周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ425 

2014/02/04
Tue. 22:37

今日は午前中突発も含めて4本の面接と事務仕事に追われ、午後からソウブラライブのホームグラウンド大森カフェスペースCへ行き、毎年の大田区による指導検査に立ち会う。

ここにも何度か書いているが、スペースCもぼくの職場同様障害を持った人たちの日中活動の場として、今年度から大田区独自の生活支援事業の中の地域活動支援センターと位置付けられ、補助金をもらって運営している(それ以前は、小規模作業所として補助金をもらっていた)。

ゆえに、主に補助金の適正使用をチェックするために区役所の担当部署である障害福祉課の役人が施設を訪れ、帳簿類からタイムカードに至るまで監査をするのがいわゆる指導検査である。

監査であるから、される側としては決して楽しいものではなく、何を言われるか知らんと毎年身構えるのだが、今年指導検査に来た係長とその相方である事務担当の女性二人の態度は実に立派であり、立ち会ってこんなにリラックスして話が出来たのは初めてであった。

まず、その姿勢が「アラを見つけてやろう」というものでなく、あくまで我々施設運営側の職業倫理に信頼と敬意を示した上で、こちらの実情を聴きながら進めてくれるのだ。実情とはすなわち少ない職員体制(常勤1名だけ)で、私のような部外者がボランティアで運営に関わっていることや、喫茶業務ならではの柔軟な利用方法まで。
帳簿類の不備を指摘する際も、決して頭ごなしではなく、昨今の障害福祉情勢の変化(いわゆる契約主義の推進)を説明しつつ、しかし区独自事業である地域活動支援センターの自由な在り方を保障するべく、区が提示する書式のひな形を独自にアレンジして良いことなどを言い添えてくれる。

ぼくは立ち会っていて軽いめまいを伴う感動を覚えた。と同時に、何とも分からない気持ちにもなった。
区の指導検査が入るようになって早15年近く、障害者自立支援法前後にはその中身は激烈を極め、担当者は終始高飛車に帳簿のわずかな記載ミスを血眼になって探し、公務員とは遵守法令が違うのに(公務員は自治法に則り、我々は労働基準法)、公務員の服務規定を押し付けてきたり、利用者のタイムカードを「本当に本人が押してますぅ?」と露骨に疑い、「失礼だろう!」とこちらが言えば、「いえ、別に良いんです」としらばっくれたり。
これは見過ごせないと思い、毎年区に「ちゃんと指導検査の基準を示せ」と要望し(結局「基準はない」との回答を得た)、ついには担当者の指摘が誤りであることを証明し(施設長の専決事項で認められていることを、「施設長の独裁的行為だ」と指弾された)激怒したぼくは、その担当氏(ぼくより年上のおばはん)に謝罪させるに至った。

それがまるで別政権の、いやまるで別国家の役人と対峙しているかのようだ。ああ分からない。
この国は、システムがダメなのか?それともそれを動かす人間がダメなのか?政治が、システムが例え変わったってそれを動かす、そこで働く人間が職務に最低限誠実に働かなければ結局何も変わらないのではないか?
もちろんこの国のシステムをぼくは全て是とする者ではない。一部の者の利益を誘導するべく作られたシステムがはびこっているとつくづく思う。が、それをもそれを担う個人の姿勢と、時にその個人の闘いがあることで相当良くすることが出来るのではないだろうか?そう考えれば政治的に“勝つ”ことが必須でも最重要でもなくなるのではないか?その為に筋を曲げ、大同団結の下に為政者を担ぎ出すことなど必要ないのではないか?何者かを担ぎ出すことで個人のするべき闘いがおろそかになってしまいやしないのか?ああ分からない。分からない。

これとは全く真逆のベクトルの監査をぼくは最近体験している。
それは、ぼくらが事業移行を拒否した障害者自立支援法(現障害者総合支援法)内の個別給付事業に対して入る、東京都の監査専門の役人が一日がかりで行う監査だ。
それはまさに有無を言わさぬ、福祉職につく者の職業論理などクソの足しにもならぬと、ひたすら経営手腕を問い効率と成果を上げるための、テッテ的に無駄を省きマニュアルにのみ則った帳簿の整備を求めると言うか、それに徹していない事を糾弾する監査であった。ぼくは某法人の役員の立場で、その様子を絶望的な気分に陥りつつ茫然と見つめていたのだった。

スペースCの指導検査は実質1時間30分くらいで終了し、後はざっくばらんなおしゃべりであった。
いつもは指導検査の時テンパってしまう理事長のIさんも、いつもの饒舌さで係長と話をし、挙句に22日のぼくのライブのチラシまで渡す始末。もちろん観に来てもらえたらうれしいが…。
帰り際には、次年度の事業継続の予算要求もちゃんとしていることと、ぼくが春に要望した利用者の通所交通費補助上限撤廃についても、その方向で進めていることも言ってくれた。ならばぼくらも出来る限りの協力をしようと自然に思う。こんな行政との関係が続くと良いと切に願う。来週は、同じ法人のY工房とぼくの働くシーエスアデイの指導検査で丸1日お世話になる。たくさんいろんな話をしたくて今から楽しみである。こんな指導検査はホンと初めてだ。

今宵のBGMはボブ・ディラン2011年の中国北京ライブのダウンロード音源。
何と、急きょ発表されたボブ・ディラン来日追加公演のチケットが取れたのです!職場の同僚K田さんがスマホを駆使してネット予約してくれました。神様仏様K田様!ヤッター!!と言うわけで、もうディランモードです。

BGドリンクは無調整豆乳でした。そうそう先日1日のよう介君とののろライブの動画がソウブラギャラリーにUPされています。よう介君と交互に歌うディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」もありますぞ。
ギャラリー管理人のおおはしさん、今回もありがとね~!ロケンロール。
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この記事に対するコメント

ご無沙汰してます〜(^^;)
バスで直行20分の吉祥寺なのに超多忙(仕事)で、のろライブ行かれず。
ギャラリーで聴きました。いいライブだったようで良かったですね!

ところでディランの生ライブって良いのでしょうね?!
なぜか昔からディランと直接の出会いなく、音楽やる人から間接で知ってる程度の私達。そろそろ聴いてみようかしらん(^^)
そんな私達は7年ぶりストーンズの切符買いました!キース押し(苦笑)

なんか選挙疲れ、、早くノーサイドして、まったりライブ行きたい(笑)
今度のスペースCへは、苦渋の決断してヤケ酒飲んでる相方も連れて行きたいです(^^;)

スズキ #f3g/b1UA | URL | 2014/02/06 16:14 * edit *

スズキさんお疲れ様です。

ボブ・ディランは底なし沼です。決して耳触りが良いわけではないのに、聴く者の価値観を丸ごと持って行ってしまうほどのパワーがあります。
しかも、過去の焼き直し一切なしで歌い続ける最もロックな親父なのです。と、ディランを語り出すとすぐ熱くなってしまいます。

都民でないアタシも何だかこの都知事選疲れます。もともと政治が好きでないし。なんにせよ誰かを担いで熱狂するのがどうも苦手です。選挙は絶対に行きますが…。

相方氏のヤケ酒の意味に興味津々ですが、スペースCライブどうぞまったり楽しんで下さいませ。

五十嵐正史 #- | URL | 2014/02/06 23:04 * edit *

やったね(^.^)b22日行きます。チラシいらないよ(^^)v

あねご #- | URL | 2014/02/08 19:56 * edit *

あねご、待ってまっせ~!

五十嵐正史 #- | URL | 2014/02/09 23:17 * edit *

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