周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ359 

2013/07/20
Sat. 23:15

体調もほぼ回復し、やはりこれからも体調維持と体力作りには森歩き&毛管運動で行こうと開き直る。

小学生の娘らは今日から夏休み。末っ子の波留がセミの抜け殻収集にハマっているのに便乗して、お姉ちゃん達もおもしろがって一緒に団地中を探し歩いて遊ぶ。
家の中がセミの抜け殻だらけになるのには閉口するが、お金のかからぬ遊びに没頭する子どもたちの姿ほど親として安心するものはない。

すると、長女の茜は決めかねていた自由研究の課題をセミの抜け殻研究にすることにして、夕方父と共に広大な女子大周りの森と連なる多摩美の森まで、セミの抜け殻探し&森歩きに出かけた。

これまでセミの抜け殻なんてあまり気にかけなかったけれど、探してみるとこれが意外とおもしろい。街路樹なんかには圧倒的にアブラゼミが多く、他に小さいニイニイゼミやミンミンゼミも居たりする。
それが森の中に入って行くと、色の薄いヒグラシの抜け殻が断然多くなる。

森に行く途中の街路樹では、保護色になって分かりにくいニイニイゼミの成虫を素手でつかまえて茜に見せてやると、その地味で小さく可愛い胴体を「可愛い」と言って茜はなでる。一しきり観察したら逃がしてあげた。我々の目的はあくまで抜け殻なのだ。

森の中では、ヒグラシの成虫も父は見事捕まえて、その緑ががった美しい胴体を茜と観察した。
珍しく活躍する父の背中に向かって、茜が「父ちゃんヒロシみたい」と言う。何のことかと思ったら、先週だったかちびまる子ちゃんで、普段ぐうたらの父ヒロシがカブトムシ採りに活躍した話を思い出したらしい。

父も昔は相当な昆虫少年であった。そして、その親父はカブトムシ採りの名人であった。
夏休みになると、早朝寝ている親父を起こして利根川沿いの林に行く。親父はカブトムシの居そうな木を見つけると、その幹を思いきり蹴飛ばし、ボトボト落ちてくるカブトやクワガタをぼくが拾い集めるという狩りの方法であった。
ボトッと落ちる音がでかいほどカブトムシの可能性が高く、親父が蹴る瞬間を毎回胸躍らせて待ったものだ。
親父の勘はいつも正確で、まず外すことがなかった。他所の家のどの父親よりも、親父は上手かったのだ。

ド田舎の関宿町に引っ越して何より良かったのは、とにかくカブトムシが町の至る所にたくさん居たことだった。
カブトムシだけではない、まだ見ぬ巨大ザリガニ伝説も町の沼の至る所にあって、それがまんざら嘘ではないと思わせるほどの、子どもにとって秘境感漂う町であったのだ。
後年中学2年の時、この町の森を舞台に文化祭用のビデオ映画「川口浩探検隊」を友人たちと創ったことを思い出す(撮影中、本当に森の中の沼に落ちてしまったっけ)。

ヒグラシやニイニイゼミの抜け殻をたくさん採取してホクホクの茜と多摩美の森を歩いていると(所々で白い大輪の山百合も咲いていて、これがまた美しかった)、途中で蟻が群がるヘビの死体があったり、おそらく鳥にやられた後であろうカブトムシのメスの頭部が落ちているのを見つけた。
気持ち悪がる茜が「ねぇ、あの蛇どうなるの?」と聞くので、「蟻が食べた残りは他の生物が分解してやがて土に還る」と答える。そしてその土からまた新たな命が生まれ、森に棲むあらゆる生物がその果てしない同じサイクルの中で生きていることを歩きながら語る。そして、そのサイクルを森で感じることが父は好きであることも。

ぼくの親父はこんなうんちくは一切子どもに語らなかった。やはり、ぼくは理屈の多いおしゃべりな父である。
でも、やっぱり森は良い。それは明らかに昔、親父が理屈抜きで教えてくれたことだ。

今宵のBGMは、やっと買ってしまったジョンハイアットの新作「ミスティック・ピンボール」。
シンプルでぶっといギタービンビンの、ムチャクチャカッコイイアルバム。傑作だ!
全編シンプル・イズ・ベストとしか言いようのないサウンドのオンパレード。適度な隙間のある音作りに自信がみなぎっている「どうだ!文句あっか」と言わんばかりに。これだからロックは最高の音楽なのだ!

BGドリンクはトマトジュースでした。では明日は家族で選挙に行ってから練馬でロケンロール!
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