への思いもバラバラ。長年抱えて来たわだかまりも葛藤も結局そのままに、何となく変化の兆しを見せて最後は長男の「でもまぁオッケーだよ」という言葉で何だかすべてが報われ救われたような気がして、ぼくは泣けてしまうのだった。

演出も実に上手かった。特に回想の母親役を女優の菅野さおりちゃんと男優森耕平君が交互に演じたところ。同じ一人の人間を全く違う印象を観る側に与えて演じ分ける。森君の母親役には最初驚いたが、この二役が母親の一筋縄では行かない多面性と複雑さを見事に引き出し、昭和の母親がみな決して京塚昌子のような分かりやすい存在でなかったリアルさを感じさせた。
子どもに「分かんねーよ!」と言わしめる母こそ、そんな部分があった母こそ本当なのだと、それゆえに問題を抱えたままの4兄妹たちも赦される存在になり得るのだ。

主役の長男を演じた久々復帰の森奎伍さん(好演!)を初め、次男役の大塚さん、長女役の菅野さおりちゃん、三男役の森耕平君(3役演じた彼の特に十達也は絶品であった)、このチャリカルキメンバーだからこその化学反応とお互いを信頼しきったがっぷりヨツ感が存分に発揮されていて、ぼくはこの劇団とダチであることが誇らしくてならなかった。

さて、ゲスト出演したソウブラは、冒頭に亡くなった母麗さんの飲み友達という設定(ぼくが勝手に設定)で登場し、架空の麗さんとの思い出話をペラペラしゃべりながら、手前みそだけれどドンピシャな選曲で3曲ライブをした。メンバーからは「しゃべりすぎ」とのやっかみも言われたが、ぼくはこの最高の話にちょっとでも絡みたくて、何だかんだ4作目のゲスト出演(回数で行くと6回)をさせてもらうアタシとしては、チャリカルキLOVEを思いきり表現しておきたかったのである。
観に来てくれた同僚のK田さんは、ぼくのしゃべりと選曲が事前に劇団と打ち合わせてあらかじめ作ってあったものだと思ったらしく、100%アドリブであることを明かしたらずいぶん驚いていた。へへ~ンてな感じである。

打ち上げも楽しく時を忘れ、気付けば0:00近く。「あぁ、明日仕事がなかったらなぁ」と思いつつ、チャリカルキ-のメンバー全員と熱く抱擁を交わして夜の新宿の街を駅に向かった。
チャリカルキのみなさん、心からお疲れ様!最高の作品をありがとう!出演させてくれてありがとう!

今宵のBGMはザ・ビートルズの「ホワイトアルバム」。戦争法案衆議院特別委員会強行採決のクソッタレな夜に、ジョンレノンのこの頃の声がどうしても聴きたくなってかけている。やっぱりロックはろくでなしの社会においても素晴らしい。さぁ、これからも個人のたたかいは続く。俺は絶対に息子を戦地に送らせない。周囲がどうだろうと世間がどうだろうと政治がどうだろうと絶対に。

BGドリンクはトマトジュースでした。ではまた、ロケンロール!
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2017-07