周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ333 

2013/04/17
Wed. 23:10

今朝の東京新聞で目を引いた二つの記事。

一つは1面の“都道計画「意思示さないと後悔」”というタイトルで、小平市の小平中央公園にある雑木林を貫いて都道を整備するという、以前からの計画を知った市民がそれを止めさせようと立ち上がり、都内で初めての直接請求による住民投票が決まったという連載記事(今日はその“上”)。

このことは、旧友であり小平市民で、この市民運動にも参加しているW君のFB上の記事で知っていたが、それがこうして東京新聞の1面を飾り、市民の声を聞こうとしない都の姿勢を批判し日本の民主主義を問うている。
ぼくは、我が家の近所にもある身近で小さく愛おしい自然(雑木林)を守るためのこの運動に強く共感するし、まず自分の一番身近な所の「犠牲を強いるシステム」と直接闘うことが、福島、沖縄に本当の意味で繋がり共闘して行くことだろうと思っている。これは時として“現地に行く”という行為よりぼくは大切だとも思っている。

もう一つは26面のこちら特報部「日の丸、君が代 都教委通達10年」という記事。
2003年に都教委が国旗掲揚と国歌(君が代)斉唱を教職員に義務付けたことに対して、現場の教員が憲法の「思想、良心の自由」をかけて抵抗し、処分を受け続けてきたことの特集である。
ここに顔写真が載っている二人の教員の内、大能さんとはぼくは顔見知りであり、新宿中央公園のライブの時はたいてい炊き出しのボランティアに来ている大能さんと言葉を交わす。

大能さんは、今年3月の卒業式で2004年以来2回目の不起立をしたために、再発防止と銘打った都教委が主催する研修に強制的に参加させられ、文字通り「国旗、国歌を尊重する」思想を押し付けられたと言う。
しかも、今年は都教委が強硬姿勢に転じ、記事に出てるもう一人の男性教諭が減給処分にされてしまった。

都教委による日の丸と君が代の強制自体が、現在も憲法違反として司法の場で闘われている中でのこの高圧的態度には、アベノミクスで調子こく自民党政権の屁の勢いへの便乗があるに違いない。

我が家も、親の側から個人として、小学校の入学式で母ちゃんは一度も起立も斉唱もしていないのだが(彼女は自分の女子高の卒業式でたった一人不起立抵抗した)、ぼくには日の丸も君が代も国の象徴などではなく、歴史を歪め正視しない、ただの不寛容と恥の象徴にしか思えない(と書いて、実は逆説的に非常にこの国のシステムを象徴する旗と歌とも言えることに気付いた)。

この二つの記事を読んであらためて確信するのは、ぼくは自分自身が近所の雑木林を愛するようにこの島の風土を愛し、日本の文化を愛することと、国が時に風土を愛し守ることも含めた愛国の象徴とする日の丸、君が代を否定し嫌うことは何ら矛盾しないということだ。

なぜなら、ぼくはこの島の風土を愛するが、それは「国」というシステムを愛することを意味しないからだ。
そして、「国」というシステムこそが風土を守ってくれるというのが大嘘であるということは、歴史と現実を東京新聞等を使って少し正視すれば、誰にでも簡単に分かる。
それこそ、原発事故が悲しく腹立たしく象徴しているように、「国」というシステムこそが、ぼくの愛するところのこの島の風土を壊している張本人なのだから。

ゆえに、ぼくは日本という「国」システムを憎み嫌う。そして、「国」というシステムに関係ない所で風土を、出会えた人を愛する。そして、それを壊そうとする「国」に当然の如く抗う。そう、「国」はただのシステムに過ぎない(しかも、犠牲を強いるシステム)。それに大きな存在を感じてしまうならば、それはただのハリボテにまやかされているだけだ。益々使いづらく醜悪になった渋谷駅なんかとも同じってことだ(と、渋谷嫌いのぼくは強引にこじつける)。

今宵のBGMは、ビリーブラッグの88年発表の「ワーカーズ・プレイタイム」。
ラストの名曲“ウェイティング・フォー・ザ・グレイト・リープ・フォワーズ”は、初めて聴いた時から20年近く経って「まだ見ぬ兆しを待ちながら」というぼくの歌になった(笑)。
彼が、サッチャーの死に対して出したコメントが実に秀逸。サッチャーの死を喜ぶ反サッチャーの左派を「今は祝う時ではない」と批判しつつ、イギリスの現状を鋭く指摘しそれへの闘いを訴えている。
ビリー・ブラッグで検索すると出てくると思うので、興味のある方はぜひ!

BG酒はホワイトハイボールでした。ではまた、ロケンロール!


スポンサーサイト

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://soulbrothers.blog137.fc2.com/tb.php/494-3b63798f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2017-10