周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ361 

2013/07/26
Fri. 23:51

今日は、年に一度の車通勤の日であった。

明日のイベントリッカリッカは、障害者施設で働く仲間達で主催し、それぞれの施設の製品を販売したり、音楽好きの職員達が入れ替わりで会場である渋谷区障害者生活支援センター(主に精神障害者の方たちの生活相談に乗ったり、居場所を提供する)敷地内の公園でライブをする。

ぼくの働くNPO法人の2施設も毎年出店し、ソウブラとしても出演し、同僚である心の友U君もこの日は歌い手としてマイクの前に立つ。
なので毎年ぼくは、前日車で出勤し、自分の職場の販売するものや備品を、楽器やアンプと共に車に載せて当日現地に行くのだった。

実は、今年で7回目になるこのリッカリッカ、中心メンバーの仲間から「今年でお仕舞いにしたい」と言われている。
数日前電話で相談をされた時、自立支援法内事業に移行して厳しさを増した日常の業務の大変さの中で、「イベントをやろう」「みんなで遊ぼう」という気力が無くなってしまったことを告げられ、ぼくは「仕方がない」としか言えなかった。

しかし、何とも悔しいようなつまらないような気持ちが残った。
このイベントに参加している施設関係者は、少なくとも障害者自立支援法に反対の立場でいた者達だった。
でも、法が成立し全施設が事業移行を迫られ出し、一つまた一つとやむなく移行して行ったのだったが、ぼくの職場だけ最後まで移行を拒否し、最終的に不安定だが彼らが移行した事業(国が経費を出す日割り単価の事業)とは全然違う市区町村独自事業にぼくらは移行したのだった。

この今までの施設の在り方を180度変えた事業移行が、現場の職員の心を削り余裕を失くさせて行っていることは明らかだ。
競争原理に基づく成果主義、効率優先の施設運営を強要されて障害者施設の企業経営化は目覚ましい、まさに右肩上がりで進んでいる。これらはすべて選挙で圧勝した現政権の望むところであることは言うまでもない。

だからこそ、ぼくはアジール(自由領域、避難所)が絶対必要だと思い、ずっと抗って来た。みんなくたびれてきてはいるが、年に一回この摩訶不思議な、どう見ても主流でない置き去りにされたような場所で祭りをやることの意義を感じていた。

そんなわずかなアジールでさえ、もう出現させることは難しいのだろうか?

ぼくはそんなことはないと思っている。実際にぼくは、そんな場所がまだまだあることを知っているし、日ごろからそれをライブで体感している。そして、その体感が職場での悪法への抵抗にフィードバックされてぼく自身を支えて来た。

くたびれるには早過ぎる。まだまだひたぶるやれるし、やるべきだ。
だからぼくはやる。ただそれだけだ。
「よし、明日はぼくからみんなへの心からのメッセージを送ろう!」そんなことを1年ぶりの車通勤の帰りの車中で考えながら、ぼくは多摩川沿い多摩沿線道路を走っていた。

今宵のBGMは、我が師豊田勇造さんの最新2枚組ライブアルバム「蜂鳥よブンブン飛べ」のCD1。
聴けば聴くほど懐深いYUZOバンドのサウンド。悪法に呑まれ心すり減らすばかりでは、こんな豊潤な音楽を奏でることは出来ないとつくづく思う。
ぼくはぼくで良かった。こんな素晴らしい音楽と共にある暮らしで良かった。

BG酒はホワイトハイボールでした。では明日はリッカリッカで思い切り深~くロケンロール!

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