周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

待ち合わせのPM4:30に京葉線新習志野駅に着いたのは、ぼくと山村君の二人だけ。PM5:00前には会場入りして、ライブはPM5:45~PM6:30の45分間。時間の余裕は明らかにないが、メンバーが来ない。

おそらく中々来ない我々を心配してだろう、今回のライブを企画してくれた元山村君と梅ちゃんの上司H川さんも駅まで迎えに来た。そうこうするうちに梅ちゃんが来たものの、ちきんベース君とギター森田君が来ない。
そうこうするうちに今度は、梅ちゃんの携帯に森田君から「五十嵐が待ち合わせ時間を過ぎても来ない」とメールが!
いったいどこに居るのかと探すも、さっきから待っている新習志野駅の一つしかない出口。彼が駅を間違えていることは明らかであった。

それでなくても京葉線は本数少ないので、山村君だけ駅に残しぼくと梅ちゃんとH川さんで先に会場に行きセッティングをすることに。この時点でもうPM5時近く。切り替え上手のアタシは山村&梅ちゃんとの3人バージョンで行くことも心の中で覚悟する。

PM5時10分過ぎに、森田君と同行していたちきんベース君も会場にやっと到着。なんと彼らはもう一つ先の海浜幕張駅を新習志野駅と間違えてPM4:00くらいからずっと待っていたとのこと。まったく「アホ!」としか言いようがない(笑)。

今回のイベントは東京都育成会という福祉団体が主催の、かつては通勤寮と呼ばれていた共同住居(自立支援法のために廃止され別事業に統合された)で暮らしながら、日中企業や就労支援事業所で働く主に知的障害のある人たちのための“スピーチフォーラム2013”という交流行事。
その夜の懇親会パーティーの中でソウブラライブをするのだ。

会場に着くなり慌てて持参のアンプをセットし、マイクの音が出るように繋いで1曲ほんの一回し演奏してみて音の感じをチェックするだけで、もう後は本番。そんなライブはソウブラにとっては日常茶飯事。ゆえに極力シンプルなセッティングが必須となる。

ちょっとした結婚式場のような広さの立食形式のパーティー会場は250名の参加者で埋まり、賑やかに乾杯の音頭と共に宴が始まった。
豪華な料理とビールがテーブルに並び、みんなが飲食に夢中な中で、45分間のソウブラライブがスタート。
案の定、初めの2曲くらいはみな歓談と食事に集中していてステージに注目している人はほとんど居ない。

これは、ソウブラ結成初期にイベントなどに呼ばれて良く味わった状況で何だか懐かしい。こんな時に焦って「ちゃんと聴けよ~!」なんて言ってしまったら、もうその時点でそのライブは終わりであることは経験済みなのでそんな野暮なことは言わない。ライブは終わりまでがライブ。ちゃんと歌と音楽を届けていれば必ず何らかの反応が帰って来るはず。現在の自分たちの演奏には反応を返させるだけの力があるはず。それを信じてこっちは歌い演奏するのみだ。

その自分の見立て通り、3曲目の「さよならバビロン」辺りから反応が返って来た。前に出て踊る人も居れば一緒に声を上げる人も出て来た。もうこうなったらこっちのもんである。良いライブになることはもうこれで間違いない。

続く久しぶりの“ゴールウェイ・ガール”では、ハーモニカホルダーが壊れたので、MC入れずにいきなりハーモニカを手で持ってメロディーを吹いたら、鳴り響くハーモニカの音に一気にみんなが注目してそのまま「酒場のラブソング!」と言って演奏始めたら、飯も酒もある程度入った参加者達が楽しそうにノッてくれる。ハーモニカが被らない分、梅ちゃんのピアニカソロが生きて我ながらこれは良いアレンジだと思った。ライブこそ良いアレンジ発見の源泉である。

1曲カバーの“上を向いて歩こう”は何人かステージ前に出て来て一緒に歌って大盛り上がり、続く“廃炉!”でちょっと引かれることを覚悟していたのだったが、山本太郎議員のことをMCで言いながら「彼が天皇に手紙を渡したように、いまだに原発事故は終わってない。こんな素敵な懇親会がこれからも出来るように原発廃炉を歌おう!」と宣言して“廃炉!”を歌い出すと、ステージ前の人たちはそのまま残って一緒に「廃炉!」と歌ってくれる。ぼくは歌いながら身震いするほど感動を覚えた。山本氏が自らの政治信条、感性のままにスズキさん言うところの“象徴天皇制の虚構”という国民の暗黙の了解に対して、「表現の自由」の非武装の爆裂弾を投げるように、ぼくもまたロックという爆裂弾を投げ続けるのだ。

主催の育成会は、福祉の団体としてはいわゆる保守派である(という分け方にもうあまり意味を感じないが)。この日は来賓に育成会会長も来ておった(確か)。
しかし、我らを呼んでくれた山村君と梅ちゃんの元上司であるH川さんは、ソウブラの歌が“反体制”(歌によっては育成会に対してもアンチ)であることを承知で、さらに言えばそこを気に入って声をかけてくれているフシもある(本人は梅ちゃんに会いたいからだと言うけれど(笑))。
と言うのも、特に「さよならバビロン」や「廃炉!」なんかを歌っている時に、H川さんはにんまりとしてやったりな笑顔を見せるからだ(少なくともアタシにはそう見える)。H川さんのように「よし、ソウブラに歌ってもらおう!」と思って声をかけてくれる人の存在は本当に大きい。その人たちのおかげでぼくらはライブバンドとして成長させてもらっているし、その人たちに応えるためにも自由に思いきり歌うのだ。最近、自分のためだけに歌っているのじゃないとつくづく思うようになった。

最後の“結風”を汗だくで歌い終えてメンバー紹介した後、うれしい拍手の中満たされた気分でステージを降りた。
会場を出た後は、新習志野駅前の“養老の瀧”に場所を移しバンドメンバーと高くない美酒に大いに酔った(目の手術後間もないちきんベース君はノンアルコールビールだったが、この日ステージで溜まっていた思いが乗り移ったような力強いベースを弾いてくれた)。最初はどうなることかと思ったライブも、まさに結果オーライであった。何となくこれぞソウブラらしいライブという気がしないでもなかった。

H川さん、今回もお世話になりました。ありがとうございました!また今度ゆっくりみんなで飲みましょう。

ソウブラ 幕張スピーチフォーラムライブセットリスト
①新しい日々
②心へと続く扉を開けて
③さよならバビロン
④ゴールウェイ・ガール
⑤上を向いて歩こう
⑥廃炉!
⑦結風


スポンサーサイト

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://soulbrothers.blog137.fc2.com/tb.php/605-c55d9131
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2017-11