周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ479 

2014/08/07
Thu. 23:21

今週職場で、知己のN区議会議員と働く障害者の弁護団活動に取り組まれているS弁護士の訪問を受けた。

企業等で働く、主に精神障害者の現状と問題点についてぼくの話を聞きたいということで、小さな我が職場まで来ていただけるのは、正直うれしい。前にも書いたと思うが、こっちが正式に出した意見書にまともに答えずに、「一度ぜひ伺って話をさせて下さい」と言ったきり無しの礫のK産党区議団のようながっかりさせてくれる人たちも多い世の中である。
ぼくのように何らネットワークを自ら作らず、ただ現場で動き回りその実感をのみ発信している人間の声を聞いて読んでくれる人が居て初めて、ぼくの目指す繋がりと連携と協働が始まるのだ。

N区議会議員から「彼は、この大田区で唯一最後まで障害者自立支援法を拒否し続けて、とうとう大田区に独自の事業を認めさせたのよ」と弁護士氏に紹介してもらい、アタシはこそばゆいやら照れくさいやらであったが、見る人からはそんな風に見られているのかと思うと、改めて身が引き締まると言うか、悪法に逆らった自分の言動に悔いなしの感に堪えなかった。逆らって結局1円も得してないし良い目も見てないし、まぁ、もう今さらって言うか死ぬまで日和ることは出来ましぇ~ん。ひたぶる反逆児で行かせていただきます。

S弁護士は、数字の上では精神障害者の就労支援実績数の大したことのないぼくの話を、熱心にメモを取りつつ聞いてくれた(ぼくはこの8年で延べ7人の就労を支援して来たに過ぎない)。
しかしぼくの話は、法により株式会社も参入して活況を呈している障害者就労移行支援事業の、あまりに多い年に20人とかの就労実績をHPなどで宣伝アピールしていることの実態への疑義であり、就労後の地道でいつ終わるとも知れない定着支援(それは、障害者本人への支援だけでなく、障害者を雇用する企業の現場に環境を整えさせることでもある)こそが大切なのに、多くの事業所がそれを他所(障害者職業センターなど)に丸投げして手前の実績数だけを稼いでいることの問題についてであった。そしてそこに、障害者の権利侵害が潜んでいることも。

ぼくは元々天の邪鬼で、大きな成果やたくさんの数字を上げているものには必ず疑いの目を向ける(そしてそれに近づかない)。ましてや福祉の現場で25年飯を喰って来た人間として、成果がバンバン数字でハジキ出されるのは、よっぽど無茶をしているか、あこぎなやり方をしているかのどちらかと相場が決まっていることを肌身で知っている(それは法が変わろうと関係ない)。

そんな男の話だから、いつも建設的でなく(破壊的、身も蓋もない)、大田区行政の福祉施策、特に目下大田区目玉の箱モノ事業である障害者総合サポートセンター批判(無責任に造るだけ造って運営はノウハウもない懇意の民間団体に丸投げ)にまで及ぶ。
たいていの、特に事業を拡大したい人や行政との協働こそが大事(そのほとんどが、お互いの利害で利用し利用されるだけの関係に堕す)などとのたまう輩にはものすごく嫌がられるのだが、この日の話し合いは終始緩むことなく真剣に交わせたと思う。

最後に弁護士氏に「(ぼくらの実践を)広げて行かないともったいないですね」的なことを言われた時に、ぼくは割ときっぱり「こうして訊ねて来てくれる方と話し、繋がれる。それで十分です。無理に広げようとしたりネットワークなんて作ろうとすると、必ず現場がおろそかになります。現場をやっているからこそ発信出来るので」と答えた。
補足するようにN議員が「五十嵐さんの意見は、実際の現場の声だからいつも的確に答えてくれる」と言ってくれて、最後まで照れくささの残る会談ではあったが、実に有意義であった。
この歳になって、最近ようやく「俺は人と会い話をするのが割と好きなのだなぁ」と思えるようになった。えらい人見知りするくせに。

今宵のBGMは、五十嵐正史竹内浩三を歌う“ひたぶるにただ”デモCD。
BGドリンクは無調整豆乳でした。ではまた、ロケンロール!
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