周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

前夜の吉祥寺のろライブ打ち上げ後、結局終電近く夜中ヘトヘトで帰り着き、翌日お腹を壊さないよう残り物を軽く食べて風呂に入ってすぐ就寝。

基本的にライブ時は飲むばかりでほとんど食わない(食えない、食う気がしない)ぼくだが、すべてが終わり緊張や重圧から解放されて、夜中一人になれた時にやっと空腹に気付きガツンとラーメンとか食いたくなる。が、それをやると翌日100%下痢になるので翌日仕事や今回みたいにライブがある時はご法度なのだ。

翌17日も、忘れてしまった秋晴れを思い出させてくれるような晴天で目覚めも良し。
味噌汁だけを飲んで、本日活動写真弁士のお二人、山城秀之さんと山内菜々子さんの語りにギターで生演奏を付ける1938年大都映画製作幻のB級映画の傑作「争闘阿修羅街」の映像をDVDをで流しながら最後のリハーサルをしていざあるぽらんへ。

それにしても、今年もこうやって何回もギターを持ってあるぽらんに出かけたなぁと今更ながらに思う(まだ出かけるけれど)。もちろん飲みにも出かけたし。行きつけの飲み屋、歌いに行く店、今日のように活動写真のギター伴奏者として行く店。実にただのお店と客の関係ではない。今さらだけど(笑)。

現在ドイツに滞在、活躍している片岡一郎君と9月にやった「国民の創生」が大長編3時間!であったのに比べ、「争闘阿修羅街」は40分足らずなので場面も頭に入りやすく気楽な面もあったが、片岡君の弟弟子であるお二人にとってはあるぽらん初出演で、もちろんぼくのギターとは初合わせ。
なので勝手知ったる片岡君と違って、無手勝流のぼくのギター伴奏はもしかしたらとってもやりにくいのじゃないかしらと、実は内心不安でもありプレッシャーを感じてもいた。

でも、開演前に一度リハーサルをして二人の語りの感じを聴いて「イケる!」と確信。
控室でも山城さんから全盛期は週に2~3本のペースで新作映画を公開していた戦前の大都映画のことや、「争闘~」で主演、監督もやったハヤブサヒデトという不世出の戦前映画スターの数奇な人生の話など聞けて実に楽しかった。片岡君ともそうだけれど、控室で出演者だけで過ごす時間になんか自然と今日のステージを一緒に創るチームになるような気がする。特にあるぽらんの控室は独特のほっこり落ち着く個室感がある。壁一枚隔ててあるだけで外からもチラチラ見えるけれど、しっかり会場とは別の空間になっているから不思議。

ライブはまず、今年6月に活動写真弁士デビューした新人の山内菜々子さんが語る「忍術千一夜」から。
ぼくは控室に居たから映像は観れなかったが(うれしいことに超満員で会場には行けなかった)、ハキハキして気持ちの良い山内さんの声がしっかり控室にまで聴こえて来て思わず聴き惚れる。こんなにしっかりした声で語る女性を最近とんと見なくなった気がする。

そして続いて年齢はぼくよりも少し上で、活動写真弁士に入門する前から紙芝居などの「語る」パフォーマンスをして来ている山城秀之さん(なんとぼくもライブでご一緒したことのある風来直さんと共演もされていて、この日風来さんがあるぽらんに来てくれた!)の「弥次喜多 岡崎の猫騒動」。山城さんは風貌がとても癒し系で蝶ネクタイと帽子が良く似合う。語りも風貌同様とっても親しみやすく、自然と声色に喜劇の雰囲気が漂う。客席から笑いも起こって中々良い感じ。

ここで短い休憩を入れた後、ぼくが紹介されまずは生音で「新しい日々」を歌う。カウンターの奥の方から常連仲間のYちゃんが「あ~いをもって~♪」と一緒に歌ってくれる声が聴こえてくる。そう、ここはあるぽらん。

一番奥のカウンターのいつもの席に座ると目の前がYちゃんで、ギターアンプ席には満員でもうそこしか座る所がなくなった、昨夜ものろに来てくれた江上さんが!昨日の来場もうれしかったが今日も来てくれてこの二日間を見届けてもらえるのがとってもうれしい。

果たして「争闘阿修羅街」は、まさしくB級映画の王道を行く荒唐無稽かつ低予算臭ムンムンで、ともかく戦前のアクションスターハヤブサヒデトのスタントなし(当然特撮CGあるわけない)の後半アクションがものすごい。
ビルからビルへ飛び移り(昭和13年の東京ってけっこう大都会)。ロープを伝ってきっと100m以上はあるだろう地上何十メートル上空を渡るのだ。

ぼくはとにかく場面のテンポ良さにずれないよう、そして弁士二人の引くところと出るところを計りながら後はとにかくお客さんたちとこの愛すべき日本のB級映画(ぼくは皇室や国家やオモテナシなんかよりこの国のB級センスを愛する)を堪能した。いやぁ楽しかった~。

終演後は、Yちゃんと共に昨夜のろで共演した前ちゃんJちゃん夫妻に梅ちゃんもやって来て楽しく楽しく飲んだ。昨夜の分も含めてぼくは自分に「お疲れさん!」と、やっとタガをゆるめて心置きなく飲んで語った。清々しくも心地よいあるぽらんの夜であった。
今年も活動写真ライブだけで3本あるぽらんでやらせてもらった。やる度にどんどん活動写真が、無声映画が好きになって行く。活動写真弁士達の語りと彼らとの共演が好きになって行く。いつの間にかぼくの大切なライフワークになっている。実に豊かなライフワークが増えてうれしいことだ。

そして、今日(18日)は11月の休日出勤の代休を取らしてもらったのです。ホンと休めて良かった~。

今宵のBGMは、ザ・ポーグスの85年発表のセカンドアルバム「ラム酒、愛 そして鞭の響き」(って、いつ読んでもすごい日本語タイトル)。昨夜前ちゃんたちと飲んでいて、来る今年のあるぽらん忘年会でこのアルバム収録の「サリー・マクレナン」をぼくが日本語に訳して前ちゃんたちのアイリッシュバンドで歌うことに。良いね~楽しみだぜ~。

BG酒はホワイトハイボールでした。ではまた、ロケンロール!
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2017-06