周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ375 

2013/09/01
Sun. 21:19

昨日(8月31日)は、長女茜の11回目の誕生日であったが、父は久々のバンド練習後にいつものようにバンドメンバーと飲んでしまい深夜帰宅。
父抜きの家族4人で、茜の好物のたこ焼きパーティーをしてお祝いしたそうな。

明けて今日は、9月になったと言うのに異様な猛暑だったので、父からの誕生祝いを兼ねて、茜と葉生を連れて近所の稲田公園市民プールに行くも、プールは8月いっぱいで今年は閉鎖されてしまい残念無念。
結局、コンビニでガリガリ君梨味を買ってやり父からの誕生日プレゼントとした。

夕方やっと少し涼しくなったので、茜を誘って二人でいつもの森歩き。
思えば茜が2歳くらいの頃から、ぼくは彼女を森歩きに連れ出している。
最初の頃当然茜はたいして歩けず、ほとんどぼくの抱っこかおんぶだったので、独りで歩くよりさらにヘトヘトになったものだが、それでもぼくは茜を連れて行きたがった。

11歳になった茜に聞くと、遠くに旅行した記憶とかは忘れているけれど、以前住んでいた小さな借家のそばの、鎌倉時代の城跡のある森を父と歩いたことは良く覚えていると言う。
彼女の人生の原風景に、父と歩いた森の記憶が残っただけで、なんだかぼくは父としての役目を果たせたような気がしてしまう。

その当時と同じ多摩区内に住みながら、現在は別の森を歩いているのだが(それだけ森の多い街なのです)、今日は一緒に歩きながら茜がふと「この森歩きって、私にどんな効果があるんだろう?」と聞いてきた。
現在やっていることに一体何の意味があるのか?どんな効果があるのか?若い時は、そうして目に見える成果をやたら求めたものだし、それがはっきりしないことをやっている自分が何だか損をしているようにも思ったものである。

ぼくは「さぁ?分からんね。でも、お前いつも森を歩いた後の気分てどうなのよ?」と聞き返したら、「うん、いつも気持ち良い」と答えた。「それで良いんじゃない。俺も健康に良いかなとかライブのために体力維持しなきゃとか思うけれど、一番は森が気持ち良いから歩いている。森に来るといろいろリセットも出来るし整理も出来る。それで何がどうなるわけでもないけれど、そんなことが父ちゃんには大切なのよ」と言ったら、「ふ~ん、そうかぁ」と11歳の彼女は森の空気を大きく吸い込み深呼吸した。

夕暮れとは言えまだまだ暑い中、ぼくがいつも足腰を鍛えるためにと、大股で間の空いた階段を一段ずつ登る道の前に来た時、たいていぼくが先頭なのに、今日は茜が先立って登り出したので、後からついて行く格好になったら、差がどんどん広がって行くばかりで全然彼女に追いつけない。
父には信じられない早い回転で彼女の両足が動き、手作りの木の階段を登って行く背中を追いながら、ぼくは何とも清々しい敗北感に包まれ、彼女が父におぶさり森を歩いていた頃(それは本当につい最近のことのよう)を思い出し、おもわず目頭が熱くなってしまった。

ここまで大きくなってくれてありがとう。父はそんな気持ちを歌にすることくらいしか出来ないが、これからもこの森のそばで、いつか家を出て行く時まで一緒に生きて暮らして行こう。

この街の素敵な助産院で、11年前に自然分娩で茜が産まれた翌日の朝、荷物を取りに一人借家に帰ったぼくは、その時の陽の光に照らされてキラキラ光る街と木々の緑を忘れはしない。それは今まで見たことのない光り輝く世界だった。世界は君が産まれ居てくれることだけでこんなに素晴らしいものなのだと、その時父は知った。

いつも自分のことばかりに夢中で、たいていそのことを忘れている父だけれど(笑)。

今宵のBGMは、昨日のソウブラスタジオ練習音源。
早速みんなで合わせた新曲「森は生きる」がかなり良い仕上がり。みんなの重ねる音を聴きながらスタジオで歌っていたら、思わずジ~ンと来てしまったほど。9月28日のスペースCライブで披露するのが楽しみ!

BG酒はキリンの澄みきりでした。ではまた、ロケンロール!
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この記事に対するコメント

久しぶりにcのライヴに餓えて、やってきました。ドンピシャッ!求めていた情報get。
家族ネタ、子どもネタに弱い私の目を熱くしてくれ、ありがとう。
11歳おめでとう!暑いためにパソコンを頻繁にあけられず、カード出せなくてごめんなさいとお伝えください。
なぜか身内以上に?覚えてます。お蕎麦屋さんで迎えた陣痛、茜さんという学生さん。茜ちゃんは紛れもない母ちゃんの生んだ娘!
こんなアタシって五十嵐くんのナニ?

あねご #- | URL | 2013/09/06 00:52 * edit *

さすがあねご、一昔前のことは良く覚えている(笑)。
茜の出産記はかつて「伝えていこう」でたっぷり書きましたね~。
お世話になった茜さん、元気かなぁ。

五十嵐正史 #- | URL | 2013/09/07 01:24 * edit *

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