周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ559 

2015/04/05
Sun. 21:04

今週末はあいにくの花曇りに雨模様、恒例の阿佐ヶ谷あるぽらん花見も中止となり、その分単独行動はせずに家族と共に過ごす。

明日は長女の中学校の入学式に次女の新学期が始まる。長男の幼稚園は9日の木曜日から。
そんなこともあってか、何となく子どもたちが落ち着かず家族一緒に過ごしたがる。しかし我が家には一家でぜいたくする金はない。必要品以外に進級祝いを買ってやる余裕もない。父は頭を絞り、昨日はみんなで森の山桜を観に行った(って、ぜんぜん頭を絞ってない)。

団地の北端にあるまほろばの森に入れば、森の中を山桜の桜吹雪がハラハラと音もなく舞っていて、娘たちは歓声を上げて喜ぶ。それは何とも優しく美しい光景であった。
街路や市街地のソメイヨシノの花びらが、アスファルトの上に掃き捨てられるゴミとしてたまるのと違い、山桜の花びらは降り積もった大地に溶け還って行く。それだけでぼくの胸の内は静まり、散るソメイヨシノに何となく感じる妙な無残さや残念な気持ちを感じずに済んで助かる。

考えてみれば、ソメイヨシノより遥かに古くから、桜と言えば葉と共に在る山桜であったのだから(有名な吉野の桜も山桜である)、山桜見の方が精神的にしっくり来るのは当然かもしれない。
だからソメイヨシノ見には、酒宴が伴わなければとてもじゃないが気がもたないのではないだろうか?むろん、ぼくも酒宴を伴うソメイヨシノ見は嫌いではない。

森での山桜見の良さは、他の草木の春の躍動も共に味わえることに尽きる。森全体が春仕様で訪れる者を包んでくれる。ドングリは芽吹き、山吹がオレンジと黄色の中間色のまさに山吹色に咲き誇り、愛する絶滅危惧種タマノカンアオイは太古からの変わらぬ新葉をいくつも茂らせる。すっかりタマノカンアオイ通の息子は、ふだんは夕食の準備で同行出来ない母ちゃんに、ここぞとばかりに足元にひっそり茂るタマノカンアオイを目ざとく見つけては紹介している。

里山ボランティアの人たちが作った手作りのベンチと机のある休憩所で、長女の発案で家族5人の記念撮影をした。
考えてみると全員で写真を撮るのは初めてかもしれない。不精髭にジャージ&ヤッケ姿の父だけどことなく怪しげだが、みんな良い顔で写真に納まった。

始まって流れを掴んでしまえばどうってことないと思うのだが、特に中学生になる長女の不安や緊張は良く分かる。それに長女にくっついて行くように、ある時期なんかはそれこそ長女に学校に連れて行ってもらっていた次女も果たして独りで学校に行けるのか?昨年度所得基準では月額10000円だった保育料が、新基準で19000円になるという通知が届き、がっくり来てしまった1年きりの幼稚園にも、果たして息子は通うのか?子どもたち3人3様の4月であり、両親はさらに首を絞められた経済状況に暗たんたる気持ちになる4月である。しかし、今この時我ら5人は5人で春の森という安らぎの中に過ごしている。華やかなハリボテで一時の子供だましに散財した帰りに味わう、あの救いのない虚しさは全く感じずに済む。

たかが学校、たかが幼稚園、そしてたかが仕事、世界はそれだけでない。世界はそれで回っていない。
だから帰ってくればいい。

今宵のBGMは、ザ・ウォーターボーイズの「モダーン・ブルーズ」。いよいよ明日が渋谷クアトロでのライブ。ハッキリ言って仕事的にライブ行ってる場合じゃない。あらゆることがたて込んでいるので残業したって間に合わないような気がして来る。いや、上手く段取れば何とかなるかもしれない。けれどぼくはライブ行きます。迷うことなく。だって自分の人生にとってザ・ウォーターボーイズの方が断然重要だから。
それにしても今宵のバラカンビート、ブエナ・ビスタに始まりヴァン・モリソンが流れ、ザ・ウォーターボーイズが流れ、名盤片面コーナーではこれまた大好きなウォーレン・ジヴォンが!そしてその後ジョン・ハイアットまでかかるという、まさにぼくのための番組か!?と言いたくなるような選曲でした。ピーター・バラカン氏もラジオで明日クアトロに行くようなこと言っていたので、会えたらお礼の一つでも言おうかしら?

BGドリンクはトマトジュースでした。ではまた、ロケンロール!
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この記事に対するコメント

菜の花がたくさん咲いてますね。「春のうた」が自然と聞こえてきます。
僕の口約束も桜と散りました。結構前の話ですが。
夢は追いかけ続けると思います。アテしかないから。
出来ないのに諦められない事ってありますね。
森田さんおめでとうございます。

ソウルタイガー #- | URL | 2015/04/06 07:31 * edit *

「春のうた」は自分もこの時期必ず思い出します。
どこにも収録されていない未発表曲ですが、忘れ難い歌です。
口約束が散ったおかげでアタシは自分のあり様を見つけられた気がします。
森田君には、かつてウチら夫婦が仲間で祝ってもらった時のお礼が出来ました。良いパーティーでしたよ。

五十嵐正史 #- | URL | 2015/04/08 00:01 * edit *

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