周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ403 

2013/11/22
Fri. 23:13

国会で勝手にヤマ場を迎えさせられている特定秘密保護法案の、野音での反対集会に1万人が集まったという昨日から、ぼくは職場である地域活動支援センターの一泊旅行で福島の母畑温泉に出かけていた。

たいてい関東近県に出かける一泊旅行だが、今年はみんなの希望もあり、職員側にも観光に訪れて少しでも風評被害の払拭になればという思いもあって福島に行くことにした。
職場の一泊旅行は、目いっぱいぜいたくするわけではないが、個人的に我が家ではとても宿泊出来ないようなホテルに泊まり、移動も貸切バスで豪華だ。しかもその費用の75%は赤い羽根共同募金会から出るので、なかなかの大名旅行ではある。

今年は例年より少なめの総勢15名の参加者となった旅行は、何年やっても独特の緊張感と不安がある。
参加者の体調の心配や(特に初参加の人が居ればなおさら)、毎回一期一会の運転手さんとコースと休憩場所の確認をしたりバスが発車するまではかなり慌ただしい。しかも、ぼくは大の集団バス旅行嫌いなのである(出発直前はちょっとしたパニック状態になり、出し切るまで下痢が止まらなくなる)。

それでも何とか出発し、心身共にバス環境に慣れてくるといつもそうだが少しずつ落ち着いてくる。
常磐自動車道と磐越自動車道の分岐点に来てぼくらは磐越道に乗ったのだが、常磐道方面の標識には「南相馬」「双葉」と、福島第一原発から20キロ圏内で被爆した避難区域として名前を良く聞く町名が書かれており、それを見て少し心がキュッとなった。

典型的な観光スポットである阿武隈鍾乳洞を見学して、後はホテルまでひたすら車窓からの福島の街の風景を見ておった。
多く見られるのが赤い大きなトタン?屋根の農家の一軒家で、たいてい背後に里山をいただき、山の祠に続く古びた石階段や先祖代々からのお墓があったりする。そのどこの家にも宮沢賢治が畏敬した“野の師父”が居るような気がして、太古の昔から営まれ続けてきた農の暮らしの深さを思わずにいられない。
原発事故により、その太古の昔からの営みを奪われたかの地の“野の師父”達の無念は想像を絶する。

寒そうな夕暮れの中、周囲に人家もまばらな道を厚着したおばあちゃんが一人、電動の小さな3輪車でゆっくりと進んで行く姿が妙に印象に残った。

明らかにこちらより5度以上は寒い福島。キンと張りつめたような空気の中で入る母畑温泉八幡屋さんの露天風呂は最高であった。
お腹が弱いゆえ、豪華な料理を心行くまで食べ尽くすとまではいかなかったが、今朝のバイキングも土地の野菜を使った美味しい煮物やつくだ煮を堪能し、なによりお米がとっても美味しかった。

施設旅行というのは、その施設毎でまったく旅行の雰囲気も行動パターンも違う。
ぼくの所はとにかくのんびり過ごし、宴会では飲んで騒ぎ、2次会で飲みながら語り、帰りはひたすらバスでまったりまどろみながら帰る(夜宿で眠れない人がけっこう居る)。事前の決め事は寄る所だけでそれ以外は基本的にない。毎回「これで良いのかなぁ」と思ったりもするが、やっぱり毎回そういう感じになる。

それにしても帰りに茨城県のSAで休憩した時、バスから降りて福島と空気がガラッと変わっていたのには驚いた。明らかに温帯湿潤の関東地方の空気になっていた。福島は東北の玄関口なのだとあらためて思った。

子どもたちには福島一の人気だという、柏屋さんの薄皮まんじゅうを買って帰った。「ただいま」と言うが早いか「おみやげは~!」と玄関先に駆け寄り「おかえり」も言わずにみやげチェックをする子どもたち。

母ちゃんの作ったサバの竜田揚げを肴にキリン澄みきりで晩酌すれば、しみじみたった一泊、どれだけ豪華な食事が出てもやっぱり母ちゃんの作る料理が一番だわ~と思う。ホンと旅に向かない体である。

今宵のBGMは、ザ・ポーグスの大傑作サードアルバム「堕ちた天使」。バンドが絶頂期を迎えているのがビンビン伝わって来る。それは何より楽曲の素晴らしさと余裕と広がりのあるサウンドに出ている。
これからクリスマスまで、ぼくの頭の中は全てのクリスマスソングの中で最高の曲と断言出来るポーグスの「ニューヨークの夢」が流れ続ける。大名曲、ホントに断言しちゃう。こんなに切なく美しく優しくてロックなクリスマスソングは他にない。

BG酒はホワイトハイボールでした。では、明日は稲田公園でロケンロール!歌ったら多摩川土手のたぬき屋で昼酒だ~!!

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