周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

清瀬療護園年末パーティーライブ終了! 

2013/12/23
Mon. 22:17

スペースCライブの翌朝、さすがに喉は枯れ気味で多少疲れは残っていたものの、気持ち良い冬晴れの中を、稲田堤駅から電車に乗り新秋津駅に向かった。

新秋津駅前でベースの浅田君とコーラス&タンバリンの梅ちゃんと待ち合わせ。そう、この日のライブは珍しいというか初のリード楽器無し3人バージョンでのライブ。

駅前に今日のソウブラライブを企画してくれた清瀬療護園職員のMさんが車で迎えに来てくれて、車中清瀬の街と療護園の説明をしてくれる。
清瀬療護園が、美濃部都知事時代に出来た障害を持った人たちの生涯入居施設であること、それが都政の保守化により加速した民営化の流れや、さらに自立支援法による入居施設への露骨な締め付けと強引かつ差別的な報酬単価の導入により、なかなか厳しい状況にあることを分かりやすく語ってくれる。そうなのだ、かつて東京都は美濃部都政といういわゆる革新派知事時代に福祉制度が充実し、都立病院等も整備充実した。ぼくの働く以前の無認可共同作業所も、設立時代は革新都政後ではあるが、その都独自の福祉制度充実路線の名残で出来たことは間違いない。

そんな美濃部革新都政時代は、いつしか大赤字を生んだ悪政と批判されるようになり、石原都知事(この男はかつて美濃部氏に敗れたことがトラウマとなって、美濃部氏を相当憎んでいたと言われる)時代に美濃部時代にせっかく整備された都立施設のほとんどが廃止、民間委託されてしまった(代わりに彼が創ったのが、あの大赤字銀行である)。

先日、東京新聞の土曜版で読んだ清瀬の街の歴史の通り、街には実に多くの施設や病院が建ち並び、車が療護園の周辺に近づくと、ぼくの住んでいる団地と同じような居住施設群が見えて来た。それは確かに30年以上は経過していることが分かる昭和な佇まいで、ぼくにとっては落ち着く風情であった。

園に入るとまず園長にご挨拶。Mさんと気さくに話す様子がここの職員関係を垣間見せてくれる気がしてこちらも気が楽になる。
控室に案内され、早速パーティー用の昼食をご馳走になる(これがとっても美味しかった!)。すぐ隣のライブ会場である食堂が窓から見えるのだが、園内はとっても静かで何ともゆったりした時間が流れている。
それは冬枯れの街路樹(清瀬は実に街路樹の多い街である)と部屋に差し込むやわらかい日差しと調和し、初めて来た場所なのにとってもリラックスさせる。ここの刻んで来た歴史と入居者のみなさんの生活の在り方が来訪者であるぼくをそんな気分にさせるのだろうか?

そうこうしている内にパーティーは始まり、まずMさんがギター&ボーカルの職員バンドのライブ。このバンドもう一人のギタリストが何と園長さん!エレキギター抱えてステージに上がる姿に思わずびっくり。そしてダダダというドラムと共にいきなり“水戸黄門のテーマ”が始まったのにはさらにびっくり!
フルバンドでガンガンやっても、会場はやっぱりどこかゆるい雰囲気が漂い聴いていて心地よい。浅田君梅ちゃんとも「ここで演れるのはうれしいねぇ」と言い合う。

職員バンドは、最後にMさんの驚きのコスプレボーカルで余韻をたっぷり残して終了し、食堂の一角に造られた特設ステージでぼくらも準備をする。ぼくはアコースティックギターを園から借りたギターアンプにつなぎ音を出す。マーシャルアンプのせいか少しエレキっぽい音になり、リードギターの森田君が居ない分いつもより目立つ音でちょうど良い(この日、アタシは“きよしこの夜”で禁断のパンクギターソロを弾いた!)。

食堂は食事中や休憩中の入居者の方たちで席はほぼ埋まり、ベットや車椅子に寝ている状態の方も多く、介助のスタッフと共にパーティーを楽しまれている様子。
ぼくは、簡単に自己紹介とMさんと出会ったいきさつなどをしゃべってから(Mさんと会ったのはこの日を入れてまだ3回目、実は連絡いただくまで名前も知らなかった)、ライブを“新しい日々”から始めた(今年たぶん一番多く1曲目に歌った歌だろう)。この場所のやわらかい雰囲気に乗って実に気持ち良く歌える。みなさんの表情もステージからとってもやわらかそうに見え、それは歌う毎にさらにそう感じて行った。

昨夜のスペースCと違い、余計なおしゃべりはあまりしないで、初めて聴いてもらう歌たちをなるべく丁寧に歌うことを心がけた。まるで歌を通して会話をしているようなつもりで。
そんなやりとりを聴いてくれるみなさんとしながら、ライブはきっちり1時間10曲歌って終えた。
そうしたら、入居者自治会の代表の方からぼくらにうれしい言葉とウーロンハイ!の差し入れをいただき、ライブ後のステージで贈呈式をした。
気持ちよく歌わせてもらった上に、最後にこちらが感動させてもらったうれしいうれしい清瀬療護園初ライブとなった。

ライブ後控室に戻り、次のパーティー演目である“じゃんけん大会”で女性スタッフがかける「じゃんけ~ん、ぽん!」の声をほっこり聴きながら、しばし、料理をつまんで飲んだウーロンハイの美味かったこと。陽だまりの部屋で気持ち良かったこと。
今年40本目のライブが、こうしてうれしい出会いの中で終わった。

Mさん、声をかけていただきありがとうございました!またいつでも呼んでください!

ソウブラ清瀬療護園ライブセットリスト
①新しい日々
②心へと続く扉を開けて
③暮らしという名のラブソング
④さよならバビロン
⑤上を向いて歩こう
⑥残された場所で
⑦ゴールウェイ・ガール
⑧廃炉!
⑨きよしこの夜
⑩結風
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