周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ471 

2014/07/09
Wed. 22:57

昨夜帰宅して晩酌をしていると、息子の波留が色紙を持って来て「見てくれ」と言う。

それは彼が通う団地の自主保育で、その日7月生まれの息子の誕生会をしてもらった際にもらった色紙なのであった。
そこには家族全員からのメッセージと自主保育のW先生のメッセージが寄せ書きされ、真ん中に息子とW先生のツーショット写真が飾られている。
得意げな顔でW先生とピースサインをして写真に納まっている、14日で5歳になる息子の顔をキリン澄みきりをグビグビ飲みながらしげしげ眺めていると、夕食を作っている母ちゃんが「暴言癖って遺伝するのかしらね~」と言って来たので、「何で?」と聞くと、「誕生会でこの子先生に暴言吐いたのよ」と言うではないか。

テーブルに腰かけて夕飯前に焼トウモロコシを食っている息子に「お前先生にいったいなんて言ったんだ?」と問えば、「うるさい、黙れ!って言ったんだよ」と、焼トウモロコシをムシャムシャ食いながらシャーシャーと答える。「なぬ?それでお前先生にちゃんと謝ったのか?」とさらに問えば、母ちゃんが「私が謝ったわよ」とのこと。「お前、うれしそうに先生とピースサインしてるじゃないか!?」(私)「それは前に撮った写真だ」(息子)「先生に向かってその口の利き方はないだろ!後でたたかいごっこする時に罰としてお前のチ〇コ引っこ抜いてやる、グビッ」(私)「フン、そんな技仮面ライダーに無いね」(息子)「あらら、父ちゃん先生に暴言吐いちゃダメなんて言えるんだ~(笑)」(母ちゃん)「うっ…グビッ」(私)た、確かに私は幼稚園時より先生に吐いた暴言数知れず、もちろん親にも、就職してからは会議の席上で先輩職員にも、役所の係長にも、年配保健師にも、上から目線の奴には漏れなく堪忍袋の緒が切れて様々な暴言を吐いて来たのだった…。

そんな我が半生をしばし回想していると、母ちゃんが「でも、この人の気持ちも分かるのよ。誕生日会の前にみんなと外で遊んで室内に入ったとたんにアトピーが痒くなっちゃって、かき出したら止まらなくなって、この人みんなにそれを見られるのが恥ずかしいんだけれどかくのを止められなくて、それでW先生はそろそろ誕生会を始めたくて「そろそろ誕生会しようか?」って声をかけたのよ。でもまだ痒いし、せっかくの自分の為の誕生会なのに痒みをどうしようも出来ないことが悔しくて、どこにもやり場が無くて先生に暴言吐いちゃったのよ」と事の顛末を説明してくれた。

“やり場のない悔しさ”“分かってもらえない悔しさ”それは父にも痛切に思い当たる感情だ。
父も物心ついた時から思春期を過ぎ、つい最近までとにかく「悔しい」男であった。その悔しさが父を良くキレさせていた。そんな時に魂の底から求めるのは、たった一人の“分かってくれる人”であったが、そんな人とはそう簡単に出会えるわけもなく、おのずと自分とひたすら向き合う事となる。そんな日々がどれだけ長かった事か…。

息子のアトピーは見ていて不憫になることがしばしばなのだが、彼が自分の生を全うして行く中で克服して行くしかない。父は見守るしかない。しかし、この息子には、抱いたその悔しさを菩薩のように見通し包んでくれる母が居る。母なる母が居る。何と幸せな事かと思う。まぁ、父もそうなのだが…。

その日の布団上でのたたかいごっこで、息子のチ〇コは引っこ抜かなかった。
父は色紙に「5歳になってくれてありがとう。これからいっしょにやれることがふえて行くのがとっても楽しみです」と書いた。

今宵のBGMは、ボブ・ディランVSピート・シーガーという2枚組の廉価版(1,000円!)CD。
二人の歌が交互に全40曲も入っている。ディランに関して言えばそのほとんどが古い未発表音源で、コーヒーハウスでのライブや別テイクなどばかりでかなり貴重。さながら60年代初頭のガチンコプロテストフォーク対決と言ったところ。ピートが初期ディランをどれだけ愛し期待していたかが何となく分かる。

BG酒はホワイトハイボールでした。ではまた、ロケンロール!
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