周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ28 

2011/04/06
Wed. 23:49

昨日(5日)は、大田区にある多摩川台公園で、我が職場であるNPO法人あまのはらのお花見であった。
このスケジュールは当然地震前に決まっていたもので、直前まで内心開催を危ぶんでいたが、結局同僚の誰からも「止めましょう」の声は出ず、想定外の震災後の日々を過ごし、予定通りの花見を敢行したわけなのだ。
なにせ、あのファッキン石原慎太郎は「花見してる場合か!」と上から言い、都内はあれよあれよと花見自粛の嵐。
彼はそれを都民に向けて言う前に、「俺はもう小笠原豪華クルーズも、ラスベガスなどへの豪華海外視察も止める!」と、人として言うべきであった。自分には決して目を向けない人間の典型的な物言いである。さぁ、それでも奴を選ぶか?東京都民!

ぼくらの懸念は、周囲の自粛ムードより、放射能であった。大気中の放射線量の低下発表に決して安心したわけではない。しかし、我々の花見は日中せいぜい3時間ていど。落ち込みがちなこの一ヶ月近くを過ごして来て、仲間達とつかの間、例年と変わらぬ桜を愛でても良いではないかと判断した。

念のため前日に一人で下見に行くと、公園前には大田区からの告知があり、自粛により花見設備は設置しないとある。実に微妙な表現だが、要するに花見をやるなとは言わないが、出店は出さないし、ゴミ置き場も設けないということである。確かに例年出ている屋台はなく、花見している人たちはほとんど居なかった。

そうして向かえた花見は、古墳がそのまま公園になっているので眼下に多摩川を見下ろせる小高い所の、5分咲き程度のソメイヨシノの大木の下で、総勢40名近い大所帯で和やかに行われた。果たして、周囲でビニールシートを敷いて花見しているのは我々だけであった。

定番の折り詰め寿司を食ったり、張り切ってみんなに振舞うために利用者が作ってきた唐揚げや卵焼きを、みなで「うまい、うまい」と食べたりと、我々の居る場所だけは、例年と変わらぬ花見が繰り広げられた。
ぼくは同僚のU君を伴って、即席デュオを組みギターを弾いてみんなでいつもの「上を向いて歩こう」と「スタンド・バイ・ミー」を歌う(デュオ名は「ザ・トマト酎」)。これも毎年の定番。

やってしまえば花見の一時は、その桜の花と同じくあっという間のこと。でも自粛せずやって良かった。そのはかなさと美しさを、この微量の放射能舞う大気の中でも変わらずに咲く桜に、今年はまた格別に感じられた。

おそらくあの震災後から、生活のいろんな局面で(花見するかしないか、水を飲むか飲まないかetc・・・)、ぼくらは自分で選択し決断する事が多くなっているはずだ。そして、それはこれからも少なくならないだろう。
その選択の継続と積み重ねが、これまでの日本人の、時に絶望的な気分にさせてくれ、文字通りかつて破滅に導いた大勢順応主義ってやつを、棄て去るきっかけになればと、酒と桜に酔って思ったのだった。

今宵のBGMは、ボブ・ディランの74年ザ・バンドとの海賊版ライブCD。この時のバンドとの、ドタバタでタイトで熱いロックサウンドが大好き。リヴォン・ヘルムのつんのめるようなドラムが実に良いんです。公式盤の「ビフォー・ザ・フラッド」ではほとんど聴こえないボブ・ディランのガチャガチャ鳴ってるリズムギターも気持ちイイ!
最近ユーチューブで、ボブ・ディランが昨年のグラミーショーの時に若手バンドをバックに「マギーズ・ファーム」を歌っている映像を観たのですが、これがまた実にカッコイイ!!ぜひご覧あれ!簡単に検索できるはず。

BG酒はトリスハイボールでした。ではまた、ロケンロール!
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