周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ296 

2013/01/07
Mon. 23:51

仕事始めの今日は、午前中利用者たちと年始のおしるこ作りと池上本門寺への恒例の初詣であったが、ぼくは昼から参議院議員会館へ「基本合意締結3年、これからのたたかい!1.7集会」に参加するために出かける。

基本合意締結3年とは、2010年1月に当時の民主党政権だった国と、「障害者自立支援法は憲法違反の法である」として、全国から国を提訴した原告団とが和解のために結んだ合意文書から3年経ったことを指す。

その合意文書(基本合意)の要は、自立支援法を廃止して憲法に基づく新法を制定することを約束したことだったが、再三再四当ブログで言ってきたように、厚労省官僚による巻き返し(村木厚子氏復権もその一つ)と民主党政権の堕落と、何よりも元から「別に自立支援法でいいじゃん」という親方日の丸福祉団体と、長いものに巻かれる大勢の福祉従事者および関係者の共犯により無残に破られ、結局新法は、名前を「総合支援法」と変えただけの憲法違反の中身は何ら変わらない法が、昨年6月20日に成立してしまったのだ。

その当時、今後の戦いとして国を再度法的に訴えるという声が上がり、ぼくもそれを出来る限り支援したいと思い訴訟団のその後の動きを注目して来た。

久しぶりのこの集会には、正月明けだと言うのに講堂に入りきれない700名が詰めかけ、開始時間直前に行ったぼくは、別会場に案内されて講堂の集会をネット中継で観ることになった。
「自立支援法でいいじゃん」勢力が勢いを増していると思っていたぼくにとっては、未だに関心を持ち続け自立支援法を根本から廃止したい人の熱がまだこれだけあることに少し安堵するような気分であった。

そして、今回の集会のメインは、訴訟団が国に対して「基本合意を守れ」という意見書と共に要請書を提出することを参加者一同で確認するというもの。
要請すること自体大いにやるべきだし、何ら反対するものではない。
しかし、ぼくが気になっていた「再度国を訴える」ことについては、「もし、国が「基本合意」をないがしろにしたり、反故にするような事態が生じた場合は、ためらうことなく再提訴に踏み切る覚悟」とアピールに記される形になった。「えっ!?もうとっくに反故にされたんじゃないの?」とぼくは思ってしまうのだが、訴訟団弁護士の説明は、「こちらから反故にされたと言い出してしまった時点で、本当に基本合意は反故にされてしまう。まだ反故にされていないと国側に合意実現を要求し続けることの方が大切と判断した」と、内部でもずい分議論があったことをうかがわせる話であった。

しかしぼくが衝撃を受けたのは、それよりも会場から出た「再提訴したら、そこで基本合意は反故にされるのではないか?」という意見だった。
法を破った国をもう一度法的に訴えるというのは、ある意味日本の司法が国の権力から独立してると盲信した上でのお人好しな手法である。最高裁裁判官をいつも選挙で全員×付けて出す自分が、たやすくこういう思考に陥ることがちょっと情けない。

もし現自民党政権下で、もう一度訴訟団が国を訴えたらどうなるか?
世論はおそらく3年前よりも「自立支援法で別にいいじゃん、つうか全然知らないし~」だろうし、逆に司法と結託した自民党と官僚によって「3年前の基本合意自体が間違いでした」になる可能性の方が高いことを、ぼくは集会の席上でようやく思い至った。
「なんてこった!」心の中で舌打ちした。

そう考えると、今日この時点で「これからのたたかい!」集会が開かれたのは、誠に時機にかなっていたと言える。ここにも安倍政権に大きな脅威と危機感を感じている人たちが居るのだ。

しかし、それにしても厳しい戦いだ。基本合意などすでに無かったことにしたい権力者側と、無かったことにしても良い同業者たちの両側に訴え続けなければならないのだ。
ぼくにはとても出来ないと暗たんとしてしまう。「許せない!」「バカヤロウ!」「クソッタレ!」と公式に言わずにぼくは生きられない。だからせめて、「自立支援法は絶対に認めない」という意志を持ち続けていることで、熱を発しその言動を止めないことでぼくの連帯の証としたい。

唯一現職議員で今回も川田龍平氏が端っこの方に参加していた。
一度自立支援法改正法に賛成答弁をしてしまった彼の贖罪はまだ続いているのだろうか?
新自由主義を主張しているくせに…みんなの党というのもさっぱり分からない党だ。

帰り道はものものしい警戒の自民党本部前を通って地下鉄に向かった。すると、門から若く実に可愛い女性(清楚なアイドル風であたしのタイプ)が出て来ぼくの前を通って行った。「自民党関係者かしら?」と思いつつ、その虫も殺さぬような清楚な可愛らしさが何とも悲しくなって来た。「そっち行っちゃだめだよ~!」とその可愛い背中に叫んでやりたくなった。

今宵のBGMは、パティ・スミスの2004年発表のアルバム「トランピン」。
反イラク戦争魂マンチクリンの実にイカシタロックアルバム。硬派な歌の中に母心を歌った「マザー・ローズ」といった慈愛に溢れた歌もある。
“母は起きた どんな小さな朝も わたしの面倒をみるために そこに立つ 扉のところで待ちながら 無欲の姿で”(マザー・ローズより)

BGドリンクはトマトジュースでした。ではまた、ロケンロール!





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この記事に対するコメント

はい!かなり遅れて、ロビーで遅いランチのパンもかじり、会場入り。遅れたのに言いたいことはしっかりv-221戦いは続くだろうし、まぎれもなくつながっていきましょう!ホントいい会でしたv-237
ここでひっくり返しやがったら世界からも信用なくすぜ安倍さんよ、原発も廃炉ぜv-237

あねご #- | URL | 2013/01/08 01:13 * edit *

あねごも来てましたか。お疲れさんでした。
自立支援法との戦いは、あたしにとってももはやライフワークの一つです。
絶対に沈黙しませんよ。

五十嵐正史 #- | URL | 2013/01/08 23:26 * edit *

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