周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

6.15ONE LOVE高江ライブ終了! 

2013/06/17
Mon. 21:36

沖縄本島北部は、通称“やんばる(山原)”と呼ばれるように、亜熱帯の森と小高い山が続く地域。

ぼくの好きな作家目取真俊さんが多くの小説に描いた場所であり、ぼく自身友人と車で何度か訪れた思い出深い場所。冬でも緑深い森の中にあるやちむん(焼き物)喫茶店で、青々とした木々の息吹を感じながら、素朴な土の味わい深いカップに注がれた美味しいコーヒーを飲んだり、陶芸工房を見学したり、友人と野生のシークヮーサーを取ったりした本当に豊かな沖縄ならではの森。

そのやんばるの森のある東村(ひがしそん)高江地区に、米軍のあの悪名高きオスプレイが離着陸するためのヘリパッド建設が、住民の意向を、座り込みの反対運動を無視して強行されている。
こういう建設強行の現実は、ゴミ処理場、必要性の怪しい道路、ダム、そして原発と全国のあちこちで見られる目をそらすことの出来ない現実だが、中でも沖縄はヤマトに比して異常な割合で米軍施設が置かれ、それに生活が脅かされ続けている現実がある。あまりに理不尽で不平等な負担差別の現実がある。

15日に高円寺素人の乱12号店2号店で開催され、ソウブラがライブで参加したイベント「ONE LOVE高江」は、イベントで得た収益を基に、そんな高江で強行されている現実を我々に伝えてくれる特派員を派遣し、継続してヘリパッド建設反対を支援して行こうというのが趣旨。
そこには「この現実を変えようとしないで自分たちの本当の幸せはない」という一つの意志が貫かれていると、ぼくは感じた。

企画の中心となった若い人たちと、彼らにとって実に心強い兄貴であったろうあるぽらんのマスター佐々木さんらとのコラボ。それは、先日の阿佐ヶ谷イネルでのSaSaさんの版画展同様(この日も阿佐ヶ谷イネルさんは出店)、変革への意志表示を基調としながらも堅苦しくなく、気楽に誰でも参加出来る寛容さを併せ持った素敵な空間と時間を生み出した。運動と言う金科玉条の下に参加者個人が抑圧されのではない、その場で生み出されるものに自らを解放して行く作業。それは、先日亡くなった精神科医で作家のなだいなださんが言っていたところの、「強制を排した自由からこそ生まれる秩序」にも通じるのではないか。
そんな雰囲気に満ちていたから、ソウブラもホンとこのイベントで楽しく思い切り自分を解放してライブ出来た。

それにしても、SaSaさん版画デザインの“オスプレイアウト”メッセージTシャツと手ぬぐいはかなりの出来。今年は版画家としても大活躍だ。

そして、この高円寺の街中にある良い感じに古びた普通の空間(ちょっとした事務室のような造りの部屋)で、食べたり飲んだりしながら(あるぽらん一日店長で出店したL君の一品料理もGOODだった)盛りだくさんのプログラムに参加し、入れ替り立ち替り実にたくさんの人がやって来て室内はだいたい常時満員状態。楽しくおいしく、そしてなによりONE LOVEに貫かれた素晴らしいイベントだった。

ソウブラもアンコールをいただいて実に燃えたライブだったけれど、それより何よりこの日のすべての出演者(出店者)と共に、このイベントに参加出来たことがうれしいうれしいライブだった。
高円寺の街を参加者達とパレードもして、また少しこの街のことを知ることが出来たのもうれしかった。
終了後は、京都から来てくれたKさんと森田、梅ちゃん、さいたまの江上さんと高円寺ガード下のこれまた雰囲気マンチクリンの飲み屋で、美味い酒を飲み語らった。

「明日は明日の風が吹く~♪」と、翌日のチャリカルキ公演へ弾みもついた良い夜だった。

今宵のBGMは、ビリー・ブラッグの最新作「トゥース&ネイル」。
中川五郎さんが敬愛しているというビリー・ブラッグ。ぼくも彼の作品や姿勢からは多くの影響を受けている。特にこのアルバムは、サウンドの印象が今までと大きく変わり、すごくアコースティックな渇いた素朴な音になっていて新鮮。これまでのイギリスらしいどこか冷えた感触の音も好きだけど、これもかなりイイ!

BGドリンクはトマトジュース。この週末かなり飲みましたです、ハイ。
ではまた、ロケンロール!

ソウブラONE LOVE高江ライブセットリスト
①変わらない夜道
②新しい日々
③さよならバビロン
④反対ロック
⑤歩け 詩 西原裕美
⑥廃炉!
⑦残された場所で
~アンコール~
⑧解放の歌
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