周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

読書ライフ1 

2011/01/25
Tue. 23:46

ぼくが思春期の頃、バイブルのように読んだのが、故灰谷健次郎氏の著作。そのエッセイの中で氏が「家は借りて住め。本は買って読め」と書いていたのをぼくは座右の銘にして、しかもそこに「レコード(CD)も買って聴け」まで付け足して実践してしまっている(後年カミさんと、灰谷氏が移住した沖縄の渡嘉敷島に行き、港から砂浜に行く途中の小高い場所にあった灰谷氏のステキな自宅を見た時は、ちょっと複雑な気持ちになったが)。
本は毎晩寝る前に、枕元に3冊くらい持って行って、30分くらいあっちこっち乱読してから寝る。
最近のお気に入りが、佐藤泰志著の「海炭市叙景」(小学館文庫)と先日吉祥寺で購入した黒岩比佐子著の「パンとペン」“社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い”だ。
残念ながら、著者お2人共すでに故人で、佐藤氏は何度も芥川賞候補になりながら(村上春樹と同世代)受賞には至らなかった。仕事を転々としながら作品を書き続けたが、91年に自死された。
一つ一つの短編がかすかに繋がり合う「海炭氏叙景」は彼の絶筆。「海炭市」とは彼の故郷でもある函館がモデルの街で、そこに生きる市井の人々の生活を淡々と日常の喜びや痛みを伴って描き出すという、ぼくにはまさにストライクな作品(その日常は海炭市の風景を必ず伴う)。
ぼくが佐藤氏の作品を知ったのは、数年前に、団地の近くのコープで買い物した際、ユニセフ募金として1冊10円で売られている古本の中に彼の「移動動物園」(新潮社91年刊行)をたまたま見つけ、レコードのジャケ買いよろしく、そのたたずまい(あせた黄色の表紙に版画のような線画のようなちょっとシュールで地味な絵が描かれた表紙)に惹かれて求めたところ、ハマッてしまったのだ。
実は「海炭市叙景」は、つい最近までミニシアター系の映画館で映画化されて上映されていた。残念ながら観逃したが、函館市民がボランティアで多数参加して完成させたという素晴らしい作品だったようだ。そのせいもあってか佐藤氏の作品が今後も再発されることが決まったという(先の「移動動物園」も含めてしかも文庫で)。
「パンとペン」についてはまた後日。今宵のBGMはグラムパーソンズ&フォーリンエンジェルズの「ライブ1973」元祖カントリーロッカーとも言われるグラムパーソンズの歌声は、いつ聴いても美しく切ない。それに絡む若きエミルーハリスのコーラスがまたたまらん。「周辺暮らしのロケンロール」と同じメロディーの「シックス・デイズ・オン・ザ・ロード」も収録。カントリーロック必需音のスティールギターも泣かせます。
BG酒はトリスハイボール。ではまた、ロケンロール!

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この記事に対するコメント

PRMC

全障研のみんなのねがいの定期購読もおすすめでっせ。と新年度を前にみんなのねがい編集委員からのコメントでした\(^O^)/

あねご #- | URL | 2011/01/26 23:40 * edit *

この不沈艦も、自分を変えたいと思ったときに五十嵐さんに教えてもらった本を読む。ちなみに読書は苦手。灰谷健次郎さんのエッセイ「林先生に伝えたいこと」その中に、(学ぶということは何かが変わることである)と記されている。自分を変えたいと思っても何を?どうやって?と悩む高校生には、ありがたく今でもお守りのように本棚にある。
今読んでいる本はって?MY LIFE OUTSIDE THE RING
わが人生の転落 著者ハルク・ホーガン。
子供のころ、ハルク・ホーガンが世界で一番強くてカッコよかった。
そう思っていました。
ライクーダーなら、ネームイズバディを聞いたことがあります。
アルバム全体で、バディが旅をするような内容であった記憶が・・・。

不沈艦 #- | URL | 2011/01/27 09:47 * edit *

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