周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ75 

2011/08/04
Thu. 23:42

今日、我が職場で同志S嬢と共に大田区障害福祉課長と係長を迎え撃った。

課長はこれまで遭遇したどの課長よりも温和で、一見非常に気さくな腰の低い人であった。
しかし、その課長からの第一声は、まったくこっちの想定外(嫌な言葉)であり、要約すると以下の話だった。

「突然東京都が、来年度の共同作業所の補助金を出さないと言って来ました。ただし、さ来年度(2013年度)新障害福祉サービスに事業移行するという事業計画書を提出すれば、来年度だけ補助金を出すと言うのです。区としても厳しい財政状況なので、今以上の補助金は出せない(つまり区は補助金カットはしない)。しかし、こちらのやっておられる事業の意義も理念も承知している。何とかこちらをつぶさないために、理念はそのままで、とにかく事業移行してもらえないだろうか?」

隣の係長もフォローするように「都が今までどおりなら、こちらも当然「では来年度もこのままで」というだけで済む話なのですが、いかんせん都が作業所を失くすと言うのではどうしようもありません」と付け加える。

これはまったく前ぶれもなにもない話で、うちに来る前の知的障害者の作業所でも言われていなかったことだ。おそらく補助金の出方が、知的と精神とで違っていて、精神の作業所がしっかりと都の要綱で位置づけれているからだろうと思われる。

ぼくは動揺しながらも、看板だけを変えて中身は変わらずは有り得ない。自立支援法外事業だからこそやってこれた。自立支援法外だからこそ信頼を得てみんなが安心して来れている。それは区も知っているはずだ。
そもそもいまだに自立支援法内事業を、新障害福祉サービスと呼んでいること自体が間違いで、その廃止予定の制度の谷間を埋めてきた共同作業所の役割を、総合福祉部会も認め、新たな法の素案に今まさに位置づけられようとしている。せめて新法が出来るまでは作業所を残すべきであることを訴えた。

課長も係長も「うん、うん」と頷きながら聞いてくれたが、約45分間話はずっーと平行線だった。ぼくとS嬢は最後まで折れなかった。しかし、課長も係長も「どうにもしようがない」「言っていることは分かるが、このままではつぶれてしまうという話」と折れなかった。
最後は課長が、「とりあず、今回は第一弾ということで」と、次の話し合いを示唆して会談は終わった。

そして後に残ったのは、①このまま移行を拒否し、都からの補助金を失くし、わずかな区だけの地域活動支援センター補助金(今より1箇所につき1000万円近く減額)で縮小運営するか、②都に2013年度の移行事業計画書を出し、後1年だけ作業所の補助金をもらうかの、どちらも地獄の選択肢だけ・・・。

本当は区にとっては、他所と同じ「じゃぁ来年度すぐ移行します!」という返答がベストだったのだろうが。

主張を両者1歩も譲らず引き分けに終わり、それでも言いたいことを言い終えた後に、お互いの健闘を称え合うような清々しさは当然ながら微塵も無い。考えてみれば、結局彼らは今まで通り生き、健闘したもう一方のぼくらはこのままでは死ぬのだ。命の期限をいよいよ切られたのだ。

終了後、S嬢と会談の内容を振り返る。ぼくはしゃべり係、彼女は相手の言った言葉を聞き漏らさず書記した。その場で何を言ったのか、これが後々とっても重要なのだ。

とりあえずは、あまりに唐突過ぎるこの東京都の作業所補助金廃止(つまり作業所の廃止)の真偽を確かめるために、きょうされん(共同作業所全国連絡会)にTELしたが、きょうされんもまだこのことは知らず、早速明日調査して連絡をくれるとのこと。

会談時に「あげることは出来ないが」と前置きして、課長が見せてくれた都の資料には、今年度中に残る共同作業所の75%を移行させ、さらに残った25%を事業移行の踏み絵を踏ませた上で、来年度中に移行を確定させることが確かに書いてあった。しかし、この5年かけてやり切れなかった作業所の事業移行を、しかもすべてを就労継続B型と言う成果と効率をひたすら求める事業に移行させるなど、本気でやれると思っているのだろうか?
課長が見せたのは、実は区が勝手に作ったガセ資料ではと、2人でいぶかったがニセモノにも思えない。

一刻も早く手を打たなきゃというあせる気持ちが湧くが、気分が時間と共にどんどん沈んで行き、言葉も少なにひたすら沈思黙考したくなるばかり。すまんS嬢、気の利いたことが言えねぇ。今日はこれまでだ。残された時間もわずかだが、なぁ~に、そう簡単にやられてたまるかよ!
明日は作業所の海水浴に行くのを止めて、俺はひたぶる全身全霊で知恵を絞り、動けるだけ動く。悔いが残らぬように・・・。考えれば考えるほど都の作業所廃止は大ごとだし、都全体に大波紋を呼ぶ話だ。ならばそれを利用するしかあるまい。

この数日、このブログを読み、我が窮状に心を寄せ応援してくれたみなさんありがとう。とりあえず追い詰められはしましたが、まだまだ元気であります。また報告して行きますんでよろしく哀愁!

来週9日はテレビ収録だぁ~!!って、やってる場合か!あぁ~心はバラバラ(笑)。

今宵のBGMはビッグ・カントリーの本日届いたCD「ライブ・APRIL2011」。アル中の末自殺してしまったボーカル&ギターのスチュアート・アダムソンに代わってジ・アラームのマイク・ピータースがボーカルを務めた復活ライブ。マイクは最初から声ガラガラで悲壮感漂うが、徐々に調子を上げて行き、その頑張りが感動を呼び、違和感はなくなって行く。
ツインギターで奏でる哀愁のスコテッシュメロディーは唯一無比。中学の時「イン・ア・ビッグ・カントリー」を聴いて盛り上がった日々が蘇る。お約束の観客との大合唱が何だか涙を誘う。なんで死んだ!?スチュアートアダムソン!

BG酒はトリスハイボールでした。それでもまた、ロケンロール!
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この記事に対するコメント

大変な状況だと思います。
とにかく、みなさん体を大切に。
何か自分でも出来る事があったら言ってください。

山村タケサンシン #- | URL | 2011/08/05 00:17 * edit *

このブログを読んでると、プライベートとのギャップが大き過ぎて、ずっしり重いです。

都知事おろししかありません。

負けるな、ロケンロール!!!!!

あねご #- | URL | 2011/08/05 17:34 * edit *

これもまた私の生活の現実なんだよね。
たぶん、みんな本当は同じような状況の中で、意識的もしくは無意識に選択しているのでしょう。
弛緩したプライベートだけではないし、飲み歌うロケンロールだけではないし、福祉で働くだけではないし、人は多面体です。

出来れば勝ちと負けの向こうへロケンロール!

五十嵐正史 #- | URL | 2011/08/06 02:17 * edit *

一番大切なのは利用者が求めていること。利用者に必要なこと。
選択肢が2つになったとのこと。どちらも地獄らしいね。
行動や運動(もうやってるか)によって良くなって行けるように、
ブログを通して観ていることしかできない不沈艦でありました。
オレ結構叱られてるぜ~。だってスイッチの切り替わり解るもん。
あっつやべって感じ。
叩かれたことは無いね。マジで痛かったジャーマンとか地獄突きは憶えてるけど。

不沈艦 #- | URL | 2011/08/06 09:53 * edit *

不沈艦さんにも心配かけているようで・・・でもまぁこの通りですから。
さすがに茜にももうサソリ固めはかけません(笑)。

五十嵐正史 #- | URL | 2011/08/07 01:14 * edit *

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