周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ331 

2013/04/10
Wed. 23:09

子ども達は4月でそれぞれ茜が小学5年生、葉生が2年生、波留は団地の自主保育の2年目になった。

子どもの成長はまさにジェットコースターのように早く、一日一日確実に変化を遂げる。
例えば、波留と日課のライダーごっこをしていて、喰らうパンチやキックが日毎に痛くなるし、茜が書いたと思ったら葉生が書いた文章だったり、茜はペン習字を熱心にやっているせいか、字はもう父より完全に上手だ。

思えばたかだか40年ちょっとで、人間はこんなおっさんになってしまうわけだから、この子供の成長のスピードはやはり自然の摂理なのだろう。

夏で11歳になる長女の茜は、どうやら反抗期に入ったようで、特に母ちゃんの小言にしょっちゅう逆ギレするようになった。
ぼくにしてみれば、うちの母ちゃんくらい優しい母親はまず居ないと思うほど、基本的に怒らない母親である。
にもかかわらず、年頃になるとやはりどうにも身近な親に反抗したくなるのだろう。

しかし、茜の反抗の仕方はどこかセコく、一しきりキャンキャン母ちゃんに吠えた後、彼女は決まって彼女の勉強机である小さな折り畳み式のお膳に向かって、黙々と何か書き物をする。
書き終わると、わざと目に付くところにそのメモ状のものを置き何食わぬ顔をしている。

それを読んでみると、例えば「母ちゃんの私への愛情0%」とか恨み言が書いてあって、母ちゃんは思わず吹き出してしまう。

先日、父にもみんなの目に付く食卓に茜からの置きメッセージがあり、そこには「私は父ちゃんの子だけれど、実は母ちゃんの子ではない。その証拠に生まれた時の写真が私だけない。本当は父ちゃんは母ちゃんと同時にもう一人の女の人と付き合っていて、私はその女性が産んだ子どもなんだ。父ちゃんそうでしょう?本当のことを教えて下さい。茜より」と書いてあって、みんなが寝た後遅くに帰宅してそれを読んだぼくは、一人爆笑してしまった。

まず、父と顔の良く似ている茜が、さすがに父の子ではないとはどうしても設定出来なかったところが面白く、実際は彼女が一番多い産まれた時の写真(父が張り切って写し、へその緒付き状態のもある。ちなみに波留こそ父はカメラを持って行くのを忘れてしまい、産まれた時の写真がない)を、ないと強弁しているところも笑えて、父の口ばっかりの女好きを、実際に彼女がもう一人居たという作り話にしているのもまたなかなかだ。

ぼくは酔っぱらっていたこともあって、そのメモ用紙の余白に返事をしたためた。
ボールペンでさらさらと「産まれた瞬間の写真は、君は3人の誰よりもあるので、証拠のアルバムを見せてやる。父は母ちゃん以外の人とお付き合いしたことはない。第一父にもう一人の女性と付き合うヒマも何よりお金がないことは、君が一番良く知っているはずだ」と書いて、元の場所に置いておいた。

その後、父の返事に対する茜からのリアクションはない。けれど、心なしか以前より父にベタベタして来るのであった。

今宵のBGMは、久しぶりに聴くザ・スミスの87年発表のラストアルバム「ストレンジウェイズ・ヒヤ・ウイ・カム」のLP。
ライナー読んだらこのアルバムも訳詞が中川五郎さんだった。80年代の五郎さんは、ほんとロックバンドの訳詩をたくさんやっていたのだなぁ。
マーガレット・サッチャーが亡くなって、なぜかスミスが無性に聴きたくなった。ぼくはこのスミスを始め、高校生の頃大好きなイギリスのロックバンドのほとんどが、サッチャーをこき下ろす歌を歌っているのを熱くなって聴いていた。特にスミス(解散後のモリッシーのソロ曲だったかも)は「ギロチン台のサッチャー」なんていう痛烈な歌もあったし、なにせ「女王は死んだ」というタイトルのアルバムまである(名盤)。
高校生のぼくは、これらをすべて日本に置き換えて社会に対する見方、思想を築いた。そしてそれは今も基本的に変わらない。ロックが生き方を教えてくれたと自負する所以である。

BG酒はホワイトハイボールでした。ではまた、ロケンロール!


