周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ249 

2012/09/03
Mon. 23:17

昨日(2日)の朝は、母ちゃんの「父ちゃん!片岡君が東京新聞の1面に載ってるよ!」という、彼女には珍しい大きな声を耳元に出されて思わず「何事!?」と飛び起きた。

早速、我が愛読紙である堂々脱原発東京新聞1面を見れば、“夜の被災地 よみがえるチャップリン 心照らす無声映画 一期一会ライブ”という素晴らしい大見出しが踊る。
そして、この8月に宮城県岩沼市内の公園特設テントで開催された無声映画上映会の様子が書かれ、そこで上映されたチャップリン映画の弁士として堂々「片岡一郎」の名が載っていた!

「おお!」と声を上げながら、「俺も今年あるぽらんで、片岡君の語るチャップリンにギターを付けたぞ!」と思わず家族に自慢する。
母ちゃんは、「茜はまだ1歳の時、片岡君たちと飛騨高山に一緒に公演旅行に行って、ずいぶん可愛がってもらったのよ」と、まったく当時のことを覚えていない茜に語って聞かす。

もうそろそろ新婚ホヤホヤの奥方と共に(キショーッ!)、アメリカへ旅立ったであろう片岡君、何やら我が事のようにうれしく、再会が待ち遠しくなった記事であった。

この日は日中昼寝したりして体力を温存し、夜ナベ仕事でCD用音源の仕上げのミックスダウン作業をした。
今回ぼくの音イメージは、ボブ・ディランの66年の2枚組大傑作「ブロンド・オン・ブロンド」のモノラル録音バージョン。
当時、スタジオですべての楽器、ボーカルをいっぺんに「せぇーの!」で演奏しライブで録音した「ブロンド・オン・ブロンド」は、もともと各楽器の音がスピーカーの左右に分けられず全部が真ん中から聴こえるモノラル(ビートルズなんかもそうで、当時はみなスピーカーが一つだけのプレーヤーなどで聴いていた)サウンドだった。

ぼくは、どの楽器も同じ真ん中でガチャガチャ鳴って混ざり合っているこのモノラルサウンドが好きで、今回のアルバムは、録音した楽器の音の位置を全部真ん中に合わせてミックスダウンしている。
ソロパートや目立つフレーズを弾く楽器も、みな混ざり合う音の中から立ち上がってくるので、ことさら目立たない。でも確かにみんなの音の中から聴こえるサウンド。これがプロデューサーとしての、ぼくのソウブラサウンドへのこだわりである。

まぁ、たんにいろいろいじると、ややこしくて分からなくなってしまうからというのも大きいけど(笑)。

実際このミックスダウン作業は鬼門で、過去に「ハレ」を作った時、ぼくは根を詰めすぎて蓄積した疲労から風邪→インフルエンザ→胸膜に達する肺炎に至り、約10日間の入院をしてしまっているのだ。

けれど、今回の作業は今までで一番楽。最初にみんな同じくらいの良い音量レベルで録音しているし、エフェクトも一切かけないのでボリュームの微調整をするくらいで音を完成させて行っている。音に派手さはないけれど、息遣いが伝わる勢いがあって聴かせる演奏があるから、飽きずに聴き続けられる作品になる予感がある。

先日、毎度ソウブラCDの顔であるあるぽらんマスター佐々木さんによるジャケット版画の下絵も届いた。
やっぱりこれがなくちゃぁ、ソウブラらしくない。
素晴らしいライナーノートも書いていただいている。さぁ、今夜もちょっと夜なべするぞ~!

今宵のBGMは、当然ボブ・ディランの「ブロンド・オン・ブロンド」モノラル盤CD。
ディラン本人も「まるで水銀のようなサウンド」(なんのこっちゃ?)と呼び愛している音。しかし、80年代には「もうあの音が出せない。レコーディングの仕方が昔とまるで変わってしまった・・・」という弱音も。
とにかくキンキン吹きまくる奔放なハーモニカ、ジャカジャカ掻き鳴らすギター、荒れ気味だけど説得力マンチクリンの声。聴けば聴くほどすごい生々しいアルバム。
個人的には、ザ・バンドがバックを付けた「スナー・オア・レイター」が最高にカッコイイ!サビ前にディランが「うぁ~~っ」と唸る所など、聴く度にゾクゾクする。未来永劫古くならないロックがここにある。

BG酒はホワイトハイボールでした。ではまた、ロケンロール!
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