周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ792 

2017/05/19
Fri. 23:41

本日衆議院の法務委員会で共謀罪が強行採決された。

次は衆議院本会議→参議院法務委員会→参議院本会議。またもいつもの冷たく機械的な我が国の議会制民主主義の儀式を経て法は成立か?議場に飛び交うヤジも議員たちが議長席へ詰めかけるいつものプロレス(本物のプロレスはこの1000倍素晴らしい)も含めて、すべて虚しい儀式に思えてならない。

個人的には共謀罪もさることながら、一足先に強行採決が進められている精神保健福祉法改悪に暗たんとさせられている。だからと言って本気で憤ると言うよりは一歩引いて嗤ってやりながら、たんたんと自分の一日を腐れた法に反して生きて行くことに魂を注ぎたいと思っているが。

ぼくは現在、心神喪失状態で重大な他害行為を行い不起訴処分となり、指定入院機関および通院医療機関で治療を受けて社会復帰した精神障害者を支援する医療観察制度に基づくケア会議に、地域の支援施設の立場で参加している。
今回の精神保健福祉法改悪が、昨年7月26日に起きた相模原事件の実行犯である植松被告のような人間を、精神科に措置入院した者から出さないようにするための犯罪防止目的であるように、医療観察法も2001年に起きた池田小学校児童殺傷事件の犯人である宅間被告のような人間を世に出さないために当時やはり強行採決されて作られた法制度だ。

しかし、宅間被告は精神鑑定の結果「責任能力あり」と判定され獄に繋がれたまま文字通りこの世からさっさと処刑されて消された。
そして、結局作られた法制度だけが残り、主に犯罪行為を犯した精神障害者がその制度の対象者とされて機能し続けている。

実はぼくは精神障害者の通所施設の運営と生活支援を行って糊口をしのぎながら、この法制度のことはほとんど知らなかった。施設で対象となった人と関わることになって初めてその制度の中身と実態を知り、足かけ3年に渡りケア会議に参加して来た。ケア会議には、対象となる障害者が利用する医療機関や支援機関が参加し(本人も必ず参加)法務省(共謀罪もまたここの管轄)の地方機関である法務局の社会復帰調整官が仕切る。
何度かこのブログでも書いたが、法務局の社会復帰調整官は実に真摯に仕事に取組み、対象である障害者に対しても高圧的な態度は一切なく常に本人の意志を傾聴しながら、関係機関との連絡調整(だけでなく対象者との親族との連絡調整も)を行い地域生活支援をぼくらと共に行っている(あくまでぼくが出会った調整官は)。それは少なくとも社会防衛、危険な精神障害者を地域で管理するという姿勢ではなく、その人が新たな生活をやり直して行くための道筋を共に作るというもので、ぼくはその作業に出来る限り積極的に協力しようとして来た。そして、このケア会議を含めた医療観察は例外を除き3年で終了する。依頼を受けて制度終了後の連絡調整役を担うことになったぼくは、この会議自体をこれで終了し本人を解放したいと考え会議の他の参加者もその意向に合意してくれるものと思っている。

この法制度の是非を一たん置いて、利用の仕方としてはぼくが関わったやり方が今のところベストなのではないかと思っているのだが、このケア会議には法務省の役人は参加しているものの、警察は参加していない。医師のご聖断を仰ぐばかりでろくな議論もなく会議が終わるということも(そういう会議はままある)これまで一度も無かった(業務の都合上医師の参加はまれではあったが)。
現在国会で強行採決が進められている精神保健福祉法改悪は、まだ「犯罪を犯す怖れがある」状態と判断され犯行前に精神科に措置入院させられた人(植松被告もそうであった)を退院後も地域で管理的に生活支援し続けるという建前なのだが、その為に設けられる精神障害者支援地域協議会には、医療観察制度のケア会議でも出席していなかった警察が参加することが明記され、ケア会議では必ず本人が参加したがこの協議会には本人参加はあいまいにされ、本人抜きで警察も交えた関係機関の担当者が本人について話し合い決めることが出来てしまうのだ。なぜ警察がなのかはこの法改悪の本音を悪びれも無く晒している。つまり、再発防止と言う名の社会防衛策以外の何ものでもないということだ。しかもアホらし過ぎる安直な発想での。精神保健福祉にド素人の警察はクソの役にも立たない。こんな協議会に参加するより、交番にしゅっちゅう来てちょっと意味不明な訴えをする人の話し相手になってあげたりして、地域で暮らすそんな人をやんわりと見守っておれば良い。

この精神保健福祉法の改悪はぼくが関わった医療観察制度へと必ずや連動する。せっかく現場の人間の裁量で制度の対象となった人に寄り添い地域生活支援の為に運用出来たものが、こうやってアホな為政者の飽かずに繰り返す強行採決によって壊されてしまうのかと思うとさすがに嗤う気力も失せる。それにしても法務局の現場の一職員はとても好感持てるのに法務省のやってることと言ったら…。いや法務省だけでない。文科省、防衛省、厚労省、環境省etcすべての組織は大なり小なり腐っているのだろう。それはきっと体制反体制問わずだろう。

自民党と公明党とおおさか維新、こいつらは支持者も共にとんでもない歴史的悪法成立の強行採決に、飽かずに何度も手を染め直接手を下した極悪下手人としてこの星に日が昇る間は語り継がれるだろう。そのことを恥じない神経がぼくには信じられないが、心あるならたった今すぐに支持を止めた方が良い。だからと言ってどこに変えれば救われるというものではない。とにかくそこから離れて個になるべきだ。

今宵のBGMは、知念良吉師匠の大名盤「オキナワンボーイの喜怒哀楽」。あるぽらんライブいよいよ明後日21日です。あるぽらんで会いましょう!
BG酒はブラックニッカハイボールでした。明日は小学校の運動会。暑そうだな~昼呑みしながら観たいな~。ロケンロール!
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