周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ572 

2015/05/14
Thu. 23:01

新年度の慌ただしさが未だ終わらない。

NPO法人をやっている者は、5月に総会があり5月末までに財産の法務局登記、そして2年に1度の役員改選期に当たればその登記も必要で、さらに6月中に東京都へ報告書類の提出があるから、それが終わるまでは中々気が抜けない。
しかもぼくは、自分の所とスペースCの二つの法人の実務を担っているので単純に仕事は倍である(自分の所でやった手法を運用出来る面もあるけれど)。

その合間にも施設利用者等の相談、生活支援、入所者対応、関係機関との連絡調整等まさに福祉のよろず屋といった風で、毎日何かしら抜けが無いかヒヤヒヤしながらの綱渡り稼業である。
そしてそれらはここで何度も書いているけれど、こなした仕事の数や実績数にかかわらずもらえる補助金は一定額でびた一文も上がりはしない。儲け第一で考えたらやるだけ無駄に思えてしまうだろう。やってられないと思うかもしれない。

けれどぼくは毎日毎日飽きも懲りもせず(実際飽き飽きしたり、こりごりに思うことはしばしばあるが)この仕事をやっている。自分でもなぜだろう?と時々思う。しかもあえて自分でそうしているフシまである。
先日、育児休業から復帰した同志S嬢と久しぶりにゆっくり話した時(というか、アタシがたっぷり愚痴っただけだが)、この仕事の状況を思わず「まぁ、俺たちは補助金と言う名の施しをいただいて喰わしてもらいながら修行している坊さんみたいなものだな」と言ったのだが、まんざら当たらずとも遠からずだと思っている。

障害を抱えた(主に精神)人に対して、時には強く時にはわずかにその人の必要としていることを探りながら介入するのは、何年やってもマニュアルなど無く果てなき逡巡と自問自答が続くばかり。これを一介入何円などと換算すること等ぼくにはどう考えても出来ないし、した途端に何かがごそっと抜け落ちる気がしてならない。いや、福祉業界はとっくにそういう銭勘定業界になっているのであって、そんなことを呑気に今もって言っているぼくなどはまさに絶滅危惧種のタマノカンアオイなのだ。

今年は残念ながら中止になってしまった夏のイベント「リッカリッカ」を共同主催していた同業者の古い友人が、先日その件で電話をくれて疲れた声で「自分はやっぱり経営には向いていない」と言った。ぼくは笑いながら「そんなの今頃気付いたの?当たり前じゃん。向いてるわけないじゃん」と、その友人の変えられぬ人と成りを知っている者として言った。少しだけこんな人が疲れてしまう世の中にあらためて腹が立ち、同時に少しだけ「疲れてんじゃねぇよ!」とその人に発破をかけたい気持ちになりながら。

もちろん、アタシも疲れています。いつこのプレッシャーに耐えられなくなって倒れるかと不安になることもある。
だから修行なんだこれは。ホンと乞食坊主みたいだ。

つい先日、入院している施設利用者宅を必要に迫られ保健師と共に汗だく埃まみれになって片付け&掃除をした。
ご意見番の我が理事長から「あなたが抱え過ぎ」と指摘された件であり、実際ぼくも途方に暮れかけていたのだが、ぼくの呼びかけに応じて同世代の保健師が積極的に協力してくれた。ぼくとほぼ同じ年月、保健師として積んで来た経験やぼくの知り得ない技能を惜しみなく注いでくれて本当に助かった。一緒に埃まみれになりながら、大変だったけれど何だか不思議な連帯感を感じ、何か垣根や制度やマニュアルを超えた所で働いている実感があった。
これが福祉坊主を辞められない理由なのかもしれないと思った。

これからも絶滅危惧種として、タマノカンアオイと共に生きて行く。

今宵のBGMは、ピーター・バラカン氏が絶賛したヴァン・モリソンの新作「デュエッツ」。
ホントにこれ素晴らしすぎる。毎日毎日聴いている。毎日毎日ジ~ンとしている。毎日毎日魂が揺さぶられる。まさに「ヴァン、ザ・マン!」である。最高だ。

BGドリンクは無調整豆乳でした。ではまた、ロケンロール!
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