周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ148 

2012/01/10
Tue. 23:11

午後納品で車を走らせている時に、ラジオのDJが何度もしゃべりをカミながら「だめだぁ、正月ボケが抜けな~い」としきりにぼやいていた。

確かにその気持ちは分かる。やらなきゃいけない、手をつけなきゃいけない仕事ははっきりしているのだが、こちらも年明けなかなかエンジンがかからない。

そんな感じで、内職作業を卸してくれている地元の某工場に行くと、ぼくが持って行った納品数にがっかりしながら「こっちは3連休返上でやったけど、まだ間に合わない。もっとがんばってくれないか?」と言われる。
しっかり暦通り休んでいたこっちとしては、ちょっとバツが悪い。

この工場でもらっている仕事は、ただ手でネジを締めるだけの単純作業なので、利用者のみんなには非常に簡単で取り組みやすい。しかし、それを最後ドリルを改造した電動ドライバーでしっかり締める仕上げ作業がある。
それは機械の数が最大で2台しかないので、どうしても職員が中心でやっている。しかも、工場の人たちは休日出勤までして締めているくらいなので、ぼくの作業所でも昨年末は最低週に1万個以上は締めて納品して来た。

それを年明け早々さらにペースアップして欲しいというわけだ。

当然ながらぼくの職場は、福祉施設であって作業以外にも様々な仕事がある(しかも職員3人)。それに、自立支援法内事業ではないので、強制的な工賃維持やアップを義務付けられていない。
けれど、だからと言って仕事をいただいている業者が忙しくて大変な時に、「そんなの関係ねぇ~(古い?)」と言うのは人の道に外れるというもの。

しかし、この仕上げ作業は職員一人が機械に向かってひたすら没頭せねばならず、利用者にも対応出来ないので同僚からはなかなか不評な仕事なのだが、何を隠そうぼくはこれが大好きなのだ。
腐っても小さな町工場の倅という血なのか、愛知県で夜間学生していた頃とフリーターの時期、好んで工場労働をしていたせいだろうか、出来るのなら一日中誰ともしゃべらずにこの機械とにらめっこしながら、ひたすらネジを締め続けたい衝動を抑えがたいほどだ(ソウブラのギター森田君なら分かるだろう、この気持ち)。

同僚のK田さん曰く「五十嵐さん、まったく周囲を無視、シャットアウトして虚空を見つめながらひたすらやってますよ。何考えながらやってるんですか?」「ムフフ・・・それはもちろんいろんな事ですよ・・・」と私。
事務仕事や面接、電話応対の合間、しばらくは寸暇を惜しんで機械に向かう日々になりそうである。

でも、ぼくはこういう作業所職員の何でも屋的な所が好き(どれも浅くだけど)。ある時は事務屋、またある時はカウンセラー、はたまたある時はジョブコーチ、そんでもってある時は交渉屋かケンカ屋、そして内職&肉体労働者etc。

非専門の専門家?と言うか、宮沢賢治みたいに、いろんな方面に自分を散らばせながら歌を紡いで行きたい。
それで飯が食えているのだから、これ以上の幸せはない。

今宵のBGMは、スティーヴ・アールの88年発表の名作「コッパーヘッド・ロード」。アイルランドの酔いどれバンド“ポーグス”との共演「ジョニー・カム・レイトリー」収録。
アメリカの裏側を歌うハードボイルドな内容、カントリー、ロック、パンク、アイリッシュがごっちゃになったサウンド。なによりぶっきらぼうなスティーヴ・アールの声が危うく美しい。今も生きて歌い続けてくれていることがうれしいシンガーです。

BG酒はホワイトハイボールでした。ではまた、ロケンロール!
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