周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ387 

2013/10/07
Mon. 22:57

10月と言うのに夏日となった今日、それでも夕闇の帰り道にはキンモクセイの花の香りが漂い、やっぱり秋。4年前のちょうど今頃、この花の匂いのことを歌詞に入れて「夜長」という歌を書いたことを思い出す。

そろそろかと期待して、生田駅近く津久井道沿いの小さな八百屋を覗けば、ありましたありましたぼくの小さい頃からの大好物で秋~冬の酒のアテとなる銀杏の新物!
1パック60~70粒近くも入ってたったの150円!を2パック買ってホクホク顔で帰れば、何と我が家にも、玄関前の銀杏の木になった銀杏の実を、昨年に引き続き同じ団地に住むYさん(団地の子どもたちを見守り、いろんなことを教えてくれる物知りお爺さん)が拾って皮むき天日干ししたものを、銀杏好きのぼくにプレゼントしてくれたのだ。

たくさんの銀杏に囲まれて、何だかとっても裕福な気分になり早速小粒の寺尾台団地銀杏の方から、茶封筒に入れてレンジでチンして塩をふり(我が職場で委託販売している自然塩マザー・ソルトが実に合う)キリン澄みきりと共にいただけば、もうそこは極楽である。
しかし、アツアツの銀杏を一生懸命父がむいたそばから、ハゲタカよろしく子どもたちがキレイなプリッと緑色した実をついばんで行くので、もう悔しいったらない。

思えば子どもの頃、この季節実家には親父が拾ってきた銀杏(アタシも良く銀杏拾いを手伝った)がいつも階段の踊り場に干してあり、部屋中に銀杏臭をまき散らしていた。
それをおふくろが夜毎フライパンで炒り、親父が晩酌のアテにしていたのを、幼少のぼくがハゲタカよろしく奪っていたのだった(妹と弟はあまり食わなかった)。

去年とは明らかに違うけれど、それでも変わらずやって来る季節。時代や生活様式が変わっても変わらず幸せをくれるもの。ぼくはどうやら昔好きなったものをずっとずっと後生大事に好きで居続けるタイプのようだ。
心象風景までも一変させてしまうような新しい機器や、調度品も極力持ちたくない。

過激派無政府思想の持ち主にして、進化発展をテッテ的に拒否する超保守主義者。ぼくの頑固さは、安倍晋三や石原慎太郎等の青びょうたんとはそもそも地に足付き度が違う。守りたい生活原風景の庶民度の深さが違う。坊ちゃま育ちのモヤシ野郎とは心根の鍛え方が違う(モヤシ大好きですが)のだ。

今宵はこれから、近づく川崎市長選に向けて地域の日本共産党川崎市議団が作成した、「川崎・阿部市制黒書」を再読する(ぼくは共産党離党者だが、この冊子は資料も充実していてなかなか読み応えある労作だ)。大好きな街であり、この地に(森に)骨を埋める気マンチクリンだが、はっきり言って川崎市は一定所得以下の庶民には実に暮らしにくい街である。東京や近隣の市に比べて子育ても断然しにくい街である。

阿部市制下の12年で川崎は大きく変貌した。ミューザ何たらとか何たらミュージアムだとか、武蔵小駅前のドアホ東急不動産超高層マンション建設だとかメチャクチャな箱モノラッシュで、川崎の持っていた良い意味での猥雑さやチープさ気安さはかなり消滅し、そのツケは主に福祉予算、保育、教育予算の削減でこちらに回り、そういう何たら開発を享受出来る富裕層か、それに無理して付いて行こうとするミドルクラスにとってのみ住みやすい街になってしまった。
ぼくと同程度の収入しかないだろう人たちまでも、何で貧乏の上塗りまでして(負け組にされても)、そんなきらびやかな、小洒落た所を目指すのだろう?キレイに上っ面だけ整った街並みを求めるのだろう?ちょっと不恰好で汚くても昔のままで良いじゃないか!?

阿部市制を支えて来たのは、残念ながらそんな上っ面の「キレイさ」でコーティングされた無味乾燥な暮らしを求める多くの庶民だ。

ぼくは死ぬまで、古い団地とその敷地にある銀杏の木と、その天晴れな銀杏臭を愛す。

今宵のBGMは、ザ・ウォーターボーイズの90年発表の「ルーム・トゥ・ローム」。前作よりさらにアイリッシュ色濃厚な逸品。23年聴き続けても飽きない。て言うか、もう新しい音なんか要らない。シンプルな楽器と肉声、歌心だけあれば十分。そこにはつまり新しいも古いもない。もっともっと頑固に頭固く、柔らかい音楽をやって行こう。

BG酒はホワイト(この酒も古い)ハイボールでした。ではまた、ロケンロール!
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この記事に対するコメント

こちらはまだ銀杏は登場していませんが、栗が栗で、で栗ばかり。

五十嵐  仁 #- | URL | 2013/10/08 10:20 * edit *

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