周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ336 

2013/04/27
Sat. 22:50

今日は44歳の誕生日であった。44歳の率直な実感としては、「生きてて良かった」「まだまだ生き足りない」である。

40を過ぎてから、昨夜も近々一たん閉店する駒込どぅたっちで、熱い最高のライブを見せてくれた我が師匠豊田勇造さんの大名曲「マンゴー・シャワーラブレター」(昨夜はソウルブラザータケサンシン君が、どぅたっちにあった右用三線を左用に弦を張り替えて借り、ステージで勇造さんとこの歌をセッションした)の一節“命半分生きてしまった 命半分生きて来れた”が、実にリアルに感じるようになった。
この一節を思うと、ふと周りの景色が一瞬前よりも愛おしく思えてくるから不思議だ。

せっかくの誕生日であり、予定もない一日なので、町田のディスクユニオンにでも行って大好きな中古レコード漁りをしてこようかと思うが、明日(イーサン食堂)、明後日(吉祥寺のろ)とライブに出かけることを思うと、近場とはいえ電車に乗って都会に出かけるのがおっくうになり、結局茜が29日の田植えに必要だと言うビーチサンダルを買うのを付き合って、車で近くのスーパーサミットへ行くことにした。

しかし、お目当てのビーチサンダルはまだ売られておらず、代わりにぼくは40%引きで安売りされていた自分用のズック靴を1,700円で、自分への誕生日プレゼントとして購入した。
ぼくは、服も靴もカバンも時計も身につけるものはすべて、3,000円台以上のものは買わないと決めているせいか、特に靴は買っても2年ともたず底が抜けたり破れたりして買い替えることになる。まぁ、森も歩くし、仕事でもふだん良く歩いているせいもあるかもしれないけれど。

いったん家に帰ると、友達と遊ぶ娘たちと別れて一人森歩きへ。

いつもの日本女子大周りの森の入口へ行くと、もう1年以上も途中で止まっていた宅地建設工事が再開されていて驚いた。
ここの森は、川崎市に本社のある成建と言う建設会社が、全部で1,300平方メートルにも及ぶ森を削る宅地建設を、大規模宅地を建設する際の道路幅の基準をごまかし、しかも住民説明の必要のない500平方メートル以下の建設工事を3期に分けるという脱法行為をして建設を強行しようとしたが、第一期の始まったところで周辺住民の反対運動と、市議会での審議により建設が中断していたのだった(笑わせるのが、この成建が建てる住宅は、どれもグリーン何とかとかフォレストヒルズなどと名付けられている)。

森に入る小道の右手では「緑を守り育てよう」「自然破壊を許さない」という幟の下で重機が動き、左手にはすぐちかくを小田急線と津久井道が走っているとは思えない、小さな里山の風景が残っている。
ぼくは反対運動の掲示板を見てみたが、そこには建設続行の情報はなく、どうやら途中まで進めてしまった森の入り口ギリギリまでの第一期工事だけをやっているようだった。

川崎市が成建側と交渉して、残りの建設予定地の森を、市が管理する緑地として買い取る話(市がAランクを付けるほどここは豊かな緑地)が早く決まってほしいものだと思う。

森に入れば、数週間前より緑が濃くなった木々がぼくを迎え、全身を森の息吹がいつものように包んでくれる。
この季節、離れた所からは森の外側を紫に彩る藤の花が楽しめ、森の中を歩けば清楚な小ぶりの赤い山ツツジが見られる。
大きな木々に囲まれてひっそり咲く山ツツジを見て思うのは、街路樹の大ぶりなツツジの花より天然自然の中に在るツツジの方が、どこか儚く繊細であること。
自然、野生は本来ワイルドだけじゃない。本当は人為よりも細やかで優しいのではと思う。

だから、ぼくは都会のあまりに詰め込み過ぎで巨大で隙のない最新の駅ビルや、精巧過ぎるレジャーランドのハリボテなどからは、逆に人為の圧倒的に傲慢な圧力を感じて、便利さを押し付ける隙の無さに心身ごと強い拒否反応を起こしてしまうのだろう。

そんなことをまた一つ森から教わったような気がして帰宅すれば、母ちゃんと子供たちが誕生日祝いにチョコ蒸しパン(上に豆乳で作ったフルーツクリームが乗っていた)を作って待っていた。我が家は良く母ちゃんと子どもらでお菓子を作るが、基本的に砂糖は不使用で、甘味料にはたいてい甘酒や麹、ハチミツを使う。

けれど、甘いものをほとんど食べない(でも、チーズケーキは好き)ぼくは、一切れもらっただけで後は全部子どもたちでたいらげてしまった。
それでも夕飯には、ぼくからのリクエストで子どもの頃から大好物のハムカツ(トンカツより好き)を作ってもらい、ソースとマヨネーズをビタビタかけて(これも子どもの頃からの悪癖)、娘らに嫌がられながらたらふく食って幸せであった。もちろん、麦とホップをガブガブ飲みながら。

さぁ、明日からライブ2days!44歳になっての初ライブ、張り切って行きましょう!!

今宵のBGMは、大好きなボブ・ディランの66年発表の大傑作アルバム「ブロンド・オン・ブロンド」を2枚組LP盤で。あったかくてゴチャゴチャで乱調で、詩的で美しくて繊細で情熱的で哀しさに満ちたサウンド(これも絶対LPの方が良い)、声、音の肌触り。ホンと全てが素晴らしく、聴いているとロックこそが人間を表現出来る最高の音楽だと思わず確信してしまう。
そんなディランの全詞を日本語に訳した中川五郎さんとのライブのチラシを今日やっと作った。会場である三鷹バイユーゲイトのマスター有さんのコメントがイカシテいて、それをそのまま転載させてもらった。みなさんにどんどん配って行きますので、5月18日(土)もどうぞヨロシクです!

BGドリンクは誕生日もホワイトハイボールでした。ではまた、ロケンロール!



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この記事に対するコメント

GWってやつはライブですな。

僕はGWってやつは仕事です。泣き。GW後に連休が来る感じ。

44歳か。体には気をつけて下さい。五十嵐弟家は僕以外元気?です。

親父は大口の仕事がGWに入ったようで、ぼやいています。

自営業しても施設職員してもGWってやつは来ないですね。

五十嵐  仁 #- | URL | 2013/04/28 09:24 * edit *

五十嵐さん、お誕生日おめでとうございます!!
手作りのむしパンケーキ、いいですね。
砂糖を使わないのは、健康にとってもいいそうです。私もなるべく減らしたいのですが、子どもの頃から甘い味付けの料理で育ったので、なかなか難しいです…。
ところで、山ツツジ、私も大好きです。
5月は見頃ですね。

たかだ #- | URL | 2013/04/28 22:56 * edit *

仁は遅めのGW楽しんでください。それはそれで混雑などにまみれることもなく良いのでは。

たかださん、ありがとう!山ツツジのあの微妙に淡い色と、花は小さくても全体の中に埋もれることなく凛としてある美しさがね~たまりませんです。
44歳、まだまだ行きますのでよろしくです!

五十嵐正史 #- | URL | 2013/04/29 10:22 * edit *

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