周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロール553 

2015/03/20
Fri. 22:59

今日は長女の小学校の卒業式であった。

父は夜行きたいライブがあったが、長女から「卒業式に来ないんだから夕食くらい一緒に食べろ」と言われ、返す言葉もなく従うことになった。
と言っても今日も父は仕事で動きまくりヘトヘト状態。実際とても夜遊びに行く余力などは残されていなかった。

家に帰ると、我が家のおめでたい時定番の肉料理である薄切り肉を重ね合わせたなんちゃってトンカツが準備され、他にお稲荷さんや冷凍マンゴーのデザートまでご馳走が並んでいた。
父には大好物高地直送のカツオのたたきが晩酌のアテとして用意されており、帰宅早々疲れた体にテンションが上がる。
「いやぁご馳走だね」と言うと、母ちゃんが「実は…」とご馳走に至った経緯を話し出した。

それによると、無事卒業式から帰った長女(卒業生の多くは泣いていたそうだが、我が長女はまったく泣かなかったとか。父的には「それで良し。たかだか卒業ごときで流す涙など無い!」である)が不機嫌で、母ちゃんは何か嫌な事があったのかと心配したのだが、長女曰く「クラスの友だちのほとんどが、今夜は家族で外食してレストランや回転ずしで卒業を祝ってもらうのに、家にはそんな余裕はないからいつもの家で食べる夕食なのが悲しい」とのこと。
そこで母ちゃんは一計を案じ、今夜は長女の好きな料理を一緒に作ろうと提案したところ、にわかに機嫌が直り、父が帰宅した時には好物を前にご満悦になっていたのだった。

母ちゃんはしみじみと、「そろそろ複雑な年頃だから色々悩みを抱えているのかと思ったら、まだまだシンプルで良かったわ」と言うので、ぼくは「いやいや、複雑そうな理屈を付けてるだけで、本をただせば案外思春期の悩みなどシンプルなものさ。ただ理屈をつけ過ぎて本を忘れてしまうか分からなくなってしまう場合も多々ある。特に大人になってまでずっと引きずるタイプはね」と、もっともらしく応えてみる。ぼく自身ずっとやっかいな自分自身の物語を引きずり、その外に出るのに難儀した思いがあるのだ。

次女の「お姉ちゃん卒業おめでとう!」の乾杯の音頭で今宵の夕食は始まり、長女は自分で作ったという祝!卒業の紙飾りの下で、美味しそうにトンカツもどきとお稲荷さんをほおばった。
かつて相当なひねくれ坊主であった父は(その実ただただ自分を分かってもらいたかっただけだったのだが)、小さい頃から時折長女の見せる無防備な素直さが何ともまぶしく感じてならない。
変に大人びることはない。父や母に媚びることはない。顔色を一々うかがうことはない。思いきり思いきり子どもしてほしい。ちゃんと大人になるために…。

今宵のBGMは、タイの最高のバンドカラワンのリーダースラチャイさんのソロアルバム「ブック・イン・ユア・ネイム」。アコースティックなサウンドの中にもしっかりロックを感じる名盤。
すごく奔放でチョイ悪なイメージのスラチャイさんだけど、ぼくはなぜかスラチャイさんからめちゃくちゃ父力を感じる。ぼくにとっての理想のロック親父像である。それにしても、息子のカントゥラムはめちゃめちゃカッコ良かったな~。

BG酒は麦とホップでした。ではまた、ロケンロール!
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