周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ417 

2014/01/11
Sat. 22:42

昨夜は仕事帰りに、毎年7月にやっていたイベント“リッカリッカ”を今年はどうするのかを話し合うべく、恵比寿の渋い居酒屋「タツヤ」へ。

リッカリッカは区を越えた同業仲間で共謀して、代々木にある渋谷区生活支援センター敷地内を借りてかれこれ7年続けて来た、ライブをしながらそれぞれの働く施設の製品を売るイベント。

実はこのイベント、昨年首謀者のIさんからの提案で一たんは終了することになったのだった。
理由は諸々からむが、要は疲れてしまったそうで、それはこの間我々福祉業界を席巻した障害者自立支援法への対応が心をすり減らし、働く職員から余裕を奪って行った事も大きい。

この夜タツヤに集まったリッカリッカの共謀仲間はぼくを含めて4人。全員が施設長であり、それぞれ施設運営に苦慮しながらもこの現実社会の荒波を漕ぎ行く同士、自然と仕事の話題で談論風発し各々日ごろの思いを開陳しながらの酒となった。
今や福祉施設に東京都の奨励で癒着民間会社の経営コンサルタントが入り、「利益を上げる経営感覚」を福祉施設職員達に説教伝授し、実際成果を上げれば都が加算金を施設に出し職員はそれで給与アップ。そこに至るまでにすでに魂がアップアップなのに給与アップで夢のマイホームを購入し、さらに心身共々すり減らしアップアップして行くという見事な資本主義的循環運動。そういう人たちを責めちゃいけないのかもしれないが、ぼくは責めたくなる。「そんな余裕をなくした視線を他者に向け執着に走るくらいなら、そもそも家なんか買いなさんな」と。

だからこそ、ますますそんなアップアップな業界になって行くからこそ、我々福祉職員がこの費用対効果のほとんど望めない、利益も効率も成果も知らんがなのイベント「リッカリッカ」を天下の代々木の片隅でやる意義があるとぼくは常々思っている。

果たして疲れてしまっていた首謀者のIさんは、何と今年の初夢で「リッカリッカ」をやるのに当日自分以外誰も来ていないという夢を見てしまったらしい(この初夢がこの夜の招集動機)。
おそらくぼくなんかよりも一番この人が、リッカリッカの本質を良く分かっており、それがこれからも福祉で飯を喰らい続けるためにも必要であることを、魂で知っているのだと思った。

ぼくが「まるで自民党みたいだね」と茶化したのだが、終了公約をあっさり撤回して今年も7月にあの場所でリッカリッカが継続することに決定した。
一人が帰りに店でひっくり返ってしまうほど、みんなで恵比寿の夜をしこたま呑んだ。

今年もこうして一つ一つのライブが思いを込めて作られて行く。ソウブラらしいライブがまた今年も始まるのだ。

今宵のBGMは、マディ・ウォーターズの1955~1959年のシングル集「トラブル・ノー・モア」。
チェスレコードならではの深く生々しい音がたまらない。最近のボブ・ディランはここらへんの音作りを相当意識していることが良く分かる。つまり、時代を超える普遍的な人間の奏でる音(ブルーズ)だ。
かつて、大好きなジョー・ストラマーが「この時代のバンドブルーズのレコードを聴いていると涙が出てくる」と言ったが、ぼくは全面的に彼の発言を支持する。

BGドリンクは無調整豆乳でした。ではまた、ロケンロール!
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