周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ469 

2014/07/03
Thu. 23:07

仕事帰りに、国会議事堂前駅に向かい、PM6:30から星陵会館で開かれる高橋哲哉氏の講演会を聞きに行く。

憲法解釈による集団的自衛権行使(要するに戦争参戦)を、たかだか一政権の一首相による幼稚な妄想としか言いようのない稚拙な願望を、閣議と言う密室出来レース審議でいともたやすく通したのには、さすがにその首相の属する自民党連中から平和ボケとバカにされる日本国民も怒り、連日官邸前で抗議の声を上げている。
大いに声を上げるべきだし怒るべきだと思う。けれど、ぼくはそれと同じくらい、いやそれ以上に沈思黙考する。「なぜこうなったのか?」と。

先日東京新聞紙上での、今回の閣議決定に対するコメントで、“永続敗戦論”の著者である白井聡氏は、「消費社会の帰結」と喝破した。ぼくはその言葉に強く共感した。
安倍晋三のブレーンであり、彼が自衛隊を海外派兵させて何としても守ってやりたい経済界の連中が創り出すモノ、アメリカの牛耳るグローバル市場の傘下にあるモノをただただ享受しているばかりの日本国民が招いた、これは当然の結果なのではないか?と思えてならない。抵抗も反対もその消費社会の掌の中での事であれば、敗北の虚しさも倍化する。

今日の講演会で高橋氏は、安倍政権を戦後史上最低最悪の内閣と呼び、ワイマール憲法を無効化しナチス政権を確立し、多大な命を奪った後に滅んだヒトラーになぞらえて語った。政治は劣化しているどころではなく、モラルハザード(道徳的破綻)に陥っているとも。その言葉は、超満員の聴衆たちの熱気と拍手で迎えられ、ぼくも全くその通りだと思った。
が、しかし、今まで歴代政権が守って来たものが、この安倍一人の為にひっくり返されたとは、ぼくにはとうてい思えない。
安倍晋三は、ぼくらが享受して来た消費社会と、憲法9条に何とか守られて来たという戦後社会とが創り出したシロモノに違いないのだ。奴はぼくらの中に巣食うまっ黒なもう一人のぼくらなのかもしれない。

講演会後、官邸前でシュプレヒコールを上げながら、この慣れた動きの警官隊に警戒されつつ連日集まり続ける民衆を、安倍晋三が官邸の中に居てどこからか眺めているとしたら、かつて60年安保の時に機動隊を出動させてデモ隊を鎮圧させた爺さん並に自分はとうとう成り、その爺さん悲願の9条破棄と国防軍創設まであともう一息であることに一人狂気の悦に入り、下手したら脱糞までして興奮しているのではないかという下衆な妄想を止められなかった。
ひょっとしたら、奴は人が連日集まれば集まるほど悦に入り、興奮しパンツを汚しているのではないかと思えてならない。

ぼくは歌を書く人間なので、これまで通りこれからも消費社会に音楽産業に背を向けた歌を書く。
ぼくは経済界が喜ぶことが嫌いなので、なるべく彼らが潤わない、喜ばない、大儲け出来ない消費を心がける。
大企業が絡み巨大な資本が動くレジャーやスポーツにはこれからも興味を持たない(TDL、オリンピック、ワールドカップ然り)、近寄らない。
近所の森を里山を、愛し守り続ける。

そして、母ちゃんと言い合った事だが、アレルギー持ちの我が家の長男がもし戦争に連れて行かれそうになったら、詩人の金子光晴が、かつて自分の息子の気管支ぜんそくを悪化させて徴兵を逃れさせたように、何が何でも徴兵を逃れさせてみせる。

誰もがこれから非国民になれば良い。ひっくり返すにはそれしかない。この国に誇れるものはもう何もないのだから。そこから始めるのだ。

今宵のBGMは、ニュー・マルティチューズのライブ音源。ジェイ・ファーラーを筆頭に、ウディ・ガスリーの未発表詩に曲を付けるべく結集した“新しい大衆”という名の即席バンド。今夜のBGMにまさにピッタリだ。シンプルな編成で、あくまで現代を生きる音を奏でる見事な楽曲たち。ウディ・ガスリーの精神はこうして生き続けている。

BG酒はキリン澄みきりでした。ではまた、ロケンロール!
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この記事に対するコメント

ニュースのトップで報じられていた暴挙が、既に小さくなり、アベの外交パフォーマンスや某タレントの保釈問題のみ…。「こちら」の新聞は同日から始まった辺野古の工事や高江がメインなのに!アベ得意の「カクギケッテイ」は立ち入り禁止水域を拡大し、反対の意思表示まで封じ込める。自分は何をすべきなのか?いつも通りは通じないかも知れない…。「こちら」の動きも情報集めて共に叫び続けて下さいね。いつも長くてすみません

くわえ #- | URL | 2014/07/04 06:04 * edit *

「いつも通りは通じないかもしれない…。」ぼくもつくづくそれを感じます。
1日の辺野古工事の閣議決定については、高橋哲哉氏も講演で言ってましたが、こちらではほとんど報道されず…。
時にとんちんかんかもしれない、自分の個の声を、個人の闘いを今以上に大事に心して行きたいと思います。
くわえさん、沖縄からの声これからも宜しくお願いします。

五十嵐正史 #- | URL | 2014/07/04 22:39 * edit *

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