周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ436 

2014/03/11
Tue. 22:58

今朝は、いつもより空の青さが眩しいような気がした。

職場には数日前に、区役所の障害福祉課からメールで3月11日の午後2時46分に1分間の黙とうをするよう達しが来ていた。
そのメールには、まず内閣府からの通達に始まり、東京都、大田区へと順ぐりに伝達された文書が添付され、内閣府のには何と大正時代に発布された日の丸の弔旗の掲揚の仕方の指示までがご丁寧に記されていた。昨年まではなかったことだ。

ぼくは職場でのいつもの朝の打ち合わせ後、いつものように集まった施設通所者に向かって、今日が東日本大震災から3年目の日であることを告げ(当然みな知っている)、その発生時間が午後2時46分であったこと。その時はちょうど作業中であったことを話し、それぞれでこの3.11を思ってほしいと伝えた。そして、3年前のその日の早朝、長らく辛い幻聴と妄想に悩まされた末に、目黒区の公園で自死した一人の女性の通所者の事も、知っている人は思い出してほしいと言い添えた。

それと、3年前のあの日は何とかみんなを自宅に帰したが、もしまたあのような災害が起きた場合は、無理には帰宅させず、施設内で待機し泊まる場合も有り得ることも伝えた。
それは行政からの通達があろうがなかろうが、当初からぼくが施設の責任者として伝えるべきと判断していたことであった。結局黙とうはしなかった。

午後は、こちらの仕事上のミスの謝罪で電話を入れた知己のN区議会議員さんと、最近の大田区の障害者福祉施策についてたくさん語り合った。ちょうど区議会開催中であり、ぼくも色々聞きたいことが溜まっていたので、ちょうど良い?機会となった。
ぼくがこれまで何人かの議員さんと話をして来た中で、このN議員ほど話のしやすい議員さんは居ない。なぜなら、ぼくのまったく非政治的な考えや区政への非建設的な批判をまともに聞いてくれる人は他に無く、なおかつ我々の非政治的な福祉事業のやり方を真っ当に評価し支持してくれる議員も他には居ないからだ。大田区においては、残念ながら共産党は話にならない。全然個人に対して動いてくれずキレイごとばかりを言う。

この日N議員と話したのは、大きく二つ。大田区にはその名の通りに機能していない福祉施設や福祉事業がいくつもありながら、それを放置して自民党区長のマニフェストだから絶対作ると、区内でもかなり不便な場所に完成間近の箱モノ「障害者総合サポートセンター」問題についてと、ぼくの職場が区の独自事業として生き残った“地域活動支援センター”という在り方に便乗したとしか思えない、いくつかの団体の新規事業についてであった。

総合サポートセンターについては、結局公募の名を借りた出来レースで民間委託事業者が決められるのだが、当初から精神障害者の相談支援事業者として名指しされていた義母が天下った社会福祉法人が、土壇場になって「自分たちには力不足」と宣して降りた事を、ぼくも議員も評価した。ぼくにとってはおそらく義母のやった仕事を初めて評価したことになるだろう。

この長年財政危機と自称する区による巨大な箱モノ作りには、障害者自立支援法が鳴り物入りで設置を市区町村に指示した(後に義務化)、障害当事者と家族を含む民間と行政による定期会合である自立支援協議会も大いに利用された。
区政に多少なりとも発言力を持ちたい連中は、こぞっていつしかどういうルートか知らないうちに協議会に入り込み、自分たちの仕事の現場を放って区から日当をもらい何やら話し合いを続けている。

そうしてスタートする巨大な箱モノ障害者総合サポートセンターは、早くもこれまでの区の事業同様、その名の通りの中身が出来そうもない状況にあるようにしかぼくには見えない。一度やると決めたものには、当初は反対していた者もにわかにその維持に回るという(特に福祉という名の下では)不思議な政治世界において、「それでもやるべきではない」とぼくは言い、N議員もまた真っ当な行政責任を区に対して追求したいと言う。

ぼくの職場の生き残りへの道のりについては、このブログ上で、職場のHPで、そして紙媒体の法人ニュースでこの間赤裸々に公表し続けて来た。それは自分たちの手の内を相手に見せ続ける事でもあり、それについて模倣が現れるのもまたこちらの自業自得であるし、そのように多少志を同じくする人たちが出て来るのならそれは望むところでもあった。
しかし、その考えはあまりにお気楽でこの政治世界では鼻くそ扱いされる程度の願いであったようだ。

要するに模倣者は、ぼくらが区から引っ張り出した“金”と、保障はないが自由でアバウトな事業の基準でぼくらが“やっていけている”ことにのみ注目し、「それを俺たちにもくれ!」と要求したようだ。その中にはかつて公然と儲けの出ない単独での地域活動支援センター事業を否定した者も居る。これは模倣と言うよりハゲタカと言った方が良いかもしれない。
ぼくは確かにお人好しであったのだろうが、今もって他にやりようがなかったし、手の内を公開し続けて来たことを全然後悔していない。だってアタシは政治世界を否定して生きる者ですから。

電話の終わりで、N議員が「五十嵐さんのところは何があっても大丈夫」と言ってくれた時、そのように思ってもらえる在り方をして来れてやはり良かったとつくづくうれしかった。「これまで通りの事をやり続けるだけですから」とぼくは多少自信を持って応えた。

3.11の前から続いて来た日々を、3.11以降も生きて来て、また明日も生きる。
ぼくの現場でやれることを、犠牲の仕組みを否定するための仕事を音楽活動をひたぶる続ける。それがぼくに出来る最大の復興支援だと、革命だとますます強く感じている3年目の3月11日である。

今宵のBGMは、イアン・マクナブの96年発表の「マージ―・ビースト」。10年以上前にディスクユニオンで確か500円で買ったボーナスCD付のお得盤。どこか懐かしいメロディーに轟く爆音ギター、なんとボーナスCDはあのクレイジー・ホースとのライブ盤。ニール・ヤングとやっているより何だかクレイジーホースが上手に感じ目立っている。全然売れていないだろうけれど、これかなりの名盤です。2004年に秘かに来日したそうだけど、イアンは日本のインディーレーベルに騙されてしまったらしく、ほとほとツイテいない感じがまたまた好きになってしまう良い男。

BGドリンクは無調整豆乳でした。ではまた、ロケンロール!
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