周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ561 

2015/04/10
Fri. 23:36

新年度の予算申請書類と理事会準備に追われた1週間が終わった。

朝も帰りも生田駅前では、12日投票の川崎市議会議員候補が、ただ手前の名前と「行ってらっしゃいませ!」か「お帰りなさいませ!」だけを連呼している。維新の会も民主も公明も自民もみな同じように手前の名前と「行ってらっしゃいませ!」「お帰りなさいませ!」ばかり。

思わずぼくは、候補者の首根っこをつかまえて「お前が人間を愚劣化して止まないクソッタレな政治世界に入り込んでまで成したい、已むに已まれぬ思いとは何なのだ!?それを語れバカヤロー!」とどやしつけたくなるのをこらえ、足早に通り過ぎ駅の中へと入って行く。
「ダメだ」と思う。争点はあり過ぎるというのに、今絶対に止めなければならない人間としての恥辱にまみれた愚行が現在進行形で進んでいるというのに、手前の名前だけを連呼して政治屋稼業に就職もしくは再雇用されようという連中ばかりとは。

そんな政治屋候補とそれを良しとする投票行動が、沖縄をフクシマを踏みつけにしているのに、犠牲のシステムを推進しているのに、相も変わらずなのだ。ぼくは不遜を承知で、震災直後の非常に対する漠然とした不安と不穏と、変化への胎動が人々の間に立ち込め、それを象徴するかのように薄暗かった街と駅が恋しく思えてならない。

今週東京新聞でも大きく取り上げられていた、政府見解を盛り込むことを検定で強制された中学校の教科書。
早速長女に、彼女が使う教育出版の歴史教科書を見せてもらった。
まず驚いたのは、サイズが大きくなり図柄豊富でポップになった教科書のたたずまいそのもののぼくの時代との違い。
ざっと二度の世界大戦以降の現代史を読んで引っかかったのは、今では関東軍の謀略で起こされたことが明白な盧溝橋事件が、さらっと日中の武力衝突とだけしか記述されていないことや(南京大虐殺にいたっては南京事件と称してわずか2行足らずの記述のみ)、別枠の小さなコラム欄で紹介されている関東大震災は、流言が広がり住民の組織した自警団や警察・軍隊によって多くの朝鮮人や中国人が殺される事件が起こったと記されているものの、コラム欄扱いゆえにオマケ感があり、とんでもない虐殺事件であるのに深く追求し学ばせる意図は感じない。

そして、新聞でも大きく取り上げられ安倍政権の意向で介入し記述強制させた、これまたコラム欄での北方領土と竹島、尖閣諸島。新聞で読んだ後だったからか、このコラムでこれらの島が日本固有の領土と唐突に紹介されていることに違和感。いかにもとってつけた感じがマンチクリン。しかし、関東大震災が同じコラム欄でこそっと流すかのように記載されているのと違い、こちらは逆にこそっと意図的に忍ばせた感じがする。要するにどちらも実にセコイやり方ということで共通しているわけだ。

一部で今回の教科書そのものがヘイト本とも騒がれているが、一読してヘイト本のような毒々しさはなく明らかな偏見だけで書かれているわけでもない。反対に文体はぼくらの時代よりソフトで親和的ですらある。「ヘイト本」という批判に対しては「これのどこがヘイト本だ!?」という反論が出来るような作りだ。おそらくそれも政権側の狙いでもあるだろう。彼らは決して簡単には尻尾を出さない。在特会の阿呆のようなあからさまな言説は使わない(時々ポロリはするが)。ヘイトスピーチに興じる在特会やネトウヨ連中は、安倍政権の噛ませ犬であり鉄砲玉に過ぎない。

教科書は検定制度が出来た時点でこうなる運命を持っていた。
しかし、歴史好きなぼくは検定教科書で歴史を勉強した覚えは一度もない。
面白かった本や大河ドラマや映画、そして教科書をはみ出し、ひたすら熱っぽく反逆者平将門を「将ちゃん」と呼んで手書きの資料で教えてくれた風変わりな中学の歴史教師や、右翼的な高校であったにもかかわらず君が代の歌詞の意味のクソさをぼくらに教え、やはり熱っぽく天皇制の嘘を教えてくれた教師のおかげなのである。たかが教科書と、それを蹴飛ばす人間が歴史を教えてくれたおかげなのである。

今宵のBGMは大好きなウォーレン・ジヴォンの2001年発表の「ライフル・キル・ヤ」。どこまでも病んだアメリカ社会を美しいメロディーで皮肉を込めて歌い続けたウォーレン・ジヴォン。今の日本にぴったりの音楽(ロック)だと思う。
BG酒はホワイトハイボール、明日は久々のソウブラスタジオ練習!ずっとこの日を待っていた。めいっぱいギター弾きまくって歌うぜロケンロール!
スポンサーサイト

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://soulbrothers.blog137.fc2.com/tb.php/849-8c0ce609
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2017-08