周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

秘密基地 

2011/01/19
Wed. 00:21

16日の日曜日の夕方、下の娘の葉生との散歩帰り、いつも子供らが遊ぶ団地内にある八角堂公園の前を通ると、娘が「父ちゃんに見せたいものがある」と手を引っ張って行き、公園の出口にあたり、高台にある団地から下りる遊歩道にもなっている斜面の階段に連れて行かれた。
人気のないことを確かめながらぼくを案内する娘の後について、階段の途中から雑木林になっている斜面を進んで行くと、そこには細い木の枝を重ねて屋根にして、太い枝の柱で支えたなかなか立派な「秘密基地」があった。
基地の中には座れるように段ボールが敷いてあり、なんと外には上着をかける場所まである。娘の話では、3年生を筆頭に、葉生の姉である茜も含む10人くらいの小学生達で作ったという。しかし、4歳の葉生はまだ仲間に入れてもらえず、遊んでもらおうと加わろうとしても彼らの決めた労働(木の実を拾ったり、土で料理を作ったり、水を汲んだりなど)をちゃんと出来ないので追い返されてしまうとのこと。カミさんはこのことに憤慨して、お姉ちゃんである茜に「一緒に遊んであげなさい」と叱るが、茜は上級生に妹を入れてもらうよう進言する気はなく、自分の基地での役割に夢中になっていてそれどころではないらしい。なんでも仲間に入るには「契約」が必要で、女性と男性の3年生のリーダー2人がまず適当か判断し、最終的にみんなにはかって「契約」成立となるとのこと。なんだか微妙におかしい気がするが(笑)、ぼくも子どもの頃はよく秘密基地を作って遊んだものだ。
この自分達の秘密基地のことを、茜は宿題の作文に書いていた。みんなでやる労働や掟のことを楽しそうに話す娘を見ていたら、かつてガキ大将を中心に(ぼくもその一人)いくつも近所の子同士のグループがあって、自分のすべてだったその小さな世界の中で、時には抗争しながらめいっぱい真剣に遊んでいた頃を思い出した(そして家に帰ればテレビで「タイガーマスク」や「明日のジョー」がやっていて夢中で観た)。時代は変わり、微妙にアイテムも変わるが、子どもはそうして自然と「社会」ごっこをしてしまうものなのかもしれない。
だけど、葉生ちゃんはもうしばらく父を秘密基地にしていれば良い。
BGMは、かつてリチャードトンプソンが在籍していたフェアポートコンベンションの名作「リージ&リーフ」。69年発表のこのアルバム、全曲イギリスやアイルランドの伝承歌をロックにアレンジした歌。女性ボーカルのサンディー・デニーのけだるくのびやかな声がたまらない。トリップしそうな音楽だがしっかり土臭いのがサイコー!
BG酒は今宵も魚沼地酒「緑」でした。ではまた、ロケンロール!
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この記事に対するコメント

あらあら、胸がとってもワクワクする話ですが、今はとっても物騒な時代です。そういうこともしっかりお伝えくださいね!

あねご #- | URL | 2011/01/19 03:21 * edit *

涙がでるね~。この不沈艦も次男の末っ子。解るよ~解る。

不沈艦 #- | URL | 2011/01/20 07:31 * edit *

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