周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

今年の大森カフェスペースCライブでは、25周年を記念して意識して新旧織り交ぜて毎回一晩で「ソウブラの歴史を見せてやる!」的な意気込みを勝手に抱いている。

2回目である昨夜、あらためて気づいたのはそんなライブをことさら期待して来るお客さんばかりではない中で、それをやるのはよっぽど中身を練った上でやるか、コンパクトにするべきだということ。
個人的にはシンガーたるもの、自分のキャリアを歌い切るような長時間ライブをすることへの誘惑を絶ち難く、ましてや多作ゆえに過去作がどんどん歌われなくなってしまうので、なおさらたまにそんなスペシャルライブをやりたくなる。

しかしスペースCライブには、お母さんのお腹の中に居る時から来てくれている可愛い友人の子どもたちも来てくれるし(Yちゃん、今回も素敵なイラストありがとう!)、殊に最近は我が職場の利用者も多い。夜に長時間ライブを(しかも知らない歌ばかり)聴かすのはさすがに酷だな~と歌いながら何度か思った。けれど結局予定の本編20曲をそれなりに入り込んで歌い切り、職場の利用者氏お約束のアンコールの代わりの「アルコール!」コールをもらい、全21曲歌ってしまった。アンコールの“廃炉!”は腕がつりそうになるほどギターを掻き鳴らしブチ切れ演奏になってしまった。“やった感”はあった。でも反省もあった。身の程を知らねばならぬ。いつだって“お前が思っているほどお前はたいした奴じゃない”と自分に言い聞かせつつやって行くのだ。

それにしても、やると思ったら周囲を置いて行ってでもやらないと気の済まない性分は何とかならないものか?
もっと醒めてクールに25周年を歌わねば。

今日の昼間は近所の脱原発イベント「お日さま春祭り」でソロライブをして来た。
家族全員で3年前の第一回から参加している。
東電の電力に頼らないことをコンセプトに、今日は初めて太陽光バッテリーでステージの音響も賄ったが、あいにくの曇天で途中別発電機に切り替え、ぼくは自前の充電式アンプで4曲歌った。

短い時間だけれどここでのライブはとっても気持ちが良い。
多摩川べりの市営住宅前の公園が会場で、お客さんは市営住宅の住民が多く年齢層は高め。そして子どもたち。
脱原発といっても堅苦しいことなく、旨い食べ物の屋台が並び酒類も豊富。昨夜かなり呑んだので歌うまではノンアルコールだったぼくも、ライブ後はグビグビ呑んで、お祭り最後に無料で提供された生ビールもGETしてゴキゲン。
母ちゃんと子どもたちは、知り合いのやっている青空ヨガ教室に参加して気持ち良さそうに身体を伸ばしていた(アタシも見よう見まねでライブ前にちょっとやった)。

昨年からこのイベントで歌い出した「アリラン」を今年も歌えば、年配の方々が一緒に歌ってくれる。川崎は沖縄とも韓国朝鮮とも縁のある街。ぼくはその中心地川崎区で生まれた。
「余計な音」も、昨夜よりそれこそ余計な力を抜いて歌えた。この歌を歌う前に、下手に自分の浅知識で沖縄の現状を訴えてしまう傾向が自分では嫌で、もっとスッと歌で歌のみで提示したいと昨日の自分を反省していたので、それを変えられて良かった。それもたぶん、その時々のライブの環境から受ける影響も大きいのだろうが。

毎年和太鼓のグループを率いる方が主催ということもあって、この祭りでは太鼓演奏がいっぱい楽しめるのだが、今年は知的障害のあるプロの太鼓演奏者友野龍士さんの独奏ライブが実に素晴らしかった。
躍動感と親しみやすさと何とも歌心のある和太鼓で、しかも何となく和のビートよりもロックやラテンのビートを感じさせる独特の打法。思わず琉球太鼓の沖縄の元紫のメンバー宮永英一さんを思い出した。
それにしても彼は楽しげに、そして良く飲む。熱演後ぼくの所にもやって来て乾杯をした。またぜひ会いたいミュージシャン、来年も参加してほしい。

この公園の真ん前にある大好きな昭和のスーパーマーケット「文化堂」で晩酌用の惣菜を買って帰り、夕食前に森を歩き、バラカンビートを聴きながら晩酌夕食後には無声映画“ロストワールド”のギター付作業。90分やってやっとエンディングまで一応の曲が付けられた。めいっぱいがんばった(多少の独りよがりはあっても)土日。良くやったよ、マジで。お疲れさん、俺。

今宵のBGMはアンクル・チュぺロの92年発表のアコースティックアルバム“MARCH16-20,1992”。
BGドリンクはトマトジュースでした。ではまた、ロケンロール!

スペースCライブセットリスト
①たまゆら
②君と同じ
③これまでもこれからも
④HAO
⑤なけなしの自由
⑥余計な音
⑦再会の夜に
⑧もし音に力があるのなら
⑨少女とタマノカンアオイ

⑩水平線のない海(w森田)
⑪反対ロック
⑫この素晴らしくない世界で
⑬おとこの子は 詩 竹内浩三
⑭曇り空 詩 竹内浩三
⑮そして縁が残る
⑯みんなで一緒に貧しくなろう
⑰デモクラシ
⑱おもい 琉歌 桑江淳
⑲ONE GUITAR
⑳ひたぶるにただ 詩 竹内浩三
~アンコール~
㉑廃炉!

お日さま春祭りソロライブセットリスト
①廃炉!
②余計な音
③アリラン
④解放の歌
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この記事に対するコメント

途中から行って聴けたのが16曲,私はちょうど良かったです!(^^;)
唄う前に歌についてMCを聴けるのはライブならではの愉しさですが,時と場合により先ず歌を聴きたい!と思う事も。たまに歌を先ず聴かせた後「今の歌は,,,,」とMCする人もいて,時に良いやり方ですね。
またMCで関係ない話ばかりして歌の背景を語らずドンドン唄い,逆に歌についての興味がそそられたこともありました。

最近感じるのは,歌の独立性〜作り手が作った時の背景や気持ちとは別に,聴く者の中で歌を解釈し存在してゆくこと。歌って凄いですね。


スズキ #f3g/b1UA | URL | 2015/04/24 16:09 * edit *

スズキさんご来場ありがとうございました。
先日森田&梅ちゃんとのろで呑んだ時「歌い過ぎたと思えるくらいライブをさせてもらえるなんて幸せやで」と森田に言われ、「なるほど」と得心。
常に生き物のライブ、これからもあーでもないこーでもないと逡巡しながら挑戦し続けて行きます。
今度ぜひ「ライブからライブへ」共演しましょう!

五十嵐正史 #- | URL | 2015/04/26 01:08 * edit *

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