周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

久が原福祉園きらら祭ライブ終了! 

2012/10/06
Sat. 23:44

1994年、愛知県から関東にやって来てまだ2年目で、ソウブラは文化センターの会議室でライブをやったり、知人達とイベントを企画したり、東京の路上で歌ったりと暗中模索のライブ活動をやっていた。

この年の7月7日に48歳でお袋が他界して、ぼくはどうにも何か自分の生きる世界の足場を失くしたような、今まで味わったことのない喪失感が消えないまま、その月の24日に、当時タケサンシン山村君の職場であった久が原福祉園のお祭り“きらら祭”に初めて出演した。

今よりうんと下手な演奏、今よりも融通が利かないオリジナルソングばかりの選曲。
そんなバンドが福祉施設でどんなライブをやれば良いのか?自分でも見当もつかない25歳のぼくは、力いっぱい飛んだり跳ねたりしながら、自分の音もろくに鳴っていないことも気にせずギターを掻き鳴らし、初めての福祉施設ライブに挑み歌った。

たぶん、やる側聴く側含めて、その時祭りに関わったいろんな人たちの思いがピタッと合ったのだろう、これまでやって来たライブのほとんどがどこか一方的で空回りしているような感じだったのに、この時は今まで味わったことのない聴く側との隔たりを越えた一体感を感じて盛り上がった。
施設の利用者が、その全身でライブを楽しんでくれていることが、伝わっていることがぼくはうれしくてうれしくてたまらなかった。だって、本当にこれまでこんなにソウブラの音楽を楽しんでもらえたことはなかったのだから。

以来19年、何だかんだ色々あったけれど、ぼくらはこの祭りに出演し続けて来た。
みんなともしみじみ話したけど、この19年で本当に時代は変わったなぁと思う。福祉の世界も激変した。
良くも悪くも19年前は、もっと施設のお祭り自体がアホになって祭りしていた。
きっと予算もずいぶんカットされて来たのだろう。地域社会も疲弊して来ているのだろう。費用対効果っていうやつが、隅々にまで行き渡ってしまっているのだろう。
時代が余裕を失くして来たことが本当に良く分かる。

けれど、それでもソウブラを祭りに呼んでくれて、利用者のみなさんは待ってましたと楽しんでくれる。
数年前からは、ぼくらの前のパフォーマンスが終わって(昨年、今年とマイケルジャクソンに扮したダンスグループのパフォーマンスであった)、間が20分くらい空いている中ぼくらがセッティングしていると、ほとんどの人がそのまま部屋を出ずにぼくらのライブを待っていてくれるようになった。と言うより「早く始まらないかなぁ」という雰囲気を感じるようになった。

だから、ぼくらは「準備出来たらやるよー!」と言って、セッティングが終わると予定より早くライブを始めてしまう。
この日もそうだった。

自分達の音も分からないほど音が回ってしまうホールは、いろんなライブ会場の中でもかなりやりにくい場所だけれど、そんなことは音さえ出れば、聴き手に聴こえてさえいれば、良いライブは俺達次第で成立する。
音と格闘しながらのライブだけど、それでも良い顔で手拍子くれる人、ステージに出て来て一緒に歌ってくれる人、体を動かしてくれる人にぼくはうれしくなって今年も歌い切った。

中でも“廃炉!”はみんなで歌ってくれて、むちゃくちゃうれしかった。この19年で、ちゃんと歌を届けられるようになった。
昨日も官邸前デモに行ったけれど、なぜかあの場所でぼくはあまり歌う気は起きない(求められたら歌うだろうけど)。それより、自分のいつものライブ会場(施設、病院、飲み屋、イベントetc・・・)でいつものレパートリーとして“廃炉!”のような歌を歌うことに、ぼくは歌う意義があるような、より反原発なのじゃないかと思うのだ。

最後の“結風”を歌う前に「来年はついに、20年連続出演かぁ~!」と一声上げてから、弾き慣れた自分でも大好きなイントロのギターを弾けば、思わず「20年連続って、何かすごいな」と思ってしまうのだった。
今年もありがとう!久が原福祉園の利用者のみなさん、そして企画してくれたスタッフのみなさん。

このきらら祭は、リッカリッカに続き我が家の子ども達にとって1年で最大のお楽しみイベント。
小銭を握ってゲームコーナーに行き、破格の値段でおもちゃをたくさんたくさんGETする。もちろん父のライブなどそっちのけ。一番下の波留だけ、大好きな“廃炉!”を聴いてくれた。
でも、文句は言うまい。この3連休も、この日以外はきっと散歩か多摩川べりの飲み屋“たぬき屋”ぐらいしか連れて行かないであろう父なのだから。

今宵のBGMは、今朝コジマ録音から届いたソウブラ新作CD「残された場所で」のマスタリング済みのCD-RのタイプA。実はAとBの2タイプ音を作ってくれて、判断を委ねられた。
はっきり言ってどちらも素晴らしい。今回もコジマ録音さんにはスゴイ良い仕事をしていただいて感激している。
この連休で聴きまくって判断しよう。この分だと11月10日のスペースCライブは発売記念に出来そう!

BG酒はホワイトハイボールでした。ではまた、ロケンロール!

きらら祭ライブセットリスト
①実りの秋にうた歌おう
②新しい日々
③廃炉!
④上を向いて歩こう
⑤結風
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