周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

大晦日新宿中央公園越年ライブ 

2013/01/01
Tue. 22:37

いつもなら、タイトルの後に“終了”と書き込むが、中央公園での第19次新宿越年闘争は3日まで続くし、ぼく自身も2012年最後のライブを終えたと言うより、この日からまた新たに始まったという感覚の方が強いので、あえて終了は付けないことにした。

2003年、夏に続いて初めて大晦日にここで歌ってから(以前は公園内の別の場所であった)、毎年大晦日が近づくと、新宿中央公園のこと、この街の路上で暮らす人たちのことが少しずつぼくの心の中を占めて行き、「何を歌おう?」と考え出す。
そして、いつしかこの作業を経て大晦日のライブをやらなければ1年を終えることは出来ず、もしやらずに終えたとしたら、大きな「やり残し感」を残すだろうと思うまでになった。

それはきっと、ぼくがそれでもこの国で、コロコロと軽薄に移り変わる時代に惑わされず(内心惑わされても)地に足をつけて動きあがき、ゆかいに暮らし本当に生きて行くために、ぼく自身がここで歌うことを必要としているライブだからだと思う。

この日は、前日の豪雨とは打って変わって(前日は都庁の軒下で、あの名saxプレーヤー梅津和時さんがライブをやられたとのこと。梅津さんも以前から毎年ここでライブをし続けている常連さんだ)穏やかな陽気。
けれど、夕暮れを過ぎると急に冷え込んでくるのは冬ならでは。しかし、毎年大晦日の体感温度は、数度違うだけでかなり寒くも暖かくも感じさせる。それで行くとこの夜は確かに暖かかった。

夕方5時前に現地に着けば、ぼくを見つけて顔見知りのオジサンたちが何人か声をかけてくれる。
もちろん、歌い出した頃はそんなことはなかったので、これも10年続けて来てだんだんここのみなさんに認知してもらえてきたおかげと思うと何ともうれしい。
そうやってオジサンたちと(と言ってもぼくと同世代の人も居る)色々な話をしながら(生活のこと、仕事のことなど…)、ボチボチアンプを並べたりして準備をして行く。

毎年出演の声をかけてくれるOさん、お酒を差し入れてくれる本部のKさん(今号のKさんが書いた新宿連絡会NEWSの巻頭文は、いつもながらぼくを熱くさせた。読みながら何度も頷き「そうだ、そうだ」と言いながら読了した)も元気そうでなにより。年に2回ここで会えるのがうれしい人たち。

ライブで歌う曲は当日ギリギリまで迷った。
お酒と共にKさんからいただいた、越年闘争中に毎日配布されるチラシ(メッセージと共に炊き出しやイベント情報が掲載されている)の文章を読んで、ぼくにとってのこの日ここで歌うべき歌がようやく決まった。

いつも炊き出しのボランティアで参加している知人や、毎年参加のさいたまの江上さん、昨年に続いての当ブログでお馴染みのスズキさん親子、高校時代からの友囃子君、そして早速ギャラリーにライブ映像+αをアップしてくれた大橋さん(ありがとう!今年もよろしく)、そしてこの夜は阿佐ヶ谷あるぽらんのマスター佐々木さん(初めてここで歌った10年前の夏に、ビビるぼくらの激励に来てくれた)も来てくれて、うれしい限り。

ぼくは目の前のブルーシートに座っていたり、周囲の火にあたっているしているオジサン達や、ここに関わるたくさんの人たちをなるべくゆっくり見渡しながら、気持ちを込めて5曲をソウルブラザーズと共に歌い演奏しきった。

この夜はぼくらの後に、ぼくらより以前から大晦日にここでライブをし続けていて、毎年ご一緒させていただいているラビィ・サリさんのライブ。シンプルな編成(中東のパーカッションとウードという珍しい弦楽器)に女性ボーカルの堂に入った落ち着いた歌声が、まるで新宿の冬の夜空に沁みて行くようだった。ラビィ・サリさんと毎年ここでご一緒出来ることが、何だかとても誇らしく思えた。

ここで、昨夜もらった新宿連絡会チラシの文章の一部を紹介したい。
おそらくKさんが書いているのではと思われるが、ぼくがここの在り方を好きな理由がこの一文に良く現れていると思うので。

“深刻ぶらないのは俺たちの流儀である。世の中には表もあれば、裏もある。表にしか光は当たらないが、裏の世界は知ってる人は知っている。それで良いのである。
 疲れ果てても良いのである。昨日のような雨の日もあれば、今日のように天気の日もある。回復し、次のステージに進むのである。”

これを読んで、悩んでいた3曲目に「周辺暮らしのロケンロール」でぶちかますことに決めたのだった。

そんな昨夜をふと思い出しながら、家族とゆっくり過ごした元旦。
初森歩きの高台からきれいな初富士を拝み、反対側からくっきり見える新宿都庁群やその奥のスカイツリーも眺める。

またここから見つめる1年が始まった。
みなさん、今年もどうぞ当ブログ並びにソウブラを何卒宜しくお願いいたします。

今宵のBGMは、いよいよ今月23日に来日ライブが迫ったパティ・スミスの最新作「バンガ」。
このアルバムに震災&原発事故後の日本に思いを馳せた“フジ―サン”という曲があって(パティはかなりの日本好き)、初めは「ちょっとなぁ」と思っていたのだけど、初富士見たせいか今日あたりからハマって来てヘビロテ状態です。ライブ観たらきっと泣くだろうなぁ…。

BG酒は正月は日本酒です。菊正宗の樽酒でした。ではまた、2013年も当然ロケンロール!!

ソウブラ大晦日新宿中央公園セットリスト
①新しい日々
②知床旅情※
③周辺暮らしのロケンロール※
④解放の歌※
⑤残された場所で※
※ギャラリーで動画観られます! 
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