周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ457 

2014/05/06
Tue. 22:38

GW最終日の今日は、家族で横浜市青葉区にある寺家ふるさと村までドライブした。

横浜市と言っても、ぼくの住む川崎市多摩区のお隣麻生区に接している所なので30分程度で行ける場所なのだが、ファミレスや大型ショッピングセンターのある郊外の街道をちょっと入って寺家ふるさと村内に入ると、そこに突然小高い山に囲まれた農村が広がり、異界に入り込んだような何とも不思議な懐かしい気持ちになる。

無料駐車場に車を停め、車内で母ちゃんの作ってくれたおにぎりを食べて(外で食べたかったが、寒くてあきらめた)から、ふるさと村内の森をみんなで散策した(それにしても見事にこのGWはお金を使わなかった!)。
田植えが済んでいると思って、カエルの大合唱を期待していたのだが、この辺の田植えはまだで、それでも用水路から懐かしいカエルの声が聴こえていた。別になんの遊具もスポットもショッピングコーナーもない(食事処や野菜直売所、小さな喫茶店はある)所だが、ただ田舎道を歩くのは気持ち良く、子どもたちも神社の鳥居やお稲荷さんを一々見て回りながら楽しそうだった。

親に似たのか、滅多に行かないが都会の人混みや大きなデパート等に行くと、家の子は途端に表情が無くなり所在無げになる。長女などは、友人たちから原宿や渋谷に行った話を聞いても「どこが良いんだか」と、思春期になるのにそういう街への憧れをまったく持っていないようだ(今の所)。

寺家ふるさと村の森でぼくは、我が団地の森に群生している絶滅危惧の野草であるタマノカンアオイを探してみたが、歩いた限りでは見つからなかった。
実はGW中、毎日子どもたちと団地の森に出かけてはタマノカンアオイを観察していた。
以前から団地の森に在ると聞いていたが、実物を見ていなかった。それが、ある時森を散歩していて足元に竹の棒で囲いがされている植物を見つけ(きっと里山ボランティアがしてくれたのだろう)、それがタマノカンアオイであると直感した。果たして家に帰って野草図鑑を調べたらそうであった。

地面を這うように生えている濃緑の厚みのある葉には、しっかりと葉脈が這っており、その根元辺りにボコッと出ベソのように地上に顔を出している濃い紫色の花はかなり異様で、とても花とは思えない。花びらのように見える部分は固く、それは実はガクで良く嗅いではいないが臭気があると言う。まさに原始植物のようなたたずまいの絶滅危惧種なのだ。

“タマノ”と名が付いているように、元々多摩丘陵にしか自生していないこのカンアオイ(一年中枯れない常緑なのでカン(寒)アオイと言うらしい)は、宅地造成による開発の為に激減し今では多摩丘陵の中でもごく限られたわずかな場所でしか自生していないという。
ぼくは、団地の森で見つけて以来、周辺の他の森も探し歩いたがまだ見つけられていない。おそらく森のどこかに自生しているのだろうけれど、なにしろ大きな森全体を探すのは困難だ。
それが、団地の突端に残された5分もかからずに一周出来るほどの広さの森に、誰にでもすぐ見つかるほどの多さで至る所に群生しているのだ。

ぼくはすっかり今がちょうど花期であるタマノカンアオイに魅せられてしまい、一日一回その姿を見ないと気が済まないようになってしまった。葉の根元をかき分け、落ち葉屑などを払ってやらないと出現しない地面に咲きたる摩訶不思議な花を見ると、まるでそこから発している妖気にやられたかのように心を掴まれてしまうのだ。

多摩丘陵以外には元々関東カンアオイがあり、伊豆にも天城カンアオイがある。なぜ、こうも地域限定(しかも狭い特定地域で)で種類が違っているのかは謎なのだが、そんなこともこの野草の存在に興味を尽きなくさせる。

結局今日も寺家ふるさと村から帰って来て、また一人ふらっと団地の森に出かけタマノカンアオイを観察しに行った。
そしてまた新たに群生している場所を複数見つけて大興奮。タマノカンアオイは1年に1枚しか葉を付けないから、何十年もそこに自生しているものもあるわけで、そんなスローライフな在り方(生き方)ゆえに、人為の際たる開発の波に絶滅の危機に瀕したのかと思うとまた、タマノカンアオイが愛しくなって来る。

娘たちは、そんなタマノカンアオイの自生する団地の森の素晴らしさを、学校の友人に話しても分かってもらえないと嘆く。けれど、そこは自分たちにとって大切な場所であれば良いという風に「別に良いけどね。アタシは森好きだから」と言うのだった。

森は生きる…。

今宵のBGMは、久しぶりに聴くニール・ヤングの92年発表の“ハーベスト・ムーン”。知多半島に住んだ最後の1年間にこのアルバムをカーステレオで良く聴いた。聴いているとあの頃生活していた街の匂いや知多半島の風の匂いを思い出す。ラストの「ナチュラル・ビューティー」で、鳥のさえずりや虫の声が流れ森の中の雰囲気が表現されている。森はロックパワーの源泉でもあるのだろう。名盤だ。

BGドリンクは無調整豆乳でした。GW中は昼酒し過ぎました(反省!)。さぁ、今週は9日にきょうされん東京大会ライブでロケンロール!代々木公園のオリンピック記念センターがまたこの時期気持ち良いのです。晴れてほしいなぁ。

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