周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ159 

2012/02/05
Sun. 22:50

昨日(4日)は、ソウブラの新作アルバムの初レコーディング日であった。

当初予定していた録音機材の調子が悪く、予行録音がうまく行かなかったので、急きょこれまでのアルバムを録音して来たMD8という、おそらく今では超アナログな機材となってしまった機器を押入れから引っ張り出して準備した。
これは12年前のファーストCDレコーディング時に買ったシロモノだが(当時としてはなかなかの高級品)、この間レコーディング以外で使って来なかったのでまだまだ行けそうだし、何より使い方が実にシンプルで勝手も分かっているので、録音エンジニアとミュージシャンを兼ねるぼくにとってはかなり楽。

それやこれやをいつもの練習場所である、京王稲田堤駅近くのスタジオヒラポンに持ち込み、おそらく10畳もないであろう狭い空間に、録音機財を囲むようにマイク6本を立てて、みんなで「せぇーの!」で演奏して録音する。
これはいわゆる1発録音と言われる、もっとも原始的な録音方法で、しかもボーカル含めてそれぞれの楽器の間に遮断壁もないから、お互いの音までマイクで拾い合ってしまうというもの。

はっきり言って、今時こんなやり方でレコーディングするバンドはまずない。

今はたいてい、それぞれの楽器別に録音したものを、パズルよろしくPC上でつなぎ合わせてカラオケを作り、そのカラオケに合わせて最後に歌を入れるというのが主流。そうして、まことにきれいで真空パックのような非の打ち所がないサウンドの作品が、アマチュアでさえ作れてしまうのだ。

演奏も1曲通しで録音することはせず、曲の部分ごとに録音してそれを組み立てたり、1番の演奏を2番にそのまま音をコピーして作り上げるというのもザラだと聞く。

ソウブラは、今回ギターソロやピアニカなど最小限のリード楽器だけは後から音をかぶせるオーバーダビングをすることにして、自分たちの好きな生々しい音でアルバムを作るべく、バンドでのスタジオ録音はなんと「ハレ」以来、実に7年ぶりのレコーディングに挑んだのだ。

ライブや練習と同じようにみんなで演奏すると言っても、レコーディングはやっぱりぜんぜん勝手が違い、特に最初の方はなかなか感覚がつかめないでみな悪戦苦闘する。
練習では気楽に遊ぶことも出来る自分の演奏が、やたら硬くなってしまって余裕がまったく生まれない。
それでも1回録音してはみんなでそれを聴き直して、音を確認しながら何べんも録音して行くうちに(たいてい10回は録音する)、逆にライブや練習では気付かなかった、その曲の構成のメリハリの付け方がはっきり見えて来たり、自分の演奏している弾き方の良い部分を見つけたりするのはレコーディングならでは。

今回もそんな感じで、みんなでワイワイ言いながら、失敗したら途中で「ごめん!」と申告して止まったりしながら2曲仕上げることが出来た。
良いテイクは演奏の途中からだいたいみんな分かって来る。無事に完奏してぼくが録音停止スイッチを押して、みんなの顔を見てから「今の良かったんじゃねぇ?」と確認する時の気分は、40をとうに過ぎた今も何ものにも代えがたい至福の瞬間だ。

この日録音した「新しい日々」と「ロケンロールをやろうぜ」のOKテイクを、みんなで何度もプレイバックしながら、今回のアルバムが今まで以上にタフなロックで、それでいてポップな作品になることを確信した。

レコーディング後はみんなでいつもの居酒屋「じんべぇ」へ。
この日夜勤明けのギター森田君は、「勝利の美酒に酔おう!」とわけの分からないことをぬかし(笑)、みんなも実に饒舌に飲み、食う。
ソウブラレコーディング初参加の梅ちゃんも、このソウブラ流レコーディングを、充実感と共に楽しんでくれたとのこと。なにせぼくとタケサンシン山村君なんか、ビール飲みながら録音ですからねぇ。リラックスし過ぎです、ハイ。

みんなで収録したい曲について、あれも入れたい、これも入れたい、ええい、こうなったら2枚組3枚組だぁ!などと好き勝手放言しながら、この実に効率的でないソウブラらしいやり方でスタートした、楽しいスタジオレコーディングの夜は更けた。

これから最低月1回はスタジオ入りして録音して行きたいと思っている。みなさん、ソウブラ史上最高傑作の完成をどうぞお楽しみに!

BGMは、今年も春までタイで暮らす勇造師匠を通して知った、タイのスーパーバンド“カラワン”の94年発表の結成20周年記念ライブ3本組カセット。自慢ですけど、ソウブラは04年のカラワン来日時に前座を務めたのです!
アコースティック楽器のみで、独特の素晴らしいグルーヴを出すカラワンは、まさにタイのボブ・ディランであり、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ。我が家の小さなラジカセから流れる気持ちの良いサウンドに、冬の寒い夜がほっこりして来ます。「生きるための歌」を歌い続けるカラワンに乾杯!

BGドリンクは今日は少し酒を控えて(と言ってもビール1ℓは飲みましたが)、トマトジュース。
ではまた、ロケンロール!

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この記事に対するコメント

楽しそうに進んでいるようで、楽しみです!! MD8!!
よう介はMD4。我らに今日はそれを使いギターとカフォンを録音します。

take #- | URL | 2012/02/08 14:07 * edit *

takeさん、ありがとう!
よう介君はMD4だって?!おぉ、データMD仲間だ。
MTR感覚でとにかく使いやすいんだよね、あれ。
後は最後まで壊れないでいてくれることを祈るばかり・・・。
どんどんスタジオ入って録音進めたいんだけどねぇ。
でも年内には必ず!どうぞお楽しみに!!
出せる時に出さなきゃね。

五十嵐正史 #- | URL | 2012/02/08 23:57 * edit *

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