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この記事に対するコメント

茜ちゃん・・・かわいいっす(笑)。子供って、親が思ってる以上に色んなことを考えてるんだね^^
子供の感受性ってすごいからね☆
茜ちゃんを見てて、「子供のころの自分に似てるなぁ」って思うこともあったりするのかな^^

この前の記事の五十嵐君の新曲・・・すーっと心に入ってきました。
なんだろうね~、この年齢になって感じる家族や大事な人に対する愛しさって・・・。まさに「愛しくてならない」んだよね^^
五十嵐君の歌詞を読んでたら、埼玉の菖蒲町に初めての一軒家を買って、
家族で移り住んだ時のこと・・・・高校時代、曲を書いてた部屋の空気、色んなことがよみがえって来た。。
一度行った五十嵐君の実家の風景もぼんやりと覚えてる。
確か、弟さんの部屋が階段の間の踊り場みたいな場所だった気が。。
で、ふと我に帰ってリビングに目をやると、愛しいかみさんとワンコ達が布団に寝てる・・・ワンコはいびきかいてるし(笑)。

スミスはそんなに聴いたことないんだけど、一曲すごく好きな曲があったんだよなぁ・・・当時、ロッキングオンとかでいつもモリッシーの写真はみてたっけ^^
ではでは、おいらもそろそろ布団にはいりませう(笑)☆




サイクル・アニー #- | URL | 2013/04/11 01:06 * edit *

きゃ〜茜ちゃん、サイコ—!サイコ—!サイコ—!(←五十嵐さんがLIVEでノッてる時の掛け声をイメージしてください^^;)

スズキ #f3g/b1UA | URL | 2013/04/11 16:48 * edit *

サイクルアニー君、そう言えば関宿来たんだね~。
今はあの近くに家を建て替えて、親父と弟夫婦が住んでいます。

新曲、歌詞を読んだ人がその人なりの情景を思い浮かべてくれるのが何よりうれしいです。ありがとう。
そうなんだよね、若い頃には感じなかった(感じる余裕がなかった)近しい人への愛しさを最近ホンと感じるんだよね~。

子どもはホンと3人3様ですが、茜はなかなかおもしろい感性持ってます。誰に似たのやら(笑)。
スミスは中学の頃からリアルタイムで好きで、今夜もLP聴きまくりました。

スズキさん、どうぞこれからも茜ちゃんをよろしくです(笑)。

五十嵐正史 #- | URL | 2013/04/12 00:10 * edit *

サイクルアニーさんは関宿の実家に来たことがあるのですか。驚きです。

その通り親父と大工が違法建築して、なんちゃって4階にして、踊り場の
ような4畳半が僕の部屋でした。兄に階段からギロチンドロップを食らっていました。家を壊す時、改築が登記書に載っていなくて大変だったんだ。
親父に聞けば「なんだそれ?」だし。

茜も驚くこと考えるね。おじさんからも、これだけはハッキリ言えることがある。父ちゃんは全然もてない。バンドのセンターで歌っているが、残念ながら女性にはもてない。これ以上書くと兄さんが怒りそうなので止めておこう。

5年生か、本当に早いな。

五十嵐  仁 #- | URL | 2013/04/12 17:41 * edit *

五十嵐  仁 さん ☆  そうなんです、高校時代に一度伺ったことがあります^^
その時に、「ここが弟の部屋だよ。ここは通り道だから、プライヴェートもなにもあったもんじゃない。。」って言われて、「う~ん・・・確かに(汗)」って思ったのをよく覚えてるんです^^

高校のバンド仲間と行った記憶があって、帰りはバス停まで送ってもらった気がします。

そうそう、五十嵐君は自分のこと「父ちゃんはもてない」って言うけどね(笑)、でもあの当時からなんとも言えない存在感と味があって、「五十嵐と同じバンドで演奏できる」ってことは、自分にとってはすごく誇りに思えたね^^
多分、今のソウブラのメンバーもみんなそう思ってると思うけど^^

サイクル・アニー #- | URL | 2013/04/12 21:47 * edit *

関宿話で盛り上がっているようで(笑)。
おそらく幼稚園の頃から抱いていたと思われる「もてない」というコンプレックスは、これからも時に自分のエネルギーの源泉になりながら、きっと墓場まで持って行くと思います(笑)。

でも、サイクルアニー君にそう言ってもらえるとなんぼか救われるなぁ。

五十嵐正史 #- | URL | 2013/04/14 23:00 * edit *

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