周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

実に濃密な晩秋の土日ライブであった。

15日(土)は、3年ぶりとなるギターの森田君が働く陽和病院でのライブ。今回は、病院と地域の団体による実行委員会主催のイベント“ふれあいフェスタ”のトリとして1時間ライブをやった。

石神井公園駅からバスに乗り、最寄りのバス停から西東京らしい畑もある平地の中を陽和病院に向かう道がけっこう好き。
病院玄関入ってすぐにしつらえた手作りのステージ上では、地元のコーラスグループから女子高校生たちのアコースティックギター部、病院デイケアのバンド等入れ替わり立ち代わりパフォーマンスを繰り広げていた。

秋晴れの下、出店では定番フランクフルトに焼きそばや綿飴、長野から取り寄せた新鮮野菜が売られ、バザーコーナーなどもあって敷地をフルに活用してなかなかにぎやか。でもどこかゆったりと開放感があり、精神科病院のイベントでこんな風に地域の人に開かれ出入り自由な雰囲気は珍しいのではないかと思う。そんな中で女子高校生たちがアコギを掻き鳴らして「リンダリンダ」なんかを熱唱している様はなんだか清々しく、とっても好もしく感じた。若い時からこういうライブを経験しておくのは絶対イイ。

そんな良い雰囲気だから、ソウブラも気持ちよくライブさせてもらった。
ぼくらのライブに合わせて、森田君の働く病棟の入院患者さんたちが続々とやって来て会場はほぼ満員に。
患者さんからステージの森田君に向かって「いつ結婚するの?」なんていきなり声がかかるほどの彼のモテぶりはなかなかである。未だに彼は病院内では「王子」と思われているらしい(笑)。

それでもステージ前のお客さんの多くは車イスに乗った年配の入院患者さんたち。中には硬直したままなのか首が横に曲がった状態の方も居る。さて、ぼくらはいつものようにロックするべきか?一瞬迷うがそれをやるためにここに来た。1曲くらい馴染みの曲をとセットリストに入れておいた“上を向いて歩こう”は、この前のデイケアバンドさんが歌っていたので急きょ外したから、すべてソウブラオリジナル曲でライブをやるのだ。

ぼくはMCも含めて早急にならないように心がけて、1曲1曲丁寧に歌い演奏しようと思った。聴く側の集中力とか体調を変に意識してしまうと、どうしてもパフォーマンスが雑に落ち着きないものになりがちだ。
でも、歌いながら患者さんたちの顔を見ていると、みなさんとても穏やかな良い顔をして聴いてくれている。ノリノリになるわけではないけれど、笑顔でうなずきながら、中には手拍子してくれる人も居る。しんどそうな人は居ないみたいで、歌いながらとってもうれしい気持ちになって来る。こんな風に自分の歌を聴いて楽しんでもらえるのは、歌を書き歌う者冥利に尽きる。実際、義理でも付き合いでもなんでもなく聴いてもらえてナンボである。

結局全9曲歌い切り、ふれあいフェスタの最後を無事?飾ることが出来、3年ぶりの陽和病院にまた再会を約して、片付け作業に入ったふれあいフェスタを後にした。

この日はその後、ぼくと森田君の二人は一路与野を目指し、さいたまの江上さんが主催した佐藤GWAN博さんと花房青也の渾身のコラボライブを観に行った。時間に余裕があったので、駅前の養老の瀧で1時間半ばかりクイクイ酒を飲んで食って二人で打ち上げをした。この養老の雰囲気がまた良くて静かでメチャクチャほっこりしてしまった。そして、ライブは素晴らしかった。ぼくは、翌日のチャリカルキ公演のゲスト出演に向けて大いに刺激を受けて帰った。けれど、さすがにクタクタであった…。続く

今宵のBGMは、リチャード・トンプソンの1983年発表の「ハンド・オブ・カインドネス」。
この人の独特のギタープレイは、ハマると病み付きになる。しかもこの人ほとんど駄作がない。どのアルバムも渋く聴きごたえがある。そしてあのギターの音である。歌は諧謔と皮肉と社会風刺に満ちて、実に骨太でいかがわしく深い。来年2月にビルボードで来日ライブ決定とのこと、今度こそ絶対行くぞ~!

BGドリンクはトマトジュースでした。ではまた、ロケンロール!

ソウブラ陽和病院ふれあいフェスタセットリスト
①夜長
②そこからロック
③これまでもこれからも
④ほんたうのさいはひを求めて
⑤三ツ星さん 詩 竹内浩三
⑥日本が見えない 詩 竹内浩三
⑦再会の夜に 
⑧残された場所で
⑨結風
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