周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ460 

2014/05/21
Wed. 22:41

先日、高齢の通所者の親御さんに付き添って、年に一度の自立支援医療申請の為に役所を回った(自立支援法以前は、こんな煩雑な申請義務は無く精神科通院医療費は無料に出来た)。

書類を揃えて最初に行った申請窓口の担当者の顔に見覚えがあり、お互い「あっ!」と声を上げながら次の瞬間には「お久しぶりです」と挨拶していた。
それは、以前仕事でお世話になった保健師さんであったのだが、定年退職後に再雇用として医療費の申請窓口に居るのだろうことはすぐに了解出来た。
その人は以前と変わらぬ温和な柔らかい対応で、「前と全然仕事が違うからまだ不慣れで…」と言いながらなかなか手際良く書類を処理してくれた。

ぼくは個人的にこの元保健師を好ましく思っていたのだが、ふと「この人もやはり最雇用したのか」と少し残念な気持ちになった。他所の自治体もそうかもしれないが、大田区では定年退職した公務員の多くが再雇用を希望し、その多くが定年退職後も区役所や庁舎の窓口業務に就く。なので、役所の窓口にはたいてい知った顔を見つけることになるのだが、大田区では片やぼくの知る限り新規採用を見送っているか、採用してもわずかの人数である。
ぼくは、役所の窓口に知った退職再雇用者の顔を見る度に「この仕事をどうして若い人に回してあげないのだろう?」と思う。

以前にも、自立支援法により福祉サービスを受けるのに106項目もの障害区分認定調査を受けることが義務化され、ホームヘルプサービスを受ける単身生活の通所者に付き添った際に、認定調査に現れた調査員は退職してから相当経っているであろう、やはり知った顔の元保健師だった。ぼくに馴れ馴れしく「今再雇用でこんな仕事やってんのよ~」と言いながら、その元保健師は必要書類を持ってくるのを忘れ、同席した現役保健師にほとんどフォローしてもらってどうにか認定調査をやった。その時ぼくはかなり腹立たしく、この高齢の元保健師の飽くなき強欲さ(すでに余るほどの財を持ち、非正規労働者の蔓延する世を知りながら、自分は暇を持て余したくないからとしがみつき手放さない生き方を強欲と言わずに何と云う?)と身勝手を指弾したい衝動を抑えるのに必死であった。

60過ぎたばかりでまだまだ動けるし働きたい気持ちは分からないでもない。しかし、その場をすっかり新規正規採用を縮小した古巣にしがみついて求めることにとうてい賛成出来ない。しかも、相当額の退職金も得た後で、おそらく彼ら公務員がその時までまだ住宅ローンを抱えているのは稀だろうし、現にぼくの知る複数の元保健師は別荘を購入し悠々自適で再雇用で働いていた。

以前、ぼくが義絶した義母の元同僚で、北海道に退職金で買った別荘を持つ元保健師に呼び出され、ぼくの方から折れて(謝罪して)和解しろと迫られた時、その元保健師が言った「幸せはお金がいくらあってもダメ。最後は家族なのよ。〇〇さんがホンと気の毒で~」と真顔でぼくを説得して来た時、猛烈な怒りに震えそうになりながら、ぼくはただ皮肉な笑いを浮かべて「いくらそう言われてもそれはそちらの都合でしかありません」と断ったのだった。

高齢の通所者の親御さんと区役所本庁舎に移動し、国民健康保険料の医療費精算窓口でかなり待たされている時、その親御さんが「ずいぶん職員が居るけれど、実際どれだけ働いているんだか」と、待たされている苛立ちまぎれにぼくに呟いた。ぼくも思わずそのフロアーで働く公僕たちを見廻したのだが、かなり若い人が多いことに少し驚いた。けれど、大田区がこんなに新規採用をしているわけがない。おそらく彼らは非常勤公務員であり、官製ワーキングプアに喘ぐ若者たちではないだろうか?と独り思った。この組織、システムは決定的に何かがおかしいと思わざるを得なかった。それはおそらく、安倍晋三なんかには至極都合の良い組織でありシステムなのだろうとも。

待たされた挙句に呼ばれた窓口の新しい担当者は、昨年同様の書類を揃えて出した我々に向かって「それでは受理出来ません」と言った。ぼくが、昨年はこれで通った事と書類の中身からして絶対通るはずだと主張したら、「お待ちください」と奥の方の上司の席(課長か?)に向かい、しばし相談の後当然のことだが受理された。きっと親御さんだけだったら帰されていただろう。
やはり、何かが決定的に狂っている。そういうものだとは絶対に思うまい。感性ワーキングプアにだけは決してなるまい。

今宵のBGMは、スティーヴ・アール&デル・マッコリ―バンドの99年発表のロッキンなカントリーアルバム「ザ・マウンテン」。ザクザク鳴るギターと絡むフィドルとバンジョーが実にカッコイイ!ドラムレスで十分ロック出来ると思わせてくれる。
BG酒はホワイトハイボールでした。ではまた、ロケンロール!

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