周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ583 

2015/07/03
Fri. 23:29

今週もいろいろあってようやっと暮れた。

先週は土日とライブだったため、休んだ気もせず月曜日を迎えたのだが、その月曜日(6月29日)は午後から厚労省の21階(だったかな?)の会議室で行われた障害者自立支援法違憲訴訟団と国(厚労省)との第7回定期協議の傍聴に参加した。

2010年の1月7日に、原告団と当時の民主党政権時の国とが合意文書を結ぶことで和解し、鳩山首相、長妻厚労大臣(共に当時)両名共に自立支援法の廃止を明言し、合意文書にも明文化して実質彼らは勝ったはずだった。ところが、国側はそれからわずか2年半後の2012年6月20日に、ほとんど中身を変えず名前を変えただけの「障害者総合支援法」を弱体化した民主党政権と自公との結託により強行可決してしまい、そのことをもって「自立支援法を廃止した」という茶番劇を堂々と演じてみせた。
最近また安保法制国会で名前を聞くようになった長妻元厚労大臣。この男は最近、厚労大臣当時にやることなすことすべて官僚たちに邪魔されて何も出来なかったという言い訳本を書いたようだが、そんなことでこの男の所業が許されるわけもない。少なくともぼくは決して許さない。

ぼくが書いた「まだ見ぬ兆しを待ちながら」という歌の中の、“それは確かに一度は勝ったはずなのに裏切られた者たち”というのは、多くの障害当事者と家族、弁護士からなるこの自立支援法違憲訴訟元原告団のことである。
それでも彼らはあきらめることなく、一度は制度改革の同じ席に着いた福祉団体や福祉を生業とする者たちの多くが、憲法違反と判断された法と寝て行く中、合意文書に明文化された原告団と国との定期協議を政権が変わろうと要求し、さすがに開催を断れない国は、自民党政権に代わってもほぼ年に2回の割合で続けて来た。
ぼくは傍聴の呼び掛けには極力都合をつけて参加するようにして来た。あの自立支援法と今も闘う者として訴訟団を応援したい気持ちと、最期の最期まで見届けたいという気持ちがないまぜになってぼくの中に渦巻いている。同じ気持ちの人もまだきっと居るのだろう、平日の午後でも傍聴席は100人以上の支援者たちで埋まった。

前回もそうであったが、自民党政権になって明らかに国(厚労省)側はこの訴訟団とのやりとりを当事者の一方でありながら、他人事の姿勢で会議に臨むようになっている。嫌々ながらの雰囲気は民主党時も同じだが明らかに「何を今さら」感をわざと出して(けれど巧妙に)出席している。その態度が腹立たしくて、前回までは傍聴席から怒りの声も飛んだが、今回は90分と言う限られた時間で実のある話し合いをするためか、静粛にみな議事を見守っていた。
現在訴訟団は、総合支援法の実際の運用を調査、監視しつつ、65歳を過ぎた障害者が有無を言わさずに介護保険に切り替えられて(介護保険の優先)、これまで受けてきた障害福祉サービスを受けられなくなってしまうケースについて国に徹底調査と改善を求めることを柱に、法によって福祉サービスの支給量が減らされた問題や、法の狭間に置かれた難病の問題について国に要望を続けている(実際訴訟団の要望により、野放しにされていた各自治体毎の実態調査は行われた)。

ぼくはそんな訴訟団の質問に全く応えず、いかにもとぼけた顔付でとんちんかんな答弁をただただ繰り返す(絶対にワザとだ)厚労省の田中という女性障害福祉課長に今回も腹わたが煮えくり返りそうになりながら、この女性の人生を勝手に妄想して村木厚子氏とも勝手に重ね合わせて心の中で吐き捨てた。狭量を承知で「俺の人生の方が100倍マシだ」と毒づいた。

本当は司法の場で約束された通り、法はとっくに廃止されているはずだったのに、今ではそのことを要望することさえ難しい状況にされてしまっている障害者自立支援法違憲訴訟団。今回の定期協議の前にはこの間に亡くなった3人の元原告の為の黙とうが行われた。
多くががらがらどんどんと事務と常識に流れ流されて行く中で、彼らの存在はいつまでも重要だと思う。特にこのニッポン低国においては。彼らもまた自らの在り方暮らし方生き方で闘っている。だから負けることはない。ぼくもまたそんな闘い方を続けて行きたい。

来年早々には現行障害者総合支援法の見直しが行われる。

今宵のBGMはウディ・ガスリーの5枚組CD。
ウディの声は実に不思議だ。古くも新しくもない。永久不変の歌としか言いようのない。16歳の高田渡少年が毎日毎日聴いていた声。その時からもちっとも古くなっていない声。

BG酒はホワイトハイボールでした。ではまた、ロケンロール!
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