周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

あるぽらん活動写真ライブvol50終了! 

2014/05/19
Mon. 22:37

10年以上前から我らが阿佐ヶ谷あるぽらんで始まった、活動写真弁士が語る無声映画を店で鑑賞するというライブが、ついに50回を迎えた。

活動写真ライブが始まった頃にはとっくに店の常連で、そんなあるぽの一風違った在り方を知っていたぼくでも、このライブには「あるぽらんもずいぶん変わった面白いことやるな~」と驚いた。
そして、無声映画と言えばチャップリンくらいしか知らなかったぼくに、この100年近く前の映画が現代に懐かしくも新しくよみがえるという、実に摩訶不思議な魅力を教えてくれ、だんだんそれにハマって行った。以来、この活動写真ライブはあるぽらんを表する一つの代名詞ともなり、先月アド街でも映った次第。

全国で10人くらいとも言われる活動写真弁士の中で、当初まだ最若手の方であった片岡一郎君とは、2004年にあるぽらん主催の飛騨高山で出張活動写真ライブ(昼夜公演とも超満員大盛況であった!)でソウブラが音楽を担当し、前夜にはソウブラ前夜祭ライブをした楽しい思い出がある。

それがいつしか(2007年頃か?)、あるぽらんでの活動写真ライブは片岡君の説明とぼくのギターが定番となり、気付けば50回である。まずはここまで起用してくれたあるぽらんと片岡君に感謝である。

まったく無手勝流のギターを映像にぶつけるようなやり方は、初めの頃の作品の出来を思い出すと冷や汗ものだが、「あるぽらんだから」という意味不明の開き直りと甘えと持ち前の?ポジティヴシンキングをフル活動させて無手勝流のまま自分なりに工夫をこらして回を重ねて来た。
それを自分のライブと同様の熱を持ってやって来れたのは(正直言ってある意味自分のライブより一生懸命、集中する)、やっぱり最初にあるぽらんでやるこの独特の大衆芸能に自分が魅せられたことと、やればやるほど面白くなるこのライブそのものにハマってしまったからだろう。

活動写真ライブの音楽は、弁士の語りとコラボすることで初めて成立し、その完成形はその時だけの刹那にしかない。録音すれば記録として残りはするが、当然映画を観ながら聴くことでないとこのライブは味わったことにはならない。
前方のスクリーンを睨みながら、隣の片岡君の語る口調に耳をすましその呼吸を計り、自分の手書きのメモをチラッと確認し、暗がりで弾き損じないよう手元も見ながらギターを弾き続ける。昨日の作品もそうだが、あるぽらんで片岡君がかける映画は大作が多く、2時間以上そんなライブをやると、終わった後はぼくも片岡君もヘトヘトである。

でも、昨日みたいにお客さんから「面白くて全然長く感じなかった」なんて言われると、実にうれしい。しかも50回もやっているあるぽらんならではの、すぐ間近(店のカウンター!)でぼくが弾き片岡君が語るのを観られる状況で、スクリーンだけでなくぼくらのカラミ(なんか良いですな~)を楽しみにしてくれる人も居て、これまた音楽担当冥利に尽きる。

昨日のメイン作品であった嵐長三郎(後のアラカン)主演の「百萬両秘聞」では、前回アド街出演の時に初披露したボトルネック奏法をさらに多用し、重要場面で使った。我ながら中々効果的だったと自負している。恋に溺れた悪女に男がだまされ、仕舞いに殺され沼に突き落とされるシーンなんか、自分でも鳥肌立ちながらビュンビュンボトルネックをギターの指版の上で震わせた。

そしてスクリーンにエンドマークが映った後の、終わった感、やりきった感は、バンドのライブとは一味も二味も違う安ど感なのである。
ついに50回、まだまだ50回、これからもやって行けたらうれしい。このあるぽらんならではのライブにお客さんが来続けてくれたことに心から感謝。ぼくもお客さん同様、活動写真弁士片岡一郎君のファンでもあるので、彼のこれからの活躍もさらに追いかけて行きたい。とにもかくにも片岡君、あるぽらん50回目活動写真ライブお疲れ様!

今宵のBGMは、スティーヴ・アールの1995年発表の「アイ・フィール・オールライト」。このアルバムとにかく12曲すべて捨て曲無しの大好きなアルバム。メロディ、サウンド、そして苦難を突き抜けた感じ(薬物で捕まり復活後)がビンビンに伝わる。心まで飼われていなければ、歌を書くことで歌うことで自分を支え立ち直らせることも出来るはずだ。どうも日本のタレントミュージシャンは弱すぎる。ヤク中で簡単に終わるなよ。

BGドリンクは無調整豆乳でした。昨夜は美味い酒いっぱい飲みました。ではまたロケンロール!
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