周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ392 

2013/10/17
Thu. 23:09

10月16日付東京新聞の川崎版に、「決選10・27川崎市長選」という見出しで3候補の横顔と題した記事が載っている。

しかし、そんな横顔より、その左側の“全員「給食前向き」に阿部市長「残念だ」”の記事の方が断然面白く、この男の市政12年を実に本人の言で端的に言い表している。

手前の腰巾着候補(阿部市政の元財政局長)も含む3候補全員が、中学校給食の実施に前向きな姿勢を示していることに怒りを露わにしたというのだ。
関東近県の中でも中学校給食実施率の低い神奈川県だが、川崎市は阿部の持論「中学生は自分で食べ物を工夫するものだ。お金をかけるなら、お金をかけて子どもに弁当の作り方を徹底的に教育した方が良い」に基づいて実施していない。

この市長、「放射能の危険を知ることが大事」と、小学校給食に出される冷凍ミカン(すべての市庁舎で使用する食材を一括購入している)からセシウムが検出された時にも言ったように、一々説教がましい野郎なのだが、要は一事が万事「市民の生活のためには金を使いたくない」というただのケチ野郎であるのが見え見えなので、余計に腹が立つ。今さら経済発展の夢捨てられず、大企業優先のアホな投資を繰り返した手前の政策の自己正当化に、無用な精神論をぶち上げる様は、石原慎太郎より性質が悪い。

おそらく、反市長候補以外の2人の言う“中学校給食実施”はただのポーズだろう。それは国政でも保守政党が使う常套手段で、原発でも消費税でも選挙の時はみんな適当なこと言って争点をぼかして連中はごまかすものだ。

けれど、それは阿部の神通力(ハリボテのインチキだが)が落ち目であることも示している。奴の路線後継者たちも、いい加減阿部のような強硬路線は取れなくなったということだろう。

ではなぜ、阿部はそんな強硬路線を12年も突っ走れるほど人気を保てたのだろう?

ぼくが思うに、それはかつての小泉純一郎的手法で、少しでも手厚い庇護を受ける市民に対して、重箱の隅を突くように(聖域なきとか言って)同じ市民から「ずるい」と思わせ、その「あいつはずるい」という負の感情を、得意の自己責任論と、頑張った者だけが享受出来る有料民間サービスを充実させる政策の支持へと向かわせたのだろう。
「郵便局員は楽して怠けている」論から最近の生活保護バッシングまで、この庶民が別の庶民へ抱く「あいつはずるい」感覚。それが権力者たちに向かわない事こそが、奴らの思惑通りであり、この国の国民の涙が出るほどのアホさであり、烏合の衆度であり、衆愚としか言いようのない、ハリボテばかりを愛する愚かさだ。

かつて市内20ヶ所あった市立幼稚園が阿部市政下で全廃される時、家の母ちゃんは市立幼稚園存続運動に奔走し、署名に市議会傍聴と出来る限りのことをした。
結果、たった1年間であったが生田幼稚園の廃止を先延ばしさせ、長女の茜は1年間お世話になることが出来た。
しかし、その時多くの市民が協力してくれたと同時に、7,000円の市立幼稚園の保育料に対し、高い所では毎月50,000円近くにもなる私立幼稚園に比して「優遇され過ぎている」「不公平」という意見も少なからず言われたのだ(ぼくも直接聞いた)。これは、阿部市長と与党連中の市立幼稚園廃止の根拠として利用された理屈でもあったのだが、そういう「あいつはずるい」的な発言が市民側から出てくることに、ぼくは絶望的な気持ちになったものだし、今でもそうである。

市民、国民一人一人が、この実に子どもじみたセリフ(子どもならまだ見込みはあるし、許せる)である「ずるい」というケチな感情を手前で自己批判して克服しなければ、この国は何にも変わりはしない。
だからぼくはいつでも政治に、選挙に、運動に絶望している。けれど、あきらめるほどではない。

東京新聞の市長選関連の連載はなかなか面白い。やっぱり、ネット情報より新聞記事の方が自分で考えさせてくれるから好き。ネットはポチポチ探して探して探し当てて悦に入って終わりな気がしてならない。

今宵のBGMは、今年もやります!20日前座出演する豊田勇造師匠の40周年記念ライブアルバム「蜂鳥よブンブン飛べ」。
阿佐ヶ谷あるぽらんでの名物師弟ライブも、もう17回目!師匠の唯一無比のグルーヴを感じながら思いきりギターを弾いて歌う幸せよ。どうかみなさんも一緒に最高の秋の夜長ライブを楽しみましょう!!よろしくです。

BG酒はホワイトハイボールでした。ではまた、ロケンロール!

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