周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ327 

2013/03/29
Fri. 21:56

今日はぼくの職場であるNPO法人あまのはらのお花見であった。

3月中に散ってしまうのではないかと心配された桜は、この間の寒暖の差の激しさもあってか、今日まだしっかりと咲いていた。
例年通り、大田区の北端近い多摩川台公園にぼくは作業所の利用者と共に少し早めに行き、場所取りをして皆を待った。古墳でもある多摩川を見下ろせる高台の公園で、寒くも暑くもなく、風もなくうららかな春の陽気を感じてブルーシートにはらはら舞い落ちる桜の花びらを、見るともなしに見ているのは実に気分が良かった。

やがて、同じ法人の仲間である雪谷工房の面々とぼくの職場シーエスアデイの面々が集まり、今年も総勢30名以上の賑やかな、けれどゆるくまったりとした花見が始まった。

いつもそうだが、顔見知りとはいえ普段一緒に過ごしているわけではない雪谷工房とシーエスアデイの利用者達は、ブルーシートの上できれいに別れてそれぞれ固まって座る。
一見最初はお互いよそよそしいが、宴が始まると少しずつみんなほどけて来て、そのうち一発芸合戦が始まったり、ポツポツ離れた距離同士で会話が生まれたりする。
ぼく自身、自分から他人の中に積極的に入って行くタイプでないので、こういうまどろっこしくも自然な距離感がちょうど良い。

考えてみれば職員間の関係もそうかもしれない。普段はそれぞれの施設で働き、一緒にやる時はがっつり一緒にやって、気付いたら他のどことも誰とも一緒にやれないような仕事をこれまでやって来ていた。
慌ただしい年度末であっても(3月に花見したのは初めてかも)、そんな仲間との年に一度の花見は、何ともほっこりする好きな時間である。

昼過ぎに、何人かで連れ立って片手にビールを持ちながら広い公園内から多摩川まで恒例の散歩。
ゆっくりと雪谷工房の利用者とおしゃべりしながら歩く。意外と4月から作業所が廃止され地域活動支援センターに変わることを気にしている人が居て、もう少しみんなに分かりやすく、施設の根本的な在り方はまったく変わらないことを伝えてあげるべきだったかと思う(そのために、就労継続B型を拒否して地域活動支援センターにしたのだから)。

このことは利用者だけでなく、区の保健師からも電話で「ニュース(年に2回出している法人のニュース。結構過激な事書いてます)を読んで、4月から作業所じゃなくなるっていうけれど実際どうなっちゃうの?」と問い合わせがあり、予想以上にニュースが読まれていて注目されているんだなぁと思うと共に、保健師のいる各庁舎にあいさつ文を送る仕事が、先週のインフルエンザですっかり滞っていたことを思い出し、どうも後手後手に回ってしまったことをちょっと反省した。

散歩した公園内も、旧巨人軍グランドそばの多摩川でも、桜が雪のように舞いその桜吹雪は実に美しかった。
ぼくは小声で、大好きな豊田勇造師匠の大名曲「桜吹雪」を口ずさんだ。
それは、一夜だけの美しく儚い一人の女性との出会いと別れを綴った歌。うん、桜ってやっぱりとっても女性的な花なんだとあらためて思う。だから男は心落ち着かなくなるんだな。

そんな春日狂想もまた楽しい、あまのはらの2013年のお花見であった。

今宵のBGMは、豊田勇造の1976年発表の大名盤「さぁ、もういっぺん」。前回ブログに書いた92年の春、ぼくのカーステレオからはこのアルバムが一番多く流れていた。
ちっぽけな存在が、果てしない世界に広がって行けることを、そんな生き方をしっかりと示してくれる歌たちが詰まっている。もちろん「桜吹雪」もあの「大文字」も、そして“世のあらゆるものとともに このいのち全うしたいけれど”と歌われる「行方不知」が収録されている。

BGドリンクはほうじ茶(昼間けっこう飲んでしまった)でした。
今宵はこれから久しぶりに丘の湯でも行くか~。
ではまた、31日は阿佐ヶ谷イネルでSaSaさんの版画展ライブでロケンロール!
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この記事に対するコメント

人事が決まる頃ですね。新スタート、再スタート色々ありますね。

職場で長兄の歌詞をパクッテ発言しました。

「人はそれほどたくさんのことを一生の間にできません。押し付け業務は

もうやめませんか?」

会議だとできそうなんだけど現場では難しいことが多い。

「今ここで起きていることが真実」そして「今ここから何ができるか?」

「画一的な対応ではなく個々としての対応を」「施設方針でなく利用者基準で」

介護にも誤った自立の支援が多く見られます。手を引くのではなく後ろから支える介護を。サイエンスからアートへ。

資格ではなくやさしい手のひらを。ヒトシも生意気になったね~。
コメントじゃないし~。

脱退しているけど体にはソウルブラザーズ。パンクは生きているつもりです。

五十嵐  仁 #- | URL | 2013/04/01 09:39 * edit *

しぶとくしたたかに、楽しく気の済むようにがんばって。
身体と心がなるべく喜ぶように働くのが一番。

五十嵐正史 #- | URL | 2013/04/01 23:33 * edit *

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