周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ402 

2013/11/15
Fri. 23:55

今日は、午後から東武東上線沿線のT駅が最寄りの精神科病院まで出張であった。冷たい雨が降る中、職場からゆうに1時間半はかかった各駅しか停まらないT駅に初めて降り立つと、そこには初めて観る街の景色。出張の良い所はふだんは出不精のぼくが、東京近郊とはいえどこもそれぞれ違う街の風景を自分で出かけて観られること。ライブもまた然り。

しかし、仕事はライブと決定的に違って全身がまさにスパークするような燃焼は感じ得ない。
この日は入院しているぼくの働く地域活動支援センターの利用者の、退院後の生活について関係機関が集まって本人を交えて話し合うというのが目的。

当初ぼくは集まりをお膳立てした保健師さんから「どこまで関わってもらったら良いのか」と、声をかけるのをためらわれたが、ぼくは通所している方のことなのだからと当然のこととして参加の意を表した。
実際、地域で生活をしている障害を持った人の支援は、複数の関係機関が関わる場合が多いのだが、その関わり方に特にルールはなく、保健師が中心になる場合もあれば通所施設(つまりアタシ)が中心になって動く場合など様々である。当事者と多く接している機関が中心になることが多いと思われるが、保健師にしろ生活保護のワーカーにしろ、公的機関の動きの熱心さは残念ながら担当者によって全然違うことは、きっとぼくが働き出すずっと前から変わらぬ現実だろう。もちろん、通所施設側の対応がピンキリであることもまた事実だ。

今回の場合は、後見人からの依頼により保健師と生活保護のワーカーがコンビで中心に動いてくれて、そこにアタシが加わった格好で、さらに退院後の方向を探るために、同じ区内のグループホームを持つ相談支援事業者も入ってなかなかの大人数で話し合いに臨んだ。

結果、主治医の実に協力的な対応もあって本人交えて少し道が開けた感を持って無事に帰路についた。
帰り道、同席した相談支援事業者氏といろいろ話しながら帰ったのだが、氏はぼくが義絶した義母が天下り中心となって立ち上げた社会福祉法人の職員であり、ぼくがかねてからその法人を批判していることも知っており、毎号歯に衣着せぬ舌鋒をふるい続け、一部で憎悪を買いつつもそこそこ読まれている我が法人ニュースの熱心な読者でもあるらしい。

氏はアタシとかなり話したかったようで、いろいろ質問形式で話題をふって来る。義母の話だけはしないようにしてそれなりに聞いて応えていると、やはりぼくの批判について氏としてはいろいろ反論もしたいようなのであった。が、氏の話から伝わって来るのは巨大化し続けて制御不能寸前に陥っている一法人の厳しい現状と、現場の思いが上手く届かない組織の大変さばかりなのだった。
「給料安いですよ」と言って来た時には「俺は手取り27万円でもう昇給なしで、5人で喰ってるよ」と返せば、さすがに驚きながらも「あ、でも俺も宿直入れてそのくらいです」と言って来たが、彼の勤続年数はアタシの半分である。それと、なにせ扶養家族の人数がね~。

氏は特にぼくの職場が、自立支援法内事業への移行を拒否し続けた挙句に区独自事業で生き残った事をやはり驚いていて、この生き残った形をぼくの方から提案して区に呑ませて実現させたものだと思っていたらしく、そうではなくずっと移行を拒否し続け「あくまで現行存続」を求めた我々に、区の方から提案して来たものだと言ったらずいぶん驚いていた。
そして、後は結局折れて事業移行して行った元作業所たちの愚痴話。「彼は五十嵐さんのように闘うタイプではないので」と鬱状態にもなったらしい某元作業所所長を擁護した氏に「いや、俺はただ自分たちを主張し続けて辛抱強く交渉し続けただけだよ。だって絶対全部が就労Bに移行したらダメだと思ってたから。区だって内心そう思ってたはず。それを貫けなかっただけでしょ。まぁ〇〇には〇〇の事情があるのだから俺がどうこう言うことじゃないけれど」と返した。

それから制度に関するいろんな諸問題も語ったのだが(特にこの4月から実施された特定指定相談支援事業の弊害)、各事業者間との交流をあくまで「必須のもの」と重視しその調整にクタクタになっている様子の氏にぼくが「組織間の調整だとか勢力争いとかそんなものには俺は一切関わらない。目の前の仕事をして目の前の人に何が出来るか?ただそれだけ」と言えば、「ぼくら(たぶん氏の属する組織)はそれにどっぷりハマってぐちゃぐちゃになってますからね」と率直に言う。ぼくは「分かっているのなら…」と言おうとして止めた。

別れる新宿駅に着いたのだった。

小田急線に乗り換えたら職場の携帯が鳴った。車内なので出ずにいて留守電になったので聞いてみたら職場の同僚のK田さんからで、何事かと思ったら「茜ちゃんからFAXが届いたので読み上げます」と言ってから「五十嵐正史さんへ(父ちゃん)お米80gお願いします“学校で来週使うらしいのだが、我が家には玄米と胚芽米しかないので、職場の調理用の白米を持ってくることになっていたのだった”。(はかっておいて!)忘れないでください。よろぴく“ここにハートマーク”今日の夜はおでんだよ!!茜より。以上です」と入っていた。車内で録音を聴いたぼくは思わず吹き出してしまった。もちろん、白米80gは忘れたのだったのだが、それでも団地への帰り道はやはり楽しいのだった。今日も一日俺らしく仕事したでしょって、自分に言い聞かせながら。

今宵のBGMは、ボブ・ディランのアナザー・セルフ・ポートレイト。ディランの歌はぼくの必ず帰る故郷のようにいつもある。また帰って来ました。明日の吉祥寺のろライブに向けてやれる準備は出来たかな。とにかく歌ってあげたい歌ばかりの明日のライブ。自分でもホンと楽しみ。

BG酒はホワイトハイボールでした。ではまた、ロケンロール!

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