周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ241 

2012/08/15
Wed. 22:36

昨夜(14日)は、関東に来ていたカンチ&さくらさん夫妻が阿佐ヶ谷泊されるので、夫妻の「行ってみたい店」であったあるぽらんで、にぎやかに飲み会をする。

ソウブラファミリー全員集合と言った豪華な(?)面子が揃って、ホンと楽しく飲んでしゃべった(関西にはあまりないと言う「ホッピー」を、さくらさんはこの夜生まれて初めて飲んだそうな)。
6月、7月と関西でご一緒して、そして8月に東京でと、これからも毎月会って遊びたい(笑)。
今年の夏休みの楽しい思い出の一夜になった。

そして夏休み最後の今日は、昼間家族でぼくの職場に行き、施設の物品販売で購入した品物を引き取りながら、郵便物や留守電のチェックをする。
我が家の子らはなぜかぼくの職場に行くのが好きで、この日もいつも寄る途中のナチュラルローソンで昼食を買って大張り切り。
当然、職場には子どもが喜ぶようなものなど何もなく、けれど、家より広い空間でクーラーも効いているので、何だかぜいたくした気分になるらしい。

この夏休みは、例年何回も行く市民プールには1回しか連れて行けなかったが、ぼくの実家に行ったり、茜は来週子ども会の宿泊行事で八ヶ岳に2泊3日で行ったりと(自己負担たったの3,500円也!)、なかなか盛りだくさんで充実しているみたい。

職場の留守電をチェックしたら、休み中に区役所の担当者から2回電話が入っていたので、嫌な予感がしつつかけ直すと、実際はたいした用件(ここに書くほどの)ではなく、しかし担当者が自分達の仕事を“分かっていない”話だったので、かなりがっくり来てしまう。
なので、車で家に帰る間も、明日からの仕事が思いやられてブルーになる。

気持ちを切り替えるために、夕方から一人で女子大周りの森と多摩美の森を歩く(思えば夏休み中歩いていなかった)。
熱中症が怖いので、あらかじめ濡らした手ぬぐいを首に巻き、途中の公園の水道で頭から水を浴びて冷やしながら歩く。夕方の森はヒグラシの声が耳元ですごい迫力で鳴り、何だか霊的な雰囲気さえ漂い、あらためてお盆であることを思い出す。
森を歩くうちに、煩わしい小さなやりとりへの囚われから解放されて気分が良くなる。これぞ五十嵐流森治療!

そして、日本が無謀な侵略戦争をしかけて降伏した日である今日8月15日は、やはり毎年その時のことを考える。
思えばぼくが生まれたのは敗戦から24年後の1969年、今から24年前(大学1年生の時)を自分がはっきり覚えていることを思えば、戦争の記憶がまだリアルだった時代に自分が生まれたことをあらためて知る。

夏休みにぼくの実家に娘達を連れて行った時、敗戦時の首相であった関宿町出身の鈴木貫太郎の記念館に行った。
地元の小学生は必ず学校行事で訪れる、この町北端の茨城県との県境に昔からある(開館は1963年)貫太郎記念館は、その渋い佇まいと共に、ぼくが故郷で好きな場所の一つである。

長女の茜も4年生になり、戦争のことも少し深く分かる年頃だろうと思い、同時代の東条英機や近衛文麿などの首相に比べて地味で知名度は低いが、父の故郷出身者で、他でもない敗戦時の首相であった鈴木貫太郎をちょっとは知っておいて欲しくて、数年ぶりに開館時間とほぼ同時の朝一に訪れたのだ。

外観は昔のままだったが、内装は野田市になって助成金でも出たのか色々リニューアルされていた。しかし、案の定まだ来館者は誰も居らず、用務員のオジサンのぶっきらぼうな「開いてるよ」と言う声と共に、冷房もろくに効いていないクソ暑い一部屋だけの館内に入れば、やはりそこはぼく好みの、とにかく渋い唯一無比の地味な記念館なのだった。

それでも展示品はなかなかスゴイ物が多く、日清、日露に出征して海軍で武功を上げ、やがて天皇にたいそう気に入られた(首相になったのは昭和天皇からの直接指名)彼ならではの品々の中でも、特にあの天皇の玉音放送のLP盤があったのには驚いた(この玉音放送レコードが15日正午に放送されるまでの争奪戦と、敗戦決定までの鈴木内閣のせめぎ合いを描いた「日本の一番長い日」は、いろいろ脚色もあるだろうが必見の映画。鈴木貫太郎を笠智衆が演じている)。
しかし、以前あったと記憶していた、226事件で鈴木貫太郎が襲撃された時に着ていた、血痕生々しい服が展示されていなかった(彼は急所を弾丸で撃ち抜かれている)。
もしかしたら、昨年この記念館が盗難にあった際に盗まれたのかもしれない(しかし、渋い盗賊である)。

ぼくが夢中で観ても20分とはかからないこの記念館、娘二人の感想は「早くおじいちゃんの家に行こうよ」であった。嗚呼!

この夏休みは「日本の一番長い日」含めて3本のDVDを観た(映画館に行きたかったけど・・・)。
中でも強烈だったのは、大好きな河瀬直美監督が推薦し、チョイ役でも出ている「デストロイ・ヴィシャス」というパンクムーヴィー。これは痛快にモヤモヤを吹っ飛ばしてくれた。
なにせ最後に、通天閣の上の部分がシド・ヴィシャスロボットになって演奏しながら飛んで行くんだから(笑)。
もう一回観たい映画だ。

今宵のBGMは、スティーヴ・アールの99年発表のパンクなカントリーアルバム、「ザ・マウンテン」。この中の1曲からメロディーを拝借して、夏休みに我が愛すべき戦死詩人竹内浩三の“うたうたいが”という詩に曲をつけた。
彼の詩に出逢ってからもう15年近く、ぼくにとってあの戦争の時代とは、竹内浩三がそれでもひたぶるに自由に愛に詩に生きたくて、殺された時代として記憶されている。そして、生涯彼を忘れることはない。

BG酒はホワイトハイボールでした。夏休み明けももちろん、ロケンロール!

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この記事に対するコメント

えっ そんな!

ホッピーを呑んだ事とない 日本人が居るなんて!
お酒呑まない さくら大姐がどんな反応したか おせーてぇ

総経理廣川 #- | URL | 2012/08/17 21:11 * edit *

さくら姐さんは、酔ったら暴れる!と言ってましたが、ホッピーの“中”の方はちょろっとだけ入れて、もっぱら“外”を楽しんでおられましたよ。
なので、いつものさくら姐さん(笑)でありました。
総経理さん、ホッピーってもっぱら関東の人が多く飲むみたいですよ。
勇造さんバンコクライブ、ソウブラの分も楽しんで下さいね!

五十嵐正史 #- | URL | 2012/08/18 00:08 * edit *

